ATH-R70xa
- 正確性とディテール、快適性を極めたフラッグシップモデルの有線ヘッドホン。「トゥルーオープンエアーオーディオ」を採用し、純粋でリアルな音場を実現。
- 全音域を高純度で再現する「R70x」シリーズ専用設計の45mm大口径ドライバーを搭載。リアルな音場表現を可能にし、正確かつ自然な音を再生。
- 5〜40,000Hzまでの周波数帯域をカバー。L/Rの区別なく取り付け可能な独自のデュアルサイド着脱式コード(バヨネット式ロック機構)を採用している。
- 3 0%
- 2 0%
- 1 0%
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| デザイン |
4.32 | 4.19 | 151位 |
| 高音の音質 |
4.90 | 4.15 | 16位 |
| 低音の音質 |
4.71 | 4.12 | 29位 |
| フィット感 |
4.52 | 4.08 | 63位 |
| 外音遮断性 |
1.17 | 3.79 | 308位 |
| 音漏れ防止 |
1.17 | 3.79 | 313位 |
| 携帯性 |
2.65 | 3.86 | 288位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
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2025年11月9日 02:14 [1994496-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 1 |
| 音漏れ防止 | 1 |
| 携帯性 | 3 |
ATH-R70xaはオーディオテクニカのR(リファレンス)シリーズのフラグシップ開放型モニターヘッドホンです。
その出音は、公式のキャッチコピーに「正確性」という言葉を使う覚悟、紹介文に「原音再生」という表現をする信念を体現するような、研ぎ澄まされた素直な音です。
このレビューでは最後に兄弟機であるR50xとR30x、それから先代のR70xとの比較もしたいと思います。
■音質■
「正確性」を担保できるリファレンス足り得る素直な出音です。
抜けの良さによる心地よさ、爽やかさを併せ持ち、違和感のない音楽体験がそこにあります。
音は全体的に近い位置で実体感を持って奏でられ、その先にノイズ感がなく、装着感が良いおかげでハウジングが消えてどこまでも空間が広がっている感覚になります。
【高音の音質】
透明感があり自然な高音が伸びます。痛い音なんか出しません。
【中音の音質】
主にボーカルについて、誇張なく透明感のあるボーカルが前方定位し大きめの口元で歌い上げます。
【低音の音質】
過不足のない低音がしっかり支えます。
【音質総評】
素直で違和感のない、「原音再生」ってこういうことなのかなと思わせるだけの凄みのある出音です。
リファレンス機として手元に置いておきたい機種の一つとなりました。
インピーダンスが高いため、上流環境は必ず整えましょう。その価値のある性能です。
■装着感■
大変良い装着感です。音と同じように「素直な装着感」とでも言いましょうか。
先ほど音質評価で少し触れましたが、装着感が良いことで音体験にも良い影響があります。
具体的には装着感が馴染んだころに「入る」。簡単に言うと装着感が良すぎてヘッドホンが消えることがあります。これは特に開放型の中で高音質なものに多い傾向を感じます。
R70xaはその感覚を時折感じさせてくれるだけの音質と装着感を持っています。
【フィット感】
耳周りのフィット感は素晴らしいです。
パッドは肌ざわり良く、耳を覆えるだけの深さを広さがあり、ふんわり耳を覆います。
開放型故に蒸れ感もありません。
【側圧】
やや緩めの側圧でとても快適です。
【頭頂部】
フリーアジャスト的なヘッドバンドで快適です。
が、左右のバンドのストッパー部分はひっかけただけのガバガバでちょっと取れ易いので注意が必要です。
【重量】
実測199g、公称値通りで軽量です。
【装着感総評】
素直で素晴らしい装着感です、100点の星5つとします。
■他機種との比較■
【兄弟機との比較】
R50xと比較すると、よりメリハリのある鳴らし方をするのがR50x。音質自体は価格差以上に開きがあると感じます。装着感についてもR70xaのほうがずっと良いです。
