最安価格(税込):¥35,604
(前週比:-328円↓
)
発売日:2025年 9月 1日
- 5 0%
- 4 0%
- 3 0%
- 2 0%
- 1 0%
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| デザイン |
無評価 | 4.31 | -位 |
| 使いやすさ |
無評価 | 4.23 | -位 |
| 炊き上がり |
無評価 | 4.30 | -位 |
| サイズ |
無評価 | 4.12 | -位 |
| 手入れのしやすさ |
無評価 | 4.13 | -位 |
| 機能・メニュー |
無評価 | 4.20 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
プロフィールライター・編集者。家電評論家。ウェルビーイング研究家/プランナー/プロデューサー。
書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、…続きを読む
2025年11月1日 08:47 [1993240-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 3 |
|---|---|
| 使いやすさ | 無評価 |
| 炊き上がり | 無評価 |
| サイズ | 4 |
| 手入れのしやすさ | 4 |
| 機能・メニュー | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
本体内部 |
釜底トリプルリングIHと胴回りの4重ヒーターを採用。胴周りに炭コートも施されている |
内ふた。炭コートが施された放熱板から遠赤外線を放射する |
![]() |
![]() |
|
側面 |
側面(フタを開けた状態) |
三菱電機のIHジャー炊飯器「備長炭 炭炊釜」シリーズの2025年モデル。8月下旬に行われたメーカー主催の展示会でチェックした。
三菱のIH炊飯器は、内釜に本物の炭を採用した「本炭釜 紬」「本炭釜」が上位モデルにあたる。本シリーズは、備長炭コートを施したシリーズで、その中では本製品は、釜厚3.5ミリの5層構造の内釜を採用し、銘柄炊き分け機能などより多くのコースを備えた仕様の高い上位モデルとなる。
本体サイズは幅23.7x高さ22.7x奥行29.3センチ、重量5.1キロ。5.5合炊きのモデルで、他に10合炊きモデルもラインナップしている。カラーは、黒曜(ブラック系)と白亜麻(ホワイト系)の2色を展開する。
内釜は、ダブル備長炭コート炭炊釜「熾火(おきび)」を採用しているのが特徴。厚さ3.5ミリの熱伝導性の高い5層構造の金属釜が大火力を生み出し、熱がより均一に伝わりやすく、粒立ちの良い炊き上がりを実現する。さらに、ダブル備長炭コート「熾火」による炭の効果でごはんをふっくら炊き上げられる。
胴周りや放熱板も炭コートを採用。遠赤外線をごはん全体を包み込むように放射することで、粒立ちのよいごはんに炊き上げてくれる。
なお、内面に100万回洗米ハードコートが施された内釜は3年保証。
ヒーター部は、「釜底トリプルリングIH」と、胴回りの4重ヒーター、ふたヒーターの8重のヒーターを採用。全方向から内釜を包み込むことで米全体に熱を伝え、しっかりと粒感を立たせる。
本体と内釜の隙間を塞ぐ「熱密封リング」により、熱を逃さず効率よく加熱できる。かまど炊きの要領で、大火力で一気に温度を上げて連続した沸騰を維持し、強火を絶やさず、じっくりと熱を伝えて米の旨味を引き出すのも特徴だ。
超音波振動で吸水を促し、浸け置きなしでもふっくらと炊ける。設定した炊き方に合わせて超音波を調整して米の旨味を引き出すため、冷めてもおいしさを維持できる。
炊飯メニューは、白米・無洗米・長粒米・玄米・炊込み(白米/無洗米/玄米)・雑穀米(白米/無洗米/玄米)・おかゆ・中華粥(長粒米/白米/無洗米)・おこわ・すし(白米/無洗米)・麦飯(白米/無洗米)・炒飯。他にも、7銘柄に対応した「銘柄芳潤炊き」や、少量炊き、冷凍用、急速コースなども搭載。手軽においしく、多彩なヘルシーメニュー調理ができる「低温調理」モードも搭載し、準備した材料を保存袋に入れて、温度と時間を設定するだけで、その場を離れても調理が行える
毎回のお手入れが必要な部品は、内釜、内ぶたの2点。
本炭釜を使用したフラッグシップモデルに比べると、5万円以下の比較的手頃な価格で、機能や基本性能も上級。スクエアな外観も長年の三菱の炊飯器らしい意匠で、キッチンにスッキリと収まりやすく、万人に受け入れられやすい良機だ。
参考になった1人
このレビューは参考になりましたか?![]()
プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。
主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む
2025年9月28日 06:57 [1987647-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 使いやすさ | 5 |
| 炊き上がり | 4 |
| サイズ | 5 |
| 手入れのしやすさ | 5 |
| 機能・メニュー | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
炊飯器外観。写真だと分かりにくいが天面はシボ加工。他の面は光沢仕様。 |
フタを開けたところ。毎回洗うのは、内釜と内ブタの2つ。 |
三菱は炊飯に「圧力」を使わない。蒸気回収ユニットだけある。 |
![]() |
![]() |
![]() |
内釜。銘は「熾火」。個人的には良さが伝わってこない。 |
赤いのが熱密封リング。本炭釜レベルの発熱はできないことがわかる。 |
炊き上がり。かなり美味しいが、十分満足とは言えない。 |
