SC-A271 [ブラック] レビュー・評価

2025年10月 1日 発売

SC-A271 [ブラック]

“挽く・蒸らす・淹れる”が全自動で楽しめるベーシックモデル

最安価格(税込):

¥12,980

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容量:4杯 コーヒー:○ タイプ:ドリップ式(全自動) SC-A271 [ブラック]のスペック・仕様

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SC-A271 [ブラック]シロカ

最安価格(税込):¥12,980 (前週比:±0 ) 発売日:2025年10月 1日

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(カテゴリ平均:4.24
集計対象0件 / 総投稿数2
  1. 5 0%
  2. 4 0%
  3. 3 0%
  4. 2 0%
  5. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感 無評価 4.40 -位
使いやすさ ボタンの配置や、機能など 無評価 4.26 -位
機能性 さまざまなコーヒーを作れるか 無評価 4.09 -位
保温性 保温性は優れているか 無評価 3.86 -位
手入れのしやすさ 洗いやすさ 無評価 4.01 -位
サイズ 省スペース性・コンパクトさ 無評価 3.98 -位
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多賀一晃さん

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プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。

主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む

満足度4
デザイン5
使いやすさ4
機能性5
保温性3
手入れのしやすさ4
サイズ5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

本体。フロントビュー。ユーモラスなデザインがいい。

本体。サイドビュー。水タンクに水を入れる、水量をチェックするのは、こちらから。

コンソール。選択肢は多くはないが、これでも好みを反映できる。

内部。使用前。抽出されたコーヒーは横のコーヒー溜まり、サーバーに移される。

使用後の状態。

重要パーツは、完全取り外し、完全洗浄が可能。

最近よく思うことがある。
コメとコーヒーは似ているなということだ。

米は非常に優れた保存食であり、精米前の状態だとかなり持つ。
しかも精米前は風味が落ちにくい。米自体が種であることを考えれば当たり前のことだ。ただし、熱・湿度・虫には気を付けなければならない。今ではエアコン付きの倉庫で保管されているので、備蓄米が食べられないほど食味が劣化することはまずない。
精米後は、守られた状態でないので風味の劣化は激しい。目安は1ヶ月と言われている。

コーヒーもそうだ。焙煎前の生コーヒー豆は種であり、劣化しにくい。ただ、熱・湿度・虫には気を付けなければならない。焙煎後はほぼ1ヶ月が飲み頃。豆を引いてしまうと、数日。粉にするということは表面積を広げるわけで、使いやすくもなるが、劣化もしやすくなる。

コーヒーを美味しく飲むための1つの条件は、保存はコーヒー豆。ひきたてを飲むのが1つの手だ。単純ではあるがお金もかかる。グラインダー(ミル)を購入する必要がある。本格的なグラインダーはかなり高価な家電で、1万円するのは当たり前だ。特にコーン式(石臼式とも言われる)は高く、数万円する。

元々嗜好品であるコーヒーは、美味しく飲もうとするとかなり金を注ぎ込まなければならない。カフェも増えたし、コンビニでもその場で豆を挽いて淹れるのが当たり前になった。高いと言われる、カプセルコーヒーより高いモノもある。スタバを使うのがカッコいいとして、お小遣いを使い果たした学生もいると言う。その上、コーヒーと名前が付けられているが、コーヒーではないとも言われる缶コーヒー類も軒並み値上げ。100円が120円になる位ならまだしも、160円はないだろう。

こうなると、水筒にコーヒーを詰めてということになるが、1杯分では足らない。3?4杯欲しいところだ。

こうなると、1杯ずつ淹れるカプセル型では追いつかず、昔からあるコーヒーメーカーが恋しくなる。何故コーヒーメーカーかというと、コーヒーを水筒に入れるのは出がけ。バタバタするからだ。

