ES-12X1-HL [グレイングレー]
- 上質な乾燥と省エネの両方を実現し、洗剤投入&掃除も自動でできる「プラズマクラスター」ドラム式洗濯乾燥機(左開き)。
- 乾きにくい衣類もふんわりカラリと乾燥でき、専用コースでタオルが長持ち。省エネ&低騒音だから、電気代や時間帯を気にせず洗濯できる。
- 頑固な汚れも「マイクロ高圧洗浄」でパワフルに洗う。乾燥フィルター、乾燥ダクト、洗濯槽、ドアパッキンなどを自動で掃除する。
最安価格(税込):¥259,976
(前週比:-29,320円↓
)
発売日:2025年 9月11日
プロフィールライター・編集者。家電評論家。ウェルビーイング研究家/プランナー/プロデューサー。
書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、…続きを読む
2025年9月12日 09:52 [1985013-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 使いやすさ | 4 |
| 洗浄力 | 4 |
| 静音性 | 無評価 |
| サイズ | 4 |
| 機能・メニュー | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
ドア部のデザインが変更。ドラム槽の開口部のみの丸い一般的なドアの形状に |
自動洗剤投入機能用のタンク |
自動洗剤投入機能用のタンクの新旧比較。従来モデル(左)の600mLから950mLに増量 |
![]() |
![]() |
![]() |
自動お掃除機能付きの乾燥フィルターを搭載 |
操作部もドア部から独立した設計に |
モモンガファンの形状も変更。風量がアップして省エネ性が高まり、乾燥時のシワも抑制 |
シャープのドラム式洗濯乾燥機2025年フラッグシップモデル。8月下旬に行われたメーカー主催の新製品発表会でチェックした。
ヒートポンプにサポートヒーターを組み合わせた当社独自のハイブリッド乾燥方式「ハイブリッド乾燥NEXT」を搭載したフラッグシップモデル。
本体サイズは、幅64×奥行71.9×高さ112センチ。洗濯容量12キロ、乾燥容量6.0キロ。
新モデルの特徴は、まずはデザインが一新されたこと。以前のモデルでは、ドア部分が長方形の板状の設計で、少し尖ったデザインはスタイリッシュではあるものの、面積が大きく、間取りや家具の配置によっては開閉時に不都合が生じて、設置がしづらい問題点が解消された。他の一般的なドラム式洗濯機と同様に、ドラム槽の開口部のみの丸いドアとなった。とはいえ、シンプルでスリム、直線的で水平垂直の落ち着いたデザインは以前と変わらず。従来よりもマイルドな印象のデザインになったため、どんなスタイルのサニタリー空間にも調和しやすいだろう。これまでのドアと操作部が一体化した設計から分離した設計となったことで、操作部が大きくて見やすくなったのも利点だ。奥行が2センチ短くなったことも、従来モデルよりも設置性が高まったポイントだ。
温度・湿度センサーで乾燥運転の開始時に衣類から発せられる湿気の量などから素材を見極め、乾きやすさを判別し、運転中は衣類の乾き具合を細かくセンシングしながら衣類を温めるサポートヒーターと衣類から出る湿気を除湿するヒートポンプを組み合わせて効率的に制御する高度な機能を搭載する。これにより、乾きにくい衣類の乾燥ムラも抑制し、仕上がり時のシワも軽減してくれる。
消費電力量は、洗濯(12キロ)〜脱水時65Wh、洗濯〜乾燥時(6キロ)590Wh。標準使用水量は、洗濯(12キロ)〜脱水時77L、洗濯〜乾燥時(6キロ)49L。こうした高度な乾燥システムなどにより、省エネ性、節水性はいずれも業界トップクラスの水準で、初期投資用の費用は高めだが、ランニングコストと仕上がり、利便性はやはり相応の満足度が得られるだろう。
従来から搭載されている洗剤の自動投入機能の液体洗剤・柔軟剤自動投入タンクは、容量がアップ。600mLから950mLに増量し、補充の頻度が少なくなった。さらに液だれ防止のための機構を新たに採用し、タンクのお手入れがさらに簡単になるなど細かいところにも配慮をしている。
新たに「タオルケアコース」を追加。天日干ししたようなカラリとした仕上がりの「カラッとタオルコース」、パイルを立たせてふんわりと仕上げる「ふわっとタオルコース」の2タイプの仕上がりが可能になった。いずれも洗濯から乾燥の各工程でタオルの傷みを抑える制御を行い、最後の乾燥工程において独自のハイブリッド乾燥技術と温度・湿度センサーにより、約50℃の低温風で仕上げ乾燥を行うことでパイル(タオルのループ形状の繊維)のつぶれを抑えて、洗濯により徐々に低下していくタオルの機能性の寿命を延ばすユニークな機能だ。
前年モデルで搭載された独自の生物模倣技術「ネイチャーテクノロジー」を活用した「モモンガファン」と呼ぶ、乾燥用ファンもわずかに改良されている。送風効率を高めるために、モモンガの滑空姿勢を模倣・応用した形状のファンで、新モデルでは微妙な設計変更で、洗濯槽内に送り込む風量がさらにアップして乾燥効率が上がり、省エネ性の向上に加えて、乾燥運転後のシワもさらに抑えられるとしている。
従来モデル同様に、独自機能の「マイクロ高圧洗浄」搭載。使用水量を抑えながら、衣類の繊維に残る洗剤成分をしっかり洗い流せる。その他、「乾燥フィルター自動お掃除」機能や「乾燥ダクト自動お掃除」機能、「洗濯槽自動お掃除機能」や「ドアパッキン自動洗浄(抗菌・防カビ加工)機能」といった
シャープのドラム式洗濯機としてはフルスペックの機能を備え、お手入れ性と、清潔性も優れている。
洗濯(12キロ)〜脱水時の運転時間は約35分、洗濯〜乾燥時(6キロ)の運転時間は約150分。
Wi-Fi機能も搭載。スマホアプリを通じて、本体にはないコースをダウンロードして追加したり、設定の変更、エラーや洗濯終了の通知などを行ってくれる。
洗濯機で初めて、シャープの生成AIサービス「COCORO HOME AI」にも対応。洗濯機の使い方をはじめ、衣類の種類に応じた洗い方など洗濯に関する質問をスマホアプリ「COCORO HOME」で入力することで、生成AIが取扱説明書や製品FAQなどのデータベースを参照し、自然言葉で回答する。洗濯物の種類や希望の洗い方に合わせた専用のダウンロードコースの提案なども行う。
個人的にはドア部分の問題が解消されたことで、より多くの家庭で設置が可能になったことを評価している。価格は決してお安くはないものの、そのぶん欠点も少なく、シャープの洗濯機の最高峰の技術・機能がすべて詰め込まれた、現在の日本市場においては最高水準のハイエンドなレベルの高い一台だ。
参考になった21人
このレビューは参考になりましたか?![]()
洗濯機
(最近3年以内の発売・登録)
新着ピックアップリスト
-
【Myコレクション】Windows11対応でCPU換装とディスク増強
-
【Myコレクション】pc
-
【Myコレクション】メインアップグレード最終稿
-
【Myコレクション】自作パソコン
-
【Myコレクション】SUBPC 2025 WHITE
(洗濯機)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス
