三菱は、高級炊飯器というカテゴリーを切り開いたメーカー。2006年に美味しさに技術を全振りした炊飯器を出し、それが認められてカテゴリーができた。
その時の作ったのが「炭釜」。日本の炊飯は「炊き干し」法と呼ばれる。読んで字の如く、98℃以上の温度で20分以上連続沸騰させ、水を蒸発させる炊き方だ。
江戸時代から、連綿と続く炊飯の極意は「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ、じゅうじゅう吹いたら火をひいて、ひと握りのワラ燃やし、赤子泣いてもふた取るな」だが、この唄が、炊飯時にしなければならないことを、全て物語っている。
初めは弱火から始まる。「はじめちょろちょろ」の部分だ。
この間はゆっくり温度をあげて行きながら、米粒に吸水させる。本来は、米研ぎから炊くまでに、吸水時間を設け、吸水させる。この吸水で味がかなり違う。江戸時代、炊飯は一人の人がすることが多かったが、プロの場合は、「研ぎ師」「炊き師」に分かれており、給金は研ぎ師の方が多かったという。吸水が重要だったからだ。
今は炊き初めてから、水温が上がる前の間に整える。江戸時代と異なり、保存時に抜ける水分が少なくなったため、これでも良いのだが、中まで十分な水分が入っていないと米は不味くなる。古米が不味いと言われる理由は、当年米に比べると水分が抜けているためだ。
特に倉庫にエアコンが設置されていない時代は、
当モデルには、漬け置きしなくても、吸水させられる「可変超音波吸水」機能が搭載されている。最近は、火力をアップはほぼ限界に近いため、吸水サポート機能に注目が集まっている。
次は「 中ぱっぱ」。ここで98℃以上20分の連続沸騰を行う。当然強火だ。沸騰だけでなく、熱対流で中の米粒を右往左往させる。いわゆる米がおどる状態だ。この連続沸騰をいかに上手くするかで、ご飯の味は全然変わる。全メーカー、一番力を入れて開発を行う。
まずメーカーが眼を付けたのが、「内釜」。電気は、直火に比べると火力が弱い。このため、三菱は「炭釜」、タイガーが「土鍋釜」、象印は「南部鉄釜」を使った。普通の内釜は「ステンレス」と「アルミ」を重ねて作る。ステンレスは発熱、アルミは熱伝導という役割を負う。
それをカーボン、粘土で作るわけなので、ちょっとやそっとでは製造できない。数ヶ月かかる。三菱とタイガーの内釜は、今でも基本変わっていないが、象印は内釜の重さのため、毎日使うのは無理と判断。別の内釜に変更した。
生産の不自由さを嫌ったためか、パナソニックは内釜より、プログラム開発に力を入れた。そうして「おどり炊き」ができる。また前述の象印は、IHの取り付けを工夫して「炎舞炊き」を作る。双方とも、内釜依存度を少なくし、生産的な余裕を確保している。
同じ江戸時代からの唄を元にしているのだが、メーカーにより使う技術は変わる。加えて、メーカーも最高モデルのみ作っていれば良いといいものではない。
数種のモデルで形成されるラインナップを作らなければならない。
三菱の場合は、5種類。
まず、本格的な炭釜「本炭釜」を使用したモデルは2種。
「本炭釜 紬」と「本炭釜」がいわゆる元祖炭釜。カーボンの結晶から削り出した正真正銘の炭釜だ。
次が「炭炊釜」。こちらは、通常のステンレス(IHによる発熱担当)とアルミ(熱伝導担当)を組み合わせ作ってある。そして、その外側に備長炭コート 熾火と呼ばれるコーティングを2層設けてある。釜全体を包み込み保温性を上げている。「炭」という漢字は用いられているものの、それを気にせず、標準レベルだと考えるとよい。ここに2モデル。ホームページには4モデル並べられているが、5合までのモデルと1升までのモデル。サイズ違いである。
しかし、「熾火」とは何というネーミングであろうか。
熾火というのは、着火した薪や炭が炎を上げず芯の部分が真っ赤に燃えている状態。炎が上がっていなくても非常に高温。煙も少なく、火力が安定しているので、焼き調理にベスト。魚、焼き鳥など、日本でお馴染みの焼き物は熾火で作るのが一番。
しかし炊飯は「薪」を使う。安定し、じわっとくる火ではなく、連続沸騰できるパワーが重要だからだ。このため熾火のイメージはない。何故「熾火」と名付けたのか、よくわからない。
炊いてみると、感動的なレベルではないですが、毎日の食事としては十分美味しく炊ける。ただし「本炭釜」の内釜使用モデルには敵わない感じです。
三菱で究極のお米を追求するなら、「本炭釜」がおすすめ。
逆に標準炊飯器によくあるのは、「調理」機能だ。炊飯器は密閉度がいいので、無水鍋でできる調理は大得意。こうなると「熾火」の名称がピッタリ来る。
とにかく標準炊飯器は、単なる炊飯器としては少々高く、また究極までは美味しくないというちょっと半端な状況を感じる。
中途半端と言えば、備長炭 炭炊釜 NJ-VP10Hは本体天面はシボで、他の面は光沢。首尾一貫していない。悪くはないのだが、ラインナップのポジションと同じ様にちょっと中途半端な気がする。
備長炭 炭炊釜 NJ-VP10Hは、そう言ったモデル。自分がどんなご飯を食べたいのかをよく考えて買わないと、いろいろなモノが熟成せず押し込められている感じで、後悔するかも知れません。
- 比較製品
- 三菱電機 > 本炭釜 紬 NJ-BW10G
参考になった4人
このレビューは参考になりましたか?![]()
炊飯器
(最近3年以内の発売・登録)
新着ピックアップリスト
-
【Myコレクション】pc
-
【Myコレクション】メインアップグレード最終稿
-
【Myコレクション】自作パソコン
-
【Myコレクション】SUBPC 2025 WHITE
-
【欲しいものリスト】a
内釜とフタが本体内で乾燥可能!東芝「真空圧力IH」小容量モデル
(炊飯器 > 真空圧力IH RC-6MGX(W) [グランホワイト])
4
神野恵美 さん
(炊飯器)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス






















