TT390B-W [ホワイト] レビュー・評価

満足度：3.00

（カテゴリ平均：4.17）

満足度ランキング26位

集計対象1件 / 総投稿数1件

1. 5 0%
2. 4 0%
3. 3 100%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	3.00	4.19	29位
使いやすさ 操作のしやすさ、機能など	2.00	4.15	32位
維持費 バッテリーなどの部品にかかる費用	5.00	4.34	2位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[LOGK301]

2025年12月24日 19:35 [2001255-1]

満足度	3

デザイン	3
使いやすさ	2
維持費	5

テスコム初のハイパワー交流式バリカン？

パワー・切れ味に不満は感じない。
最大消費電力12W（付属ACアダプタ出力12V1A）のハイパワー機種。※あくまで最大。
前モデルまでの交流式は消費電力2W。


交流式バリカン消費電力(カタログ値)/ACアダプタ定格出力　※あくまで定格
16.5W/12W＝パナソニックER511P 20V0.6A　毛くず吸引機能付き
9W/5.4W＝フィリップス 15V(360mA)
7W/4.32W＝マクセルイズミ 3.6V1200mA
5W/3.6W＝コイズミ 3.6V1A
2W/4.44W＝テスコムの以前の交流式 12V370mA


■ユーザビリティは低い
バリカン自体がマイナー商品なので仕方ないですが、ユーザビリティはかなり低いです。
使いにくい。

アタッチメント2個（3mm〜11mm、16mm〜24mm）。材質はABS。
12-15mmは非対応。充電式のTT590B・TT490Bも同じく非対応。
アタッチメントの着脱がしにくい。グッっと押して突起にはめ込むタイプ。外すときは逆方向に押し出す。とてもやりにくい。
アタッチメントは何回も着脱してたらいつか折れそう。

長さ調整ダイヤルは硬い。バチバチ切り替える。勝手にズレたりしない点は良いがとにかく硬くて切り替えにくい。数字も小さく色も見づらい。
ダイヤルに髪の毛が入り込む。
本体ボディの継ぎ目・ボタンの隙間にも髪の毛が入り込む。

ACアダプタのケーブルが細くて曲げクセが強い、安っぽいケーブル。ケーブル長1.8m。
ACアダプタが本体からすっぽ抜けたりしない点は良い。プラグは専用品のため汎用ACアダプタは使えない。

刃は押して外す。勢いよく外れて飛んでいくので押さえながら外した方が良いかもしれない。
刃を持ち上げるレバーはない。
本体側内部は凸凹しすぎなので髪の毛を落としきれない。グリスもついている。
わりと大き目の隙間が多数あるため切った毛は本体内部(完全分解しないと掃除できない)に入っていると思われる。

自分は毎回刃のバネを外して2分割して、洗剤で洗って、ティッシュで拭いて、乾燥させて、ティッシュをこよりにして先端にオイル1滴吸わせてたもので刃にオイルを塗って組み立てる、ということを他の機種でもしていました。
本体は徹底的にブラシで髪の毛を取り除く。
そういう人には向いていない作りです。

■防水性
刃のみ水洗い可・本体水洗い不可となっているが、取説はTT590B・TT490Bと同じく本体水洗いできるように書いてある。
メーカーサイトの刃を洗っている画像には”IPX7”の表記がある。
刃のみ水洗い可と言っても、飛び散った水がダイヤルあたりから入っていくので一応防水なのだろうか。
本体に水をかけるとバリカンの中に入っていき、下に向けている方から水がジョボジョボ出てくる貫通構造。
コネクタ周りはしっかり乾燥させないと危険。

もう面倒くさいので気にせず水洗いしています。

■その他
刃用の専用オイル3.5ml付属。※キャップをひっくり返して突き刺すと穴があいて中身が出てくる接着剤と同じ方式。
　※付属オイルは無臭。低粘度の精製鉱物油 or 流動パラフィンと思われる。
　　※市販品では刃物用防錆油が低粘度流動パラフィンで入手性良好かつ安価。ハーバリウムオイル(流動パラフィン70)も同等。
　　　※ミシン油は石油臭いものが多いのでおすすめしません。髪に付きますし。
　　　　※ハーバリウムオイル(流動パラフィン380)は多少硬いが使えます。100円ショップダイソーで販売されているハーバリウムオイルがこれくらいの粘度。

刃のカム(クランク)に白半透明グリスが塗られている。グリスは匂いはほぼしない。安価な樹脂対応の鉱物油系リチウムグリスのような気がする。
　初回は刃を洗うとグリスでベタベタするので注意・・・。手につくと洗ってもなかなか落ちない。
　代用グリスは市販品では、各社の食品機械用グリスや合成炭化水素油(PAO)ベースのグリスなどが無難。ちょう度は気にしなくて良い。シリコン系は基本的に不適。
　　※安価な食品機械用グリスは流動パラフィンが基油のため、プラスチックへの攻撃性が低い。
　　※合成炭化水素油(PAO)はプラスチックへの攻撃性がさらに低い。PAOグリスではミニ四駆セラグリス、AZプラスチック用グリスが入手性良好。

■
パワーに不満はない。
欠点としては全体的な使いにくさと整備性の悪さ。それと1回でカットできる幅が狭いように感じる。

以前使用していたフィリップス交流式QC5125は切れ味が雑な気がしたけれど、適当なセルフカットならコーム1種類スライド式のフィリップスのようなモデルの方が使い勝手は良いと思いました。

耐久性は未知数。
壊れたらレビュー更新します。