Snowsky RETRO NANO FIO-SSRETRONANO-W [White] レビュー・評価

満足度：—

（カテゴリ平均：4.41）

満足度ランキング—位

集計対象0件 / 総投稿数1件

1. 5 0%
2. 4 0%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	無評価	4.32	-位
音質 音質の良さ	無評価	4.46	-位
操作性 操作のしやすさ	無評価	4.18	-位
機能性 搭載機能が充実しているか	無評価	4.14	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[鈴木啓一]

2025年6月17日 14:57 [1969324-1]

満足度	5

デザイン	5
音質	5
操作性	4
機能性	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

カセットプレーヤー風デザインのハイレゾDAC/ヘッドフォンアンプ

FiioからLDACとaptX Adaptiveの両方に対応したDAC/ヘッドフォンアンプが発売されたので、さっそく入手した。

【デザイン】
なつかしい初期のWalkmanのようなカセットプレーヤー風デザインである。今ではレトロでファッショナブルと言われるようだ。本機は白と青の2色展開で、筆者は青を選んだ。付属のステッカーで装飾することで、さらにレトロ感を楽しめる。

本機中央のディスプレイにはカセットテープが回るアニメーションが表示され、さらに雰囲気を盛り上げてくれる。ただ、バッテリーの都合と思われるが、長い時間表示されないのはちょっと残念だ。

本体は約55.1×37.5×13.7mm、約28.3gとかなり小さい。背面クリップ付きの防水仕様PUレザー製保護ケース（別売）も用意されている。

評価は「５」とした。

【音質】
シーラスロジック製DACアンプ「CS43131」を2基搭載し、最大220mWの大出力を実現している。3.5mmと4.4mmのふたつのヘッドフォンジャックを備え、バランス出力にも対応している。

周波数特性は20Hz〜40kHz（-3dB）、S/N比は128dB（A特性）以上と、高音質再生に必要な性能を備えている。ノイズフロアも4.4mmバランス＜1μV（A特性）、3.5mmシングル＜1μV（A特性）と低く、クリアな音質である。

さっそく実際に聴いてみると、ハイレゾらしい自然な高域と音の空間的な広がりが感じられ、低域もしまって迫力のある再生音だ。全体のバランスが良く、長時間聴いていても疲れにくいと思う。

視聴には、音源としてApple Musicのハイレゾ音源、スマホはモトローラのmoto g52j 5G（LDAC,aptX Adaptiveなどに対応）、有線イヤホンはオーディオテクニカ Sound Reality ATH-CKR70（ハイレゾ対応）を使用した。

評価は「５」とした。

【操作性】
ワンタッチでの電源オンやマルチファンクションキーによるモード切替など、シンプルな操作性を実現している。Bluetooth無線接続およびUSB有線接続の両方に対応している。

スマートフォン向けコントロールアプリ「FIIO Control」との連携により、より詳細な設定（たとえばコーデックの切り替えなど）やファームウエアのアップデートが可能である。

評価は「４」とした。

【機能性】
Bluetooth 5.1に対応し、LDAC、aptX Adaptive、aptX LLなどの高品質オーディオコーデックをサポートしている。Bluetoothモードと有線モードの両方で最大96kHzのハイレゾ音源の再生が可能である。

8つのプリセットEQ（イコライザー）を搭載し、レトロサウンドも選べる。せっかくハイレゾなのに高域をカットしたりして、このちょっとした矛盾も楽しい。

バッテリーは最大7.5時間の連続使用が可能で、USB給電によるバッテリーレス再生にも対応している。バッテリーは交換可能な構造になっているが、専用品なので、市販の乾電池は電圧も異なるため使えない。

評価は「５」とした。

【総評】
最近、Fiioはレコードプレーヤーやカセットプレーヤーを製品化し、レトロと言われるオーディオに最新テクノロジーを融合させており、とてもユニークな存在となっている。本機は、カセットプレーヤーに似せたデザインで、コンパクトなボディに高性能なDACアンプとBluetoothハイレゾコーデックを搭載し、高音質な音楽再生を実現している。

特に、レトロなデザインと現代的な機能性のバランスは絶妙で、オーディオファンだけでなく、デザイン性を重視するユーザーにも訴求力のある製品となっている。

評価は「５」とした。