流石に倍の予算は出せない、あるいは上流環境が整っていないといった場合はR50x、それ以外はR70xaを選ぶのが良いと思います。
R30xとは比較する意味がありません。R30xは高音がチリチリ痛く、装着感もいまいち。R30xを買うくらいならR50xを買ったほうが良く、予算がどうしても出せないならそもそもR30x以外の同価格帯の別の機種を検討したほうが良いと思います。
【先代との比較】
先代であるR70x(以下「先代」)とR70xa(以下「xa」)を比較するなら、まず先代も非常に質の高いリファレンス機でした。それでも比較してみると、音の抜けと広がり、奥行きや立体感がxaのほうが良いと感じます。ボーカルの表現もxaのほうが自然と感じ、それと先代で唯一癖というか個性を感じていた低音のモコっと感がxaには存在せず、自然に鳴らします。「両方同じ音」みたいな意見が発売初期に一部ありましたが、あれはあまりエージングされてない試聴機でのチラ聴きの感想だと思います。
装着感は段違いでxaのほうが良いです。そもそも先代の装着感はヘッドバンドが人を選ぶという曰くつきのモノであり、私は何とか斜め装着してクリアしていましたが決してあのバンドの短さは褒められたものではありませんでした。パッドも先代のほうがサイズ的に窮屈感がありました。
よって、私としては(販売価格以外)全ての面においてxaのほうが良いと感じます。元々評判の良かった先代から最高のブラッシュアップではないでしょうか。
■■総評■■
素直な音と装着感。文句なしの星5つです。
これほどの製品が世に出てくれたことを私は嬉しく思います。
最初にも少し触れましたが、オーディオテクニカはこのR70xaに以下のキャッチコピー、そして紹介文を添えています。
日本のヘッドホントップシェアのメーカーがこれらの言葉を使う覚悟と信念を、R70xaからは感じることができました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
音にかかわり、音にこだわる、すべての人に。正確性とディテール、快適性を極めたフラッグシップモデル
●空気の流れをコントロールし、振動板の動きだけで原音再生する開放型の極限を突き詰めたへッドホン
――――――――――――――――――――――――――――――――――
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プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。
VGP(ビジュアルグランプリ)審査副委員長。同ライフスタイル分科会座長。
THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。
日本オーディオ協会 諮問委員(2013-2020)。
専門誌、ネット、テレ…続きを読む
2025年10月30日 14:07 [1992923-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 無評価 |
| 音漏れ防止 | 無評価 |
| 携帯性 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
装着イメージ |
デザインと質感のご参考に。 |
プラグ部。質感のご参考に。 |
メーカーからサンプル機(メディア用)をお借りしてのレビューです。ポータブルプレーヤー(A&ultima SP3000T)と組み合わせ、主にハイレゾ音源で試聴しました。
【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
非常に簡素で好みが分かれると思いますが、軽量性を追求した機能美を感じます。
【高音の音質】
ATH-R50xと同様、過去モデルで蓄積してきたノウハウが感じられる高音質。インピーダンスが470Ωと高いこともありますが、歪が非常に低く抑えられていて、音源に含まれる情報がストレートに鼓膜に届くかのよう。空間サイズの的確な描写、その中に描き出される音の位置関係なども正確で、「プロフェッショナルオープンバックリファレンス」を名乗るに相応しい仕上げりに感じます。
【低音の音質】
ATH-R50xと比べると、よりタイトで質感を豊かに再現。音楽リスニング用としてはもう少し量感があった方が楽しいと思いますが、そうした方はATH-R50xを選ばれると良いと思います。
