PURE ROCK PRO 3 BK042 [Black]be quiet!
最安価格(税込):¥7,480
(前週比:+1,100円↑
)
発売日:2025年 4月18日
プロフィールテクニカルジャーナリストの西川善司です。
パソコン、IT全般、半導体技術、グラフィックス技術、ゲーム開発技術、ゲームそのもの、映像技術、映画コンテンツ、自動車とその関連技術、家電製品など、幅広く取材して各メディアに記事を寄稿しています。…続きを読む
2026年3月31日 07:49 [2015535-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 冷却性能 | 5 |
| 静音性 | 5 |
| 取付やすさ | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
2026年3月某日。Ryzen 9 7950Xを搭載したPCが起動すると、その直後に落ちてしまう現象に見舞われた。
このマシンにはFractal Design製の簡易水冷クーラー「 FD-W-L1-S2411 HS1443」を搭載していたのだが、故障してしまったようだ。購入日が2024年の7月だったので1年半くらいしか保たなかったことになる。
検証した結果、定番のポンプの故障のようだ。
稼動時間の長いマシンだったのでまあ「あるある」だ。
まあ、簡易水冷クーラーの故障は今回が初めてではない。
しかし、故障の判断が難しいことがある。
なぜなら、BIOSからのステータス情報では、見かけ上は、正常動作を示すことがあるからだ。
今回もポンプは稼働しているのに、CPU温度が下がらないような状態になっていた。
これは、ポンプのモーターは回っているが、水が回せない状態になっているということだ。(1)どこかで水流が詰まったか
(2)ポンプのブレード(羽根)が破損したか
(3)どちらかが先に起きて今の状態になったか
あたりが考えられる。
予兆は、CPUの温度が普段より高くなることで現れる。
ただ、これが、普段使いしているマシンだとなかなか気が付かない。
ゲームマシンだったらば、温度を監視しながらプレイすることが多いので気が付くことが出来たかも知れない。
ということで、長い前置きになったが、次をどうするか、だ。
Fractal Designは5年保証があるので、それを頼っても良いかと思ったが、すぐに代わりの製品が来るわけではないので、結局、買い替えることに。
今回は、寿命が短かったが、Fractal Designブランド自体は評判がいい。
まぁ、たまたま外れを引いたということだろう。そういうこともある。
今回は、あえて、最近は、手を出してこなかった、空冷クーラーを選択することにした。
今回のターゲットCPUはRyzen 9 7950Xなので、クーラー側の冷却性能はTDP170Wクラスに対応する必要がある。
いわゆる薄型クーラーで、TDP170W対応のものは少ないのと、今回は、将来も見据えて、TDP200Wクラスの大型タイプを品定めすることにした。
TDP200Wクラス対応の比較的、新しい大型製品という条件でAI検索したところ、その結果リストの中に、be quiet!製の本製品「BK042 PURE ROCK PRO 3」(PUR-RCK-PRO-3/BK)があった。ちなみに、本製品はTDP250Wまでの対応となっている。
be quiet!はPCケースも愛用しているので、これを選択。
筆者の購入価格は7000円台中盤。
カカクコム最安値情報では6000円台もあった。
製品サイズはかなり大きいが、取付作業自体は一般的な空冷クーラーと同じでそれほど難しいところはない。
最近のAM5ソケット対応クーラーは、高性能タイプになればなるほど、マザーボード側の標準ブラケットを外すタイプが多いが、本製品もそのタイプであった。
筆者のマザーボードはASUS TUF GAMING X670E-PLUS WIFI。
仰々しいヒートシンクがないDIMMだったこともあり、CPUクーラー側のヒートシンク部との干渉はなかった。
ちなみに、be quiet!の空冷クーラーは、マザーボードとの干渉マッチリストが公開されているので、干渉が気になる人は、be quiet!の公式サイト(https://www.bequiet.com/en/cpucoolercheck?utm_source=chatgpt.com)を参照するといい。
取り付けの際に、チェックポイントがあるとすれば、AM5の標準ブラケットを取り外したあとに取り付けるマウントブラケットに2種類の穴があいているところ。
2つの穴には基準位置の[0]と、8mm下にずらして取り付けるという意味の[8]という刻印がなされているのだが、一瞬、どちらの穴に組み付ければいいか、迷ってしまうかもしれない。
ブラケット自体を、2つの穴のどちらにも取り付けたとして、クーラー本体はちゃんと取り付けられる。しかし、チップレットアーキテクチャになったRyzen 3000シリーズ以降と組み合わせる場合には、ブラケットは[8]の刻印の穴の方で取り付けることが奨励される。これは、主要発熱源のCPUコア自体がCPUパッケージ中央からずれて実装されているため。つまり、クーラー本体を発熱源に重心を掛けて取り付けるには[8]の穴の方が良いということだ。
もちろん、マザーボードによっては、8mmオフセットした穴に取り付けられないこともあるだろう。その際には、ブラケットは、基準値の[0]刻印の穴に組み付けるしかない。
さて、ネジ穴に取り付けた後は、電動ファンの付ける位置に迷ってしまうかもしれない。
取扱説明書には、自分で取り付けなければならない、追加の電動ファンの取り付け位置に明確な指導が記載されていないからだ。
これについては、製品ページの写真(https://www.tekwind.co.jp/resources/products_images/19050/d247aef64af516fa1561670d5e33c108502b4a2f_l.jpg)を参考にするといいと思う。
実際に、取り付けてからの運用状況だが、極めて良好だ。
CPUの全スレッドに負荷を掛けるようなアプリを実行しても、5.15GHz以上で安定動作し、その温度も80℃前後で推移するという状況。
よく考えると、空冷クーラーは、ヒートパイプが故障することはほとんどないし、その前に、電動ファンの方に寿命が来る。
普段、マシン内部の温度に気を遣わないような用途の、ほとんど放置状態で運用するようなマシンは、空冷クーラーの方が気が楽なのかも…と、改めて思ったりもした。
- 比較製品
- Fractal Design > Lumen S24 v2 FD-W-L1-S2411
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簡易水冷クーラーに匹敵する冷却能力を持つ空冷クーラーの決定版
(CPUクーラー > PURE ROCK PRO 3 BK042 [Black])
5
西川善司 さん
(CPUクーラー)
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