プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。
主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む
2025年4月23日 01:08 [1954913-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 使いやすさ | 4 |
| 予熱時間 | 5 |
| サイズ | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
本体と同梱品。独特の水タンクデザインがユニーク。 |
サイズは小さく、軽く、扱いやすい。 |
コンソールは上部。全温度に対応したモデルであることがわかる。 |
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スチームボタンは、人差し指で引く。ショットではないので、ご注意を。 |
面で水を見せるのは斬新だが、目盛はすごい位置に・・・ |
アイロンという家電は、電気が使えるようになるとすぐ実用化された。衣・食・住と言うのは、昔からとても大事にされてきた。
衣を整えることは、その季節を快適に乗り越えると共に、日々の礼節にも欠かせない話だった。このため会社勤めを含み、アイロン掛けで形を整えるのは当たり前だった。
カジュアル・ウェアがビジネスで認められるようになったのは、つい最近。アイロンの出番は、すごく減った。
実際、私は仕事柄、今までアイロンとスチーマーは別に用意、使用してきた。が、コロナ以降、ほとんどの仕事は、家で済ませられるようになり、また夏は酷暑が続くので、機能型のウェアに買い替えてしまった。機能型は洗濯するだけで、それなりの形状に戻るので、特に問題がなければ、そのまま使ってしまう。本当にアイロンが必要とされるのは、半月に1回位だ。
今は、クリーニングとスチーマーでも、まず問題はないだろう。時代が変わったのだ。ただそれでも、礼服などは変わらない。突発的なお葬式などは時間が足らなくても、アイロンをきちんとかけるべきだろう
そんな感じで、2wayをメインにしようかと考えていた時、スチーム ラフレが発売された。メーカーに借り、テストした。
【デザイン】
見た目は、普通の2way アイロンだが、細部がよくリファインされている。一番感心したのは、水タンクの水位の見せ方。これは使いやすさにも大いに関わってくるが、通常ならスリットで見せる水位を、面でどんと見せるようにした。こういう発想の転換を有するデザインは、今までの考えからかなり離れるため、時間をかけて初めてものにできる。
ただ、窓中央に思わせぶりな線が入っているのはいただけない。入線がある、理由すらわからない。完全昇華されていないのは残念なところだ。
【使いやすさ】
文字は左手で持った時に読めるようになっている。
私は右利きであり、アイロンは右手で持つ。大抵のボタン表記は、読めるような位置にあるが、今回、水位を示す「MAX」ラインは読めなかった。
また、普通のスチームアイロンは有する、ショット機能がない。一度、スチームボタンを押すとスチームが出続ける仕様だ。二度押すと近いことができるがショットではない。また、ショットに慣れていると、気づいた時にはあたり一面にスチームが舞っている。(17g/分ですので、それなりですが)
このモデルには、衣類スチーマーとして使う時の、距離を取るアタッチメントが付いていない。こちらはなくても対応できるし、私も当てられない布地以外は使っていない。
電源ケーブルは、もう少し腰がないケーブルの方が使いやすいと思う。その位本体は軽い。
その他の仕様は十分考慮されており、使いやすかった。
【予熱時間】
19秒。さすがの電源ケーブルありモデル。
【サイズ】
ジャストサイズ。
【総評】
全体的にこなれてきており、愛用するに足る。ただしフルサイズのように収納まで熟考したような完成度はない。今後、徹底して作りこみ、これ一台でOKと言える完成度が欲しい。
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アイロン
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性能は中の上だが、工夫すべきところが多々残っている。
(アイロン > La・Coo S TAS-X80(K) [ストーンブラック])
3
多賀一晃 さん
(アイロン)
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