で、今回、シロカのコーヒーメーカーをテストしてみた。

シロカをチョイスした理由はシロカのいい意味での汎用性を持つからだ。最近のコーヒーメーカーはバリスタA氏が監修しましたというモデルがよくある。
他の家電でいうと高級炊飯器によくあるパターンだ。

が、スーパーにはバリスタが使うような豆はほとんど置いていない。
普通のコーヒーメーカーで使う豆は「上島珈琲店(UCC)」「キーコーヒー」だ。またカフェのレギュラーは、エスプレッソをお湯割りして作る場合も多い。

こんな中、頼りになるのはメーカーの開発スタンス。シロカは、メニューの1つ1つを繰り返し作り、いいものだけをチョイスする。ベーシックモデルにも、経験だけでなく、その都度チェックをする。当たり前の様に思う人も多いだろうが、試飲は人件費の塊。節約を強いるメーカーもあると聞く。

しかもシロカのモデルは「カフェ箱」に代表される様に小型。その中に、グラインダーを入れて、ドリップできるようにしてある。そしてかなり美味しい。街中のカフェと競えるレベルに仕上がっている。なお当モデルは「カフェ箱」の名称は冠されていない。

また、使い勝手もいろいろ工夫されている。特にグラインダー部、などの処理はよく考えたなぁと思う一方、水を入れるのは横から、また水タンクが取れないなど、水投入口が小さいなど、不便さもある。

が、テーブルの上に置いても全く邪魔にならない。使ってみると隣の相棒という感じなのだ。ベーシックモデルながら、使って嬉しいモデルだ。安価な炊飯器でも、きちんと扱えば、それなりに美味しく炊けるのに似ている。

高いモデルを買うのは、コーヒーをよくわかってからでいいのでは、そんなことも考えてしまうモデルだ。

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神野恵美さん

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プロフィールライター・編集者。家電評論家。ウェルビーイング研究家/プランナー/プロデューサー。

書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、…続きを読む

満足度4
デザイン4
使いやすさ4
機能性3
保温性3
手入れのしやすさ3
サイズ5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

操作部にタッチパネル式のLEDディスプレイを採用。サーバーはガラス製

給水タンクは固定式。ピッチャーなどで直接水を入れる

ミルはプロペラ式

 

従来モデル「SC-A352」(右)との比較

タンクが取り外せる仕様の従来モデル(左)に比べると奥行がコンパクトになっている

 

シロカの全自動コーヒーメーカーの新モデル。10月上旬に行われた、メーカー主催の内覧会でチェックした。

抽出方式はドリップ式。豆挽き〜蒸らし〜抽出まで全自動で行うコーヒーメーカーのベーシックモデル。初代の発売から10年を迎えたロングセラーの製品の記念モデルとして、新たに高度な機能が採用されている。

本体サイズは幅17.3×奥行22×高さ27センチ、重量(サーバー含む)約2.2キロと、コンパクト+軽量なサイズが特徴。

消費電力600W。給水タンクの最大使用水量約580mLで一度に4杯分まで抽出できる容量。タンクが取り外せない構造になっているぶん、従来モデルよりもコンパクトな設計となっている。

コーヒーの油分まで抽出できる「メッシュフィルター」を採用。豆本来の風味を引き出し、コクのあるコーヒーが抽出できる。コーヒー粉からのドリップにも対応している。

「テイスト選択機能」も搭載。蒸らし時間の長さを変えることで、すっきりとした飲みやすい仕上がりの「マイルド」と、コク深いしっかりとした味わいが楽しめる「リッチ」の2種類から選択できる。

本体前面の操作部にはタッチパネル式のLEDディスプレイを採用。直感的に操作ができ、拭き掃除もしやすい。指定した時間にコーヒーを淹れられる「タイマー予約機能」も搭載する。

コンパクトながら豆挽きから全自動のコーヒーメーカーとして長年人気のモデルが10周年を記念に高等、上質化されてリニューアル。大きなコーヒーメーカーは設置できないものの、全自動を所望するユーザーにとっては気軽に導入できる製品だ。

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