『iPhoneやAndroidスマホ連携がより楽に簡単になった』 パイオニア 楽ナビ AVIC-RF722-DC 石田 功さんのレビュー・評価

[石田 功]

2025年8月28日 19:17 [1982470-1]

満足度	5

デザイン	4
操作性	4
ナビ性能	無評価
画面表示	4
AV機能	4
拡張性	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

iPhoneやAndroidスマホ連携がより楽に簡単になった

６月にカロッツェリアの新製品説明会があり出かけてきました。当日のデモカーは走行できなかったのですが、室内で担当者の説明を受けて触ってきたので、概要をお知らせします。

デモカーに搭載されていたのはAVIC-RF722-DC。フローティングタイプの9V型モニターを搭載し、ネットワークスティックを同梱したモデルです。高機能を楽に使いこなせるのがウリの楽ナビだけあって、オンラインで繋がる機能は万全。簡単インターフェイスで、さらに使いやすくなっています。

とはいえ、多機能な故に最初は操作に戸惑いそうな感じ。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応し、メニューから簡単にアクセスできるということだったので現地にあったAndroidスマホでAmazon Musicを使って音楽を聴こうとしましたが、なかなか繋がりません。現場にいた担当者に手伝ってもらったら、あっさり繋がって聴けましたが、最初は戸惑います。もちろんやり方さえ覚えてしまえば簡単ですが。

ちなみにAndroidスマホの場合はUSBケーブルで有線接続がマスト。機種によってもつながりやすさが異なるようなので、そういう意味ではiPhoneのほうが楽かもしれません。iPhoneならワイヤレスでの接続が可能です。

オンラインでできる機能はまだまだあります。地図更新はオンラインで常にアップデート可能だし、検索もオンラインでできるので元のデータが更新していればオープンしたばかりの最新スポットも検索できます。またメットワークスティック自体がWi--Fiスポットになって、最大5台のWi-Fi機器を同時接続できるので、車内で使っているスマホなんかもWi-Fiで使えます。これ何かと便利です。ちなみにネットワークスティックは最初の1年は無料で使用可能。その後は随時更新する必要があり、香辛料は税込で13,200円かかります。

実際に走行はしていないのですが、前モデルから採用されている信号機カウント交差点案内は、音声案内としてはものすごく分かりやすいやり方。例えば「300m先を左です」という案内だといまいち距離感覚が分からなくて間違えたりしがちですが、楽ナビのように「２つ先の信号を左です」だと間違えようがありません。この信号カウント交差点案内のような細かい配慮が、分かりやすさ、使いやすさを高めているのです。

楽ナビは27年前の初代機発売以来、累計出荷台数うが650万台を突破したと言われていますが、そのように長く愛されているのは、常に楽しさ、使いやすさ、楽さを追い求めてきたからだと思います。サイバーナビに憧れているけど、ちょっと高いからなぁと感じている人でも、オンライン機能をはじめそれに近い多くの機能を享受でき、しかも使いやすくて価格は手頃。他メーカーと比べるとやや割高感はありますが、コストパフォーマンスで考えると、一番のモデルかと思います。