ふっくら御膳 RZ-Z100JM(C) [絹成] レビュー・評価

満足度：—

（カテゴリ平均：4.23）

満足度ランキング—位

集計対象0件 / 総投稿数1件

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2. 4 0%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	無評価	4.31	-位
使いやすさ ボタンの配置や、取っ手などの使いやすさ	無評価	4.23	-位
炊き上がり ふっくらしたお米が炊けるか	無評価	4.30	-位
サイズ 省スペース性・コンパクトさ	無評価	4.12	-位
手入れのしやすさ 掃除のしやすさ	無評価	4.13	-位
機能・メニュー 機能やメニューの豊富さ	無評価	4.20	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[多賀一晃]

2025年11月30日 11:04 [1997481-1]

満足度	3

デザイン	5
使いやすさ	5
炊き上がり	3
サイズ	5
手入れのしやすさ	5
機能・メニュー	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

ご飯としての美味しさがやや欠けている。片鱗はあるので残念。

外観。形はオーソドックスだが、白はかなり新鮮。樹脂の手触りも良い。	コンソール。こちらもオーソドックスなレイアウト。	内ぶた部分が「給水レスオートスチーマー」になっている。蒸らしで活躍する。
内側。銘は「大火力沸騰鉄釜」。鉄とアルミがメイン素材。	内側には沸騰を促す凹凸が施されている。	コシヒカリを炊き上げた時。キレイに炊けているが、おネバが見えない。

今回の日立のカタログには「最高 1.5気圧」「最高 111℃」の文字が踊っている。私もカタログを作ったことがあるが、この様に数字を前面に押し出したカタログは何が言いたいのかがわかりにくいものが多い。今回もそう。何故、1.5気圧が良いのか、語られていないからだ。

例えば、圧力鍋は1.8-2.0気圧、115-120℃が普通だ。このような知識を積み重ねていくと、炊飯という調理の本質が見えてきてなるほどと思えるが、残念ながら今回は「最高 1.5気圧」「最高 111℃」と書かれているだけ。要するに何が肝であるか、よくわからない。

メーカーより新モデルを貸し出してもらい、テストチェックすることにした。

【デザイン】
形はオーソドックスだが、久しぶりの白（生成）。かなりキレイ。
が、一番違っているのは表面のシボ（細かな凹凸）を付けること。
汚れにくいし、手触りが良い。

【使いやすさ】
普通。

【炊き上がり】
２種類の米で何度か、炊いてみた。
茨城産のコシヒカリ（新米）は、米粒１つ１つはそれなりだが、米の粘り気などがそんなに外へ出ていなくて、ご飯としては、まあまあの炊き上がり。
新潟産のミルキクイーン（新米を玄米で購入。精米は山本電気の精米器で行った）は、水気が多すぎる感じ。何度か、トライしたが、傾向は変わらず。
同社、最高級の炊飯器なので、辛めに評価。

【サイズ】
普通。

【手入れのしやすさ】
かなりいい。内ぶたにオリジナル技術の給水レスオートスチーマーを導入しているが、樹脂部はシボ加工してあり、変なものが付かないようなっている。

【機能・メニュー】
十分なレベル。

【総評】
食味から、美味しいご飯になりかかっているのがわかるのだが、あと一つ足りない感じ。が、ここは高級炊飯器の肝なのであえて、厳しく評価させてもらう。
ご飯の面倒臭さは、米粒も美味くなければならないが、それがまとまったご飯としても美味しくなければならないこと。当モデルは、ご飯としての美味しさがやや欠けている。

高級炊飯器の存在理由は単純。「美味い」こと。「速い」スポーツカーみたいなもの。速くないスポーツカーは、ダサい。
高級モデルに「合わせ一本」はない。が、片鱗は感じられるので、次は有無を言わせない「美味しさ」を期待したい。