【フィット感】
199gと超軽量。ヘッドバンドは薄型ながら幅広で重量を分散して支え、フィット感は良好です。
ヘッドバンドは固定する部分が磁力吸着式で簡単に着脱でき、メンテナンス性の良さもプロ向きに感じます。一点、イヤーパッドの装着は面倒で慣れても難しそうです。軽量化のために複雑な機構を設けられないのだと思いますが、イヤーパッドは消耗品と言えますので今後の改善や工夫を期待します。
【外音遮断性】【音漏れ防止】
開放型なので無評価とします。
【携帯性】
折り畳みはできませんが、軽量さは携帯性の面でも利点と言えます。
【総評】
ATH-R50xも同時期に試聴しましたが、音質としては同格の印象。
ポータブル環境で音楽リスニング用途ならATH-R50x、モニター用途でパワーのあるアンプと組み合わせるなら本機という選び方で良いと思います。
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2025年7月3日 15:21 [1973257-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 無評価 |
| 音漏れ防止 | 無評価 |
| 携帯性 | 3 |
再生環境はD2R&HO200とEH2です。
R70xaとはバランスケーブルで接続しての感想です。
現在は常用ヘッドホンとなっており、リスニング、ライブ盤(ブルーレイ)、その他ネットで映画やドラマ、Youtubeの視聴に活用しています。
(開放型は他にARYA、SRH1840、R70x、FT3、FT5を所有/過去にAD2000x、PARA、MV1を所有)
まずは4年前に購入したR70xの感想から。
音は派手さが無く、モニターヘッドホンなので音源に込められた音があますことなく聴こえるのと何より軽く装着感が素晴らしい。
高域が控え目なので聴き疲れしない。
1990年前後に発売された昔のCD(ドラム音の強めな音源)を聞く際に耳への負担や効き疲れが少ない。
開放型ながら低域に量感があるので映画鑑賞も楽しめる。
当時はHD650と迷ったのですが「装着感」でこちらを選びました。
●ここからR70xaの感想です。
個人的に抱いていたR70xの小さな不満点がR70xaで改善されました。
ちなみにR70xで抱いていたちょっとした不満は以下の2つです。
↓↓↓
@低音のゆるさ(だぶつく感じ)
Aボーカルの距離(少し遠い)
この僅かに感じていた不満点がR70xaで改善しました。
完全ではないけど良い方向へ音がアップグレードされたと思います。
低域はゆるさやだぶつきが軽減し、キレが良くなりました。
反面、R70xに比べ低域の量感は少し減りました。
ボーカルの距離は一段近くなり、一歩引いた感のあるR70xと比べてモニターフォンらしい距離感でしっかりと「声」も追えます!
近すぎず、遠すぎずの中間のちょい前位かと。
声の細かなニュアンスも聞き取り易くなったと感じます。
そして高域はR70xより僅かに明るくなったと感じます。
落ち着きのある高域は引き継がれています。
音場もR70xより広くなったような…。
★オーディオテクニカさん、R70xaをリリースして頂きありがとうございます!
----------------
【デザイン】
ぱっと見ですが、筐体が小さいので華奢に見えます。
手に取ってみると日本製品らしい緻密さがあって良いデザインです。
R70xと比較すると小さくなりました。
細かな事を言うとできればL/Rの表記を分かりやすく印字(デザイン)して欲しかったかな。
弟分のR50x、R30xの方がL/Rを判別しやすいです。
対策としてケーブルの接続端子R側に赤色のテープを貼って判別しやすくしています。
【高音の音質】
所有している開放型ヘッドホンの中では控え目な高域です。
R70xと比べると少しだけ明るくなったと感じます。
【低音の音質】
深い低音ではありませんが、強すぎず、弱すぎず、丁度良いバランスです。
R70xよりキレが良くなりました。
【フィット感】
とても良いです。
R70xのウィングサポートと比べると最初の軽くグイっと頭頂部へ押し付ける感じが無いです。
(ウィングサポートも全く不満はありません)
R70xaはちょんっと頭に乗ってる感じす。
側圧はR70xより弱いです。
ヘッドバンドの面積が小さく、当然重量が軽いので髪型に乱れもR70x以上に少ないです。
とにかく軽い!!
