ヘルシーシェフ MRO-S8D(K) [ブラック] レビュー・評価

満足度：—

（カテゴリ平均：4.07）

満足度ランキング—位

集計対象0件 / 総投稿数1件

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3. 3 0%
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評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	無評価	4.34	-位
使いやすさ ボタンの配置や、出し入れのしやすさなど	無評価	4.10	-位
パワー 火力の強さ	無評価	4.17	-位
静音性 運転時の騒音	無評価	3.74	-位
サイズ 省スペース性・コンパクトさ	無評価	4.07	-位
手入れのしやすさ 掃除のしやすさ	無評価	4.24	-位
機能・メニュー 付加機能や調理メニューの数は多いか	無評価	4.00	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[多賀一晃]

2025年11月30日 19:02 [1997546-1]

満足度	4

デザイン	4
使いやすさ	4
パワー	4
静音性	3
サイズ	3
手入れのしやすさ	4
機能・メニュー	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

アイディアはいいが、ディテールの詰めが甘い。次回に期待。

下面。重量センサーが剥き出し。	スチーム小皿。海外では普通。	オートメニューはここまで減らされた。
コンパネは普通の使い勝手。	番号で操作は、やりにくいだろう。	追加のメニューシール。

今までやってきたことを止める。そして再構築。言うは易いが、行うは難し。ある意味常識を見直すことだ。

例えば、トースト機能。基本とも言える食パンを焼くと言う行為をオーブンレンジは苦手だ。基本片面ずつ焼かなければならない上、5分以上かかる。しかも余り美味しく焼けない。
トーストは、十数万円するオーブンレンジより、数万円のオーブントースターが上。速いし、美味しく焼ける。

何故だろうか。その答えはサイズと距離だ。現在、美味しいと評判のトースターは、ヒーターとの距離が短い上、ヒーターが強力なのが特徴。
これを大きなオーブンレンジでしようとしたら、上のヒーターに一番近づける。それでも距離があるのでなかなか焼けない。特に裏側はヒーターとの距離があるので同時に焼けない。このため、焼くのに時間がかかる上、途中でひっくり返す、そして時間がかかるので水分コントロールが不十分と言う驚くべき状態になる。

このためユーザーは諦めて、オーブントースターを購入する。かくして狭い日本の台所には、トースター機能を持つ家電が数台あることが多い。
が、基本的な料理でもあるトースター機能を取り去るメーカーはなかった。が、日立は、トースター機能他、余分なものを取り去り、機能を再整理したオーブンレンジを作った。それがヘルシーシェフMRO-S8Dだ。
あまりにも感心したので、メーカーより機材を借りてテストした。

実際に見ると、機能を整理するときに、おっと思うことも提案されている。

その最たるものが、床板をなくしたこと。日立独特の重量センサーが丸見えである。日立の電子レンジは中央に置くのが基本だが、かなり狙って中央に置いた方が良いことがわかる。

次にオートメニューは、基本的なもの、よく使われるものを除いて削除。どんどんシンプル化していく。

一方、加えられたものもある。スチーム小皿だ。オーブン使用時に、水を入れ乾燥を防ぐ。欧州のちゃんとしたオーブンには加水機能が設けられている。

が、このモデルは、まだ進化途中であり、欠点も随所に見られる。これは私が借りたモデルだけかもしれないが、開きにくい。

また、足に滑り止めが付いていない。このため扉を開けようとすると、ズルズル動くのだ。これはちょっとまいった。

また、後付けのメニューNO.シールが同梱されていた。要するに開発期間が足りていないのだ。

このモデルは、今後の電子レンジがあるべき１つの姿を示しているのだが、まだ基礎が整理された状態で、アイディアが十分吟味されていない感じだ。
また、組み合わせメニューもあるが、片方100g以上必要。これが50gだと、状況が全く変わる。

ちなみに個人的な希望を言うと、テーブルプレートは、もう少し、深い方が好き。深鍋は最強の調理ツール。それはオーブンレンジのプレートも一緒だ。

このようにディテールの詰めが甘い。次回モデルチェンジに期待したい。