土鍋ご泡火炊き JRX-S060-KS [ストーンブラック] レビュー・評価

2025年 6月21日 発売

土鍋ご泡火炊き JRX-S060-KS [ストーンブラック]

  • 「土鍋ご泡火炊き」フラッグシップモデルの土鍋圧力IHジャー炊飯器(3.5合)。約300度の大火力と土鍋ならではのやさしい泡で炊きあげる。
  • 「一合料亭炊き」により、お米に熱が均等に伝わり大火力で1合を香り高く、甘みあるごはんに炊きあげる。「極・低温吸水メニュー」を搭載。
  • 「おひつ保温」により、臭いや黄ばみを抑え、保温中も炊きたてのおいしさを保つ。「70種類の銘柄巧み炊きわけ」が可能。
最安価格(税込):

¥72,995

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価格帯:¥72,995¥113,300 (31店舗) メーカー希望小売価格:オープン
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  • ストーンブラック
  • ミストホワイト

タイプ : 圧力IH炊飯器 早炊き : ○ 保温時間:24時間 土鍋ご泡火炊き JRX-S060-KS [ストーンブラック]のスペック・仕様

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土鍋ご泡火炊き JRX-S060-KS [ストーンブラック]タイガー魔法瓶

最安価格(税込):¥72,995 (前週比:-3円↓) 発売日:2025年 6月21日

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土鍋ご泡火炊き JRX-S060-KS [ストーンブラック] のユーザーレビュー・評価

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  1. 5 0%
  2. 4 0%
  3. 3 0%
  4. 2 0%
  5. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感 無評価 4.31 -位
使いやすさ ボタンの配置や、取っ手などの使いやすさ 無評価 4.23 -位
炊き上がり ふっくらしたお米が炊けるか 無評価 4.30 -位
サイズ 省スペース性・コンパクトさ 無評価 4.12 -位
手入れのしやすさ 掃除のしやすさ 無評価 4.13 -位
機能・メニュー 機能やメニューの豊富さ 無評価 4.20 -位
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神野恵美さん

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プロフィールライター・編集者。家電評論家。ウェルビーイング研究家/プランナー/プロデューサー。

書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、…続きを読む

満足度4
デザイン5
使いやすさ4
炊き上がり5
サイズ4
手入れのしやすさ4
機能・メニュー5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

本体内部

内鍋のサイズ感。三重県四日市市の伝統的な焼き物「萬古焼」の本土鍋を採用

2層のIHヒーターによる約300℃の高火力+フラットな新センサーでより精密な温度制御に

マグネット式の内ぶたで着脱もワンタッチ。食器洗い乾燥機対応でお手入れも手間いらず

5.5合炊きの「JRX-S100」(右)とのサイズ比較

5.5合炊きの「JRX-S100」(右)とのサイズ比較(側面)

タイガー魔法瓶のIH炊飯器フラッグシップ「土鍋ご泡火炊き」シリーズの2025年モデル。2025年6月中旬に行われたメーカー主催の記者発表会で実機のチェックと試食を行った。

2025年モデルの「JRX-G060」の後継機種。3.5合炊きのタイプで、5.5合炊きの「JRX-S100」もラインナップする。本体サイズや容量、それに伴う消費電力等のスペック以外では、搭載している機能やメニュー、操作性、お手入れ性は共通している。本製品には1合でもおいしく炊くための「中ぶた」が付属しない点が異なる。

本体サイズは、幅25.7×奥行33.2×高さ20.5センチ、本体質量(約)6.1キロ。最大消費電力750W、最大炊飯容量0.63L。

2006年に業界で初めて内なべに伝統工芸「四日市萬古焼」による「本土鍋」を採用したのがタイガーのフラッグシップの特徴である。金属釜に比べると土鍋は約4倍の遠赤効果があり、蓄熱性が高い。半面、通常は土鍋はそのままではIHに反応しないため、底面に発熱体がコーティングされている。前年モデルからはシラス台地から採掘された火山灰を原料とした「シラスバルーン」を練り込み、蓄熱性がアップ。内釜側面に塗布している、“釉薬”と呼ばれるガラス質のコーティング素材の配合を変更し、遠赤効果がさらに高められた。

2023年モデルから採用されている、IHコイルを底面から底側面まで巻きつけて2層にしたIH構造を持つ「300℃ WレイヤーIH」も特長。土鍋は熱が伝わりにくく、通常の金属釜よりも温度センシングが難しいが、土鍋をより精度よくコントロールする「匠火センサー」を新たに採用した。強度は保ちつつも従来モデルよりもセンサーを薄型化して土鍋底面との設置距離を短くし、約1.8倍も温度コントロールの精度を高めた。