頭に装着したヘッドホンの存在を忘れることもしばしば。
※装着感は個人差が出るので実際にお試しを。
【外音遮断性】
開放型なので…。
ヘッドホンを外側を手で塞ぐと音が変化します。
【音漏れ防止】
開放型なので…。
【携帯性】
持ち運びするのであれば別途ケースに入れた方が良いでしょう。
【その他】
R70シリーズはインピーダンスが470Ωです。
外部アンプは必須です。
普段使いでは最近購入したSHANLING EH2(ノーマルゲイン)を使用していますが、ボリューム位置は11時半〜1時位です。
D2R&HO200(ミドルゲイン、XLR接続)の使用では10時〜11時位の位置です。
-----------
<余談>
最初にも書きましたが、リスニング用途で使用しており主にライブ盤(ブルーレイ)を良く視聴します。
ライブ盤の鑑賞には所有ヘッドホンの中でR70x、R70xaが一番しっくりします。
モニターヘッドホンでありながら耳に刺激的な音が抑えられつつ各楽器の音がしっかりと聞き取れるのが理由です。
そしてR70xaではボーカルがR70xより前へ出るようになり、POPアーチストのライブ盤が一層楽しめるヘッドホンになりました。
また、小音量で作業しながらの「ながら聞き」にもR70xaこの軽さで良い音が楽しめるの唯一無二のヘッドホンだと思います。
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- イヤホン・ヘッドホン
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2025年7月2日 20:35 [1972169-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 無評価 |
| 音漏れ防止 | 無評価 |
| 携帯性 | 無評価 |
【デザイン】
飾り気の無さがかっこいいです。質感も良く、所有欲を満たしてくれます。
【高音の音質】
全く刺さらない解像度の高い高音が鳴ります。
【中音の音質】
ちょうどいい量の中音が高い解像度で鳴ります。
【低音の音質】
ベースやドラムの輪郭がクッキリ見える解像度の高い低音が必要十分な量で鳴ります。
【フィット感】
元々オーディオテクニカのウイングサポートが好きだったのですが、それに負けない位装着感が良いです。
最初は少し緩いかな?と思っていたのですが長時間付けるのにはこれぐらいがちょうどいい側圧なんだなと理解してきました。
【外音遮断性】
音楽を流していないと外の音がよく聞こえます。オープンエアーなので無評価です。
【音漏れ防止】
こちらも論外なので無評価です。
【携帯性】
ハイインピーダンスでケーブルも3mなので作ってる側も考えてないと思いますので無評価です。
【総評】
PCからHP-A4に繋いで純正のアンバランスケーブルで聴いています。
昔にAD2000Xを買って長い事使用していて、開放型はこれでもういいかなと思っていたのですが、店頭で何度か視聴しているうちにこれが開放型の完成形なのでは?と思い購入に至りました。
インピーダンスの関係でDAPだと実力を発揮出来てない可能性があるので、出来れば静かな環境でアンプに繋いで視聴してみて欲しいです。
プロが現場で使うモニターヘッドホンということで、普段の音楽を聴くのに使って楽しいのか?と最初は疑問だったのですが、解像度の高さや超フラットなバランスの良さ、音場の広さと定位の良さでどんなジャンルの音楽を聴いても楽しいです。
ただ、音源の録音やマスタリングが悪いとその悪さまできっちり伝えてしまうのでそこは注意が必要かなと思いました。
5万円代でこのクオリティはぶっ壊れだと思います。これ1台ですべてこなせます。開放型ヘッドホンクリアしました。
【2025/7/2追記】
DACをFiiOのK7に新調しました。
音質が変わるのは当たり前ですが、駆動力が確保できて低音の解像度と質感がアップしたような気がします。
K7の音質がハッキリクッキリ系らしいのでモニターヘッドホンのこれと相性バッチリだと思います。
10万かからずにこの感じは凄いと思います。
次は非純正のバランスケーブルにチャレンジしてみようと思っています。
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2025年5月9日 00:07 [1959771-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 無評価 |
| 音漏れ防止 | 無評価 |
| 携帯性 | 無評価 |
開放型のヘッドホンは静寂な環境で試聴しないと善し悪しの判断はできないし、
ましてや、高出力のアンプを用いた試聴ともなると専門店でお願いしないと難しいのが現状です。
本気の購入に際しても、少々騒がしい家電量販店&非力なポタアンで試聴して
決めざるを得なかったことを前提として記載しています。
【比較機種】
比較対象としたのは弟分のR50x。
R50xも評価が高い機種なので私の駄耳で「さほど差はない」となれば
予算的にも助かるので、R50xにするつもりでした。
【音質】
非力なポタアンでの試聴が前提ですし、あくまで個人的な好みを踏まえて...
・R50xの方が押し出し感が強く、すこし派手な音色に感じました。
・一方、R70xaの方はいたってナチュラルそしてフラット。
・派手さこそありませんが音場も広く「聞きやすい」というのが第一印象。
・この2機種似てるという評価も見かけましたが、わたしの感想は結構違うな感じました。
・経験的に、すこし大人しいかなと感じるくらいの音質が、自宅という環境では
ちょうどよく聞こえると思っているので、この時点でR70Xaの方にだいぶ傾きました
【フィット感】
フィット感は、頭の形によって千差万別。あくまでわたしの頭の形での感想....
平日、空いてるときに試聴したので時間をかけて装着感を確認しました。
・R50xとR70xa、一見似ていますが、装着感も結構違いました。
・第一印象は、R50xのピタッと吸い付くような感覚で好印象。
・一方、R70xaの方は、フワッと乗っかってるだけの印象。どこか緩い感覚。
・どこか違和感を感じるところはないか時間をかけて確認していると
R70xaはジワジワとフィットしてくる感覚が増してきて、これはこれでいいかなという印象に変わってきました。
【質感】
・軽さを重要視しているせいか、同価格帯の海外製品には及びません。
・どこか華奢な感じは否めません。軽すぎるせいで眼鏡を上から装着するとパッドが少し浮きます。
・もう少し重くても、質感を挙げてくれてもいいかな。
【総評】
・久々のオープン型です。以前はSHUREの製品を使用していましたが
私の頭には合わず、1時間で頭頂部が痛くなってきたので、耐えきれず売却しました。
ですので、装着感は音質と並ぶ重要選定ポイント。本気では長時間使用してもどこか痛くなることはありません。
・値段が倍ですので、R50xとかなり迷いましたが、MADE IN JAPANであることにも惹かれ本機に決定しました。
・高インピーダンス機ですので、ある程度パワーのあるヘッドホンアンプがないと
宝の持ち腐れになってしまうということを付け加えておきます。
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2025年5月1日 18:50 [1951997-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 1 |
| 音漏れ防止 | 1 |
| 携帯性 | 1 |
・買ってすぐ即レビューしましたがその後一月近く使ってさらに感動したので追加した内容に更新しました。
概要
・スピーカーを聞いているような自然で広い音場でありながら、素晴らしい定位・高精細・クリアさを持つ。ある意味理想的な音とも思える。
・そのままでクラシックやアコースティック系の音楽(ジャズトリオ等)でリスニングも非常に楽しい。刺激があまりない周波数バランスなのであるが、イコライザで最大〜最小差が2〜3dB程度のイコライザ設定で十二分に迫力や刺激感が増し、ロック、J-POPも楽しくなった。
・長時間のかけ心地はATH-R70xと変わらず音が全項目でアップした感じ。
・開放型ヘッドフォンの最高傑作(10万円未満なら)ではないかと思える
詳細
・多くの製品で共振か反響なのか特定周波数で強い所等がありそれが濁り等に感じる場合がある、このヘッドフォンには全くといっていいほど感じない。そのせいか透き通った音と感じる。
・(フラットをどう定義していいかわからないがATH-R70xに近いので)いわゆるフラットというバランスだと思うが、退屈に感じないのは濁りがなく楽器が明瞭に聞こえるからではないかと思える。
・中域に対して高域を2〜3dB高めにするだけで刺激感・必要な刺さり感等が十二分に増す。
・中域に対して低域を2〜3dB高めにするだけで低域に迫力が出る。
・全帯域に渡り高精細で特定の周波数帯の強調・にごりを感じない。
・低域の伸びも非常にあり、はりもあり、ぼけず分離して聞こえる。
・高域の伸びも不自然さがなく伸びる。
・広大な広がり。明確な定位。
・楽器の1つ1つが出す音が明瞭にわかる。これはモニタヘッドフォンの中でも最上位レベルだと思う。(十数機種しかモニタタイプの詳細比較をしていないが)私にはリスニング用としてもこれが楽しい。
・正直ここまでとは思わなかった。個体差があるかもしれまないが、もしそうまら当たりを引けたのであろう。
比較(家庭内ヘッドフォンでの切替比較)
K7で4.4mmバランス接続で各種音楽を聞き比べ
・ATH-R70xとの比較