新たに搭載されたメニューは「極・低温吸水メニュー」。事前に6時間冷蔵庫で吸水させ、より深い甘みと食感を追求するプロ推薦のこだわりの炊き方を実現するメニューだ。

「おにぎりメニュー」も新メニューだ。吸水時間を伸ばしてお米の芯まで水分を吸水させることで糊化しやすい状態を作り出し、白米メニューよりも高火力で炊き上げることで、おにぎりに重要なお米の甘さと冷めてももっちりとした食感と引き出せる。

新メニューはいずれも確かに美味しいが、既に全体的に高い水準のため、素人では細かな違いまではわかりにくい。高価格帯の高級炊飯器において、正直、美味しくないわけはない。

一合炊き用のメニューや、70種類に対応した銘柄、産地別・新米用の炊き分け機能、木製のおひつに近い湿度調整を行う「おひつ保温」といった機能も継続搭載。

毎回お手入れが必要な部品は、内ぶたと内釜の2点で、内ぶたは食器洗い乾燥機にも対応し、マグネット式でスムーズに着脱ができる。従来モデルのままだが、お手入れ性にも優れる。

表示部は、大型ホワイトバックライト液晶を採用し、文字が大きく見やすい。操作部はタッチパネル式を採用し、直感的でわかりやすい。

2006年に初めて土鍋を採用して以来、20年近い歴史と実績を誇る、タイガーの炊飯器は“ふっくらごはん派”に特に人気が高い。年々進化を続けているが、既に高い水準のため、正直素人には旧製品との違いが違いがわからなくなってきているが、炊いたごはんが極上であることは揺るぎがない。

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多賀一晃さん

  • レビュー投稿数:717件
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プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。

主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む

満足度5
デザイン5
使いやすさ5
炊き上がり5
サイズ5
手入れのしやすさ5
機能・メニュー無評価

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

外観。寸法ではそんなに小さくないが、二まわり位小さく感じる。何より軽い。

フタを開けた所。中ブタは磁石吸着なので黄丸部分を持ち、引き剥がす様に外す。

タイガーご自慢の土鍋内釜。5.5合に比べると316gも軽い。

 

コンパネ。タッパネルの単色液晶パネルと3つボタン。タイガーの王道デザイン。

低温吸水時のパネル。吸水は終わっているので、34分で炊き上がる。

 

JRX-S60は、タイガーの最高モデルの3合炊きモデル。JRX-S100(5合炊き)の少量モデルに当たる。

今後を考えると、人口減から考えて3合炊きが主流になるはずだが、ほとんどのメーカーは、未だに5.5合を中心にモデルを作る。

慣れて気づきにくいが、5.5合にも問題がある。0.5-5.5合と当たり前の様に書かれているが、炊飯量によるクォリティー差は完全に解消されていない。問題は炊く時の余り空間。このため、同社のJRX-S100は一合を炊く時用の内ブタが同梱される。つまり一合と五合での、余り空間の差を縮めているわけだ。

子どもが独立して、ご飯を炊かなくてもよくなった場合などは、是非3合モデルに、注目してほしい。
特に、お米が美味しいのは炊き立てということで、毎食お米を炊いている様な人なら、なおさらだ。

その昔は、3合モデルは、独身用。炊ければよい。と言うモデルも多かった。が、今は違う。昔はなかったフラッグシップモデルの3合炊きも出ている。

JRX-S60の魅力はいろいろなモードが、5.5合から継承されていることだ。食べてみても、食味も含めて、違わない。そうなると、3合というモデルはすごく魅力だ。まずスペースを取らない。次に炊飯器は、なるべくフルで炊いた方が美味しいが、少量でそれを実現できる。少ない量だが、電気の節約にもなる。洗う時、内釜が軽く負担が少ない、本体価格も安い、等々、ほとんどがプラスに働く。

今回のモデルの売りの1つは低温吸水。テストしてみると、それはそれは美味しく炊ける。その水をたっぷり含んだ上、程よい弾力、程よい甘味に炊ける。日本人で良かったと思える瞬間だ。

また取説には、低温吸水を内釜で行わないでと書いてあるが、単純にタイガーの内釜は土鍋なので落とすと割れるからだ。が、実はタッパーでも結構大変。米:180ml(150g)×3合と水:200ml(200g)×3。総計:1140ml、1050gとなる。これに内釜の重さが加わる。この重さのモノを冷蔵庫に入れることは、そうそうない。いつもしないことをする場合、ミスが多い。そのためのケアだ。

また、実際してみると1100mlという半端なタッパーが必要。実は1100mlのタッパーは、ジップロックの正方形コンテナーとして、多くのスーパーで売られている。これで3合の低温吸水ができる。(炊飯時、少量の水追加をします)
タッパーで入れる場合も、1kg。こちらも注意したい。

JRX-S60は、今回新しい「おにぎり」も搭載している。冷めても美味しいご飯だ。お米にこだわる人は、保温しない人も多い。温かいうちに食べてしまおうと考えだ。そう言う時も、量の管理がしやすい小容量は便利。

当モデルはお勧めできる性能であり、3合炊きが炊飯器をリードして行く時のフラッグシップとしても優れている。

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