音域バランスは R70xをフラットとした場合 R70xaは低域と高域の一部が少し大きいように感じた(音楽で差があるようである)。それでもR70x同様に刺さることも殆どない。
広がり、定位はけっこう差があり R70xa > R70xで 結果楽器の分離も少し R70xa > R70x。これと低域の締まり、特に全体のすっきり感・クリア感がアップしたことで聞いたすぐから差があると感じることができる。
全体としてR70xa バランス > R70xa アンバランス > R70x バランス > R70x アンバランス (バランス接続にすると回路構成が変わる場合も多いようでDAPなら消費電力もたいてい変わる。単純に分離するかしないかの違いではないので音の差は結構ある。)
掛け心地はほぼ同じだが、R70xaは金属板を触る感じで不快
現行実売価格を考えるとR70xのコスパも良いが、予算があるのならR70xa。
・左右確認はR70xがわかりやすい。
・HD 660S2との比較
660S2 と R70xa の音の差は大きい。かなり傾向の異なる音。
どちらも低音が素晴らしくベースの低い領域まで定位を含めて良好であるが出方が異なる。660S2の方が強めに聞こえる音楽が多いが、私の環境では数dBのイコラザ調整で近いバランスにでき、調整後も濁りや劣化がほとんどわからない。それでもそれぞれの個性が残る。
・高域は660S2の方がきらびやか(少しささる)ので、無調整では合うジャンルが変わるが、これも数dBのイコラザ調整で近いバランスにできた。
ボーカルの位置はR70xaの方が少し前で自然に思える。
広がりはR70xaの方が広い。定位もR70xaが明瞭。
660S2は音楽を感動的に聞かせようと作ったヘッドフォンの音。
R70xaはヘッドフォンで聞いている感じがしないほど自然な音であるが、僅かなイコライザ調整で一般的なリスニング向けバランスにもできた。開放型の中では万能タイプと思える。
かけ心地(締め付けのなさ)は R70xa > 660S2
イコライザ可なら660S2よりR70xaの方が全体的に良いと思える。(好みもあると思うが私は660S2を殆ど使わなくなった)
※HD 599SEとの比較では 599SEの方が低域が全体的に強く、高音の中〜高域までが弱い。自然な感じという点では近いが、その他は価格が違うのだから仕方ないとはいえ差がある。(実売価格からすれば599SEもいい)
※HD 620Sとの比較では、開放型のに近い広がりとされる620Sでも広さはR70xaの方がはるかに広い。さらに620Sの方がメリハリあるのでJ-POP等のリスニングには620Sの方が向いていると思う。イコライザでバランスを近づけても620Sの適当な広がりの方が向いている場合・好みの人が多いように思う。やはり密閉型でありながら開放型の広がりの620Sは独特で別物として使い分けできる。
※ATH-M50xとの比較ではM50xの方が620Sより広がりは少なくよりメリハリもある。M50xはハーマン・カーブに近いとの記事もあるリスニングにも向く代表的な密閉型モニタヘッドフォン。比較すべき対象ではないが、結果聞き比べると密閉型と開放型は別物として使い分けするか、好みや使用シーンで選択すべき双方良いヘッドフォンであると再確認した。
買っていい人
イコライザ否定派
・クラシックやジャズトリオなどアコースティック系の音楽等が好きな人。
・自然なバランスの音が好きな人。
・スピーカーのように聞こえるヘッドフォンが好きな人
・全楽器の音をはっきり聞きたい人
・広い音場が好きな人
・音漏れや外音を気にしない人、気にしないでいいところで聞ける人
さらにイコライザ可の人
・ジャンルは問わず音楽が好きな人
・そこそこ派手で、刺さるくらいの音が好きな人
買っていけない人
・派手な音が好きで、イコライザを使用しない人
・柔らかい音しかいやな人
・密閉型の広がりのみが好きな人
・音漏れや外音をが問題になる人
※イコライザは音の劣化を伴うのが通常で、使い方にを間違うと大幅に変な音になりますので、注意が必要です。
参考になった7人(再レビュー後:4人)
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2025年4月20日 20:44 [1954219-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 4 |
| フィット感 | 4 |
| 外音遮断性 | 無評価 |
| 音漏れ防止 | 無評価 |
| 携帯性 | 無評価 |
前機種が破損してしまい、買い替えるか修理するか考えながら放置してたら本機種が発売。
↓
なるほど。
ならば買いましょう。
・・というのが最近の流れ(謎
【他の方のレビューも読んだ上での感想・印象】
前機種との比較
↓
音質は前機種が聴感上で高域から中域フラットのほんのり低域寄りでコンパクトな音像、箱庭的な空間表現を俯瞰的にダラダラと眺める感じの音作りだったのに対し、本機種はわざとらしさがない程度に高域から中域が鮮明になり、高域と中域に対して低域が軽くなった、重心が高くなったように感じ、再生環境が悪いと低域の制動が悪くなるため、その傾向がより顕著に出る。
なお据え置き環境で良好な再生環境であればあるほど、低域を中心とした音の制動が良くなれば、帯域バランスはフラットに近く聴こえるはず。
あと前機種と比較すると音像はかなり近く、大きくなったと感じますね。
個人的にかなり前機種と違いを感じるんですが、あまり変わらないって方の意見は、ちょっとよくわからないですね。
【装着感】
装着感は前機種より人を選ばなくなった分、平均点が上がり、標準偏差によるバラツキが減ったように感じます。
例えば前機種の装着感を2人に評価してもらった結果、平均80点でその平均の中に100点をつける人と60点をつける人がいて80点だったのに対し、本機種は平均85点でその内訳は95点をつけた人と75点をつけた人で平均85点でしたというような。標準的なフィット感を得たが、特別なフィット感を失ってしまった感じですね。
〈総評(4月20日追記)〉
パッケージの箱に色んな国の言語で説明書きされており、国際的に使って欲しいという意欲がみられる本機種。
ADXシリーズが上の価格帯にあるが本機種はモニターヘッドホンであり、一概にオーディオ用のADXが上とは言えるようなものではない。
コンセプトが違うので比較対象となるのは価格帯、音の傾向的にもコンセプト的にもHD600、SRH1840、r70xのラインナップの中に本機種が追加されたと考えるのが妥当でしょう。
前機種はヒンジ部分が脆いのか壊れてしまった、SRH1840は装着感があわず、ヘッドパットの交換などのメンテナンスに難があり、HD600かr70xaかで頭を悩ませる人が多そうな印象。
どちらも再生環境は選びますし、まあ強いて言えば現代音楽(ポップスやボカロ)を好むならr70xaかなと思います。
テクニカは高音に強いとか言われることが多いですが個人的には苦手な味付けが多く、例えばA2000Zは金物の煌びやかさが演出的だよなぁと思うし(それを解像度が高いと言う人もいるが)、AD2000系は橙色のマリーゴールドをドライフラワーにしたような、乾いた色彩感がなんだかなぁと思うし、WS1100はモノクロトーンな音色が音楽を暗くするし、SR9は機械的な音を出すよなぁというのがオブラートに包まない本音です。
そんな中、R70xaの高音は透明で細めのナイロンラインで高域の音像を描くような透明感と柔らかさがあり、高音が続くところでも五月蠅さを感じにくく、好印象です。
値段を加味して歴代のテクニカ機で傑作を挙げろと言われれば、開放型なら僕は本機種を推します。
良くも悪くも音像が少し近いのは昔からのテクニカらしいし、高音に特長がありつつも万人が良いというであろう音に仕上げているのも、懐かしくも新しい進歩を感じます。
次世代の、グローバルスタンダードなテクニカ機が誕生したといっていいでしょう。
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2025年4月12日 23:30 [1952947-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 4 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 無評価 |
| 音漏れ防止 | 無評価 |
| 携帯性 | 無評価 |
スピーカーを大音量で鳴らせない時などのちょっとしたスニング用に購入しました
前モデルと比べ音の全体的な傾向は変わっていませんが、ボーカル(特に女性)が若干近くなり、高域もいくらか強く出るようになったと感じます
(明らかにエージングの差の範囲では無い)
旧R70Xは開放型にしては割と低域がリッチに出ていて、分析的というよりは楽曲の全体的な雰囲気、バランスを俯瞰的に捉える事ができるというイメージだったのですが、
R70XAはより細かい音の位置関係に気づきやすく、繊細な部分に意識を向けるような聴き方ができるようになったと感じます
個人的に今時の音数が多いポップスやボカロとの相性が良いです
音のバランスは非常にフラットで、同価格帯の他製品だとshureのSRH1840、ゼンハイザーのHD600辺りと同系統だと思います
(密閉型ならtago studioのt3 01辺り)
価格の値上がりに関しては他製品も同様に高騰しておりますので1万程度の差ならギリギリ許容範囲内ではないでしょうか
とにかくクセが無くて素直でフラットな音が聴きたいって方にはオススメです。
参考になった8人
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2025年3月15日 07:31 [1944823-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 4 |
| 低音の音質 | 4 |
| フィット感 | 3 |
| 外音遮断性 | 1 |
| 音漏れ防止 | 1 |
| 携帯性 | 3 |
まだ十分な聴き込みはできていないため、ファーストインプレッションの内容になる。
所有オーバーイヤーヘッドホンはAD1000、MSR7
アンプとDAC等はHA26D、BHA100、DAC100、NW-A25
【デザイン】
伝統的なオーディオテクニカの開放型を踏襲している。ハニカムパンチングから覗く銀の面取り加工がカッコいい。ヘッドバンドやスライダーは金属製だが、アームがプラスチック製?なのが残念。ADX3000は確かガラス繊維複合素材だったと思うが(メーカーの方に聞いた)R70xaはどうなんだろうか。ちなみにAD1000はマグネシウム。
【音質】
全体の印象としては本当にフラットで自然な鳴り。AD1000のような鮮やかさは感じられず、地味な雰囲気。なにかのレビュー動画で自然な音と評されていて、"オーテクの開放型はダイナミックさもあるだろ"と思っていたが確かに自然と表現するのが適切と感じ大人しい。特筆すべきは空間描写力で、サザンオールスターズなどを聴くと、音の分離が凄まじいので楽器の位置が完璧に分かる。また、自分が浮いているような感覚になりヘッドホンであることを感じさせない。低域はしっかりと出ており、アタックも強く感じられる。
逆に空間描写が重視されない音楽(アイドル楽曲など)はAD1000の方が楽しくノリ良く聴ける。
高インピーダンスなので良いアンプがないと実力を発揮できないが、上流を整えれば綺麗に鳴ってくれる。
【フィット感】
ウイングサポートの方が圧倒的に楽だった。私の頭では調整が難しく、試行錯誤して少し傾けるような形でようやく落ち着いた。かなり合わない人も多いと思うので試着必須。
【外音遮断性】
皆無。さすがフルオープン。
【音漏れ防止】
全て漏れる。
【携帯性】
あまり持ち歩く人はいないと思うが、めちゃくちゃ軽い。コードは長い。
【総評】
ADシリーズのようなダイナミックさを期待して購入したものの、あまりエネルギッシュな感じではなく俯瞰しているような音作りだと感じた。モニターヘッドホンなので当然だとは思うが、ここまで音作りが違うことに驚いた。全般として音は良いが音源とアンプ、DACにもハイレベルなものを用意してあげることが大事。またフィット感は個人的には良くない。デザインは無駄がなく、戦闘機やF-1マシンのような機能美を感じるので素晴らしい。ただ、そっけないため高級感はほとんどない。エージングでさらなる音質向上に期待したい。
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
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2025年2月21日 17:25 [1937736-3]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 1 |
| 音漏れ防止 | 1 |
| 携帯性 | 3 |
感心するくらい良くできたパッケージです。開封して手に取ったときのワクワク感はすごかったです。ハウジングの無骨な形状、精巧なヒンジ、板状のアーム、保守性にこだわった構造など、細部に至るまで魅力にあふれたデザインだと思います。
装着感は非常に良好です。本体が軽い事、側圧が優しい事、イヤーパッドが耳をすっぽりと覆って当たらない事などが奏功していると思います。長時間の使用が想定されるプロ仕様の設計が体現されていると感じました。
音質は果てしなくクリアーだと思います。音源をひたすらそのままに、何も加えず何も失うことなく耳に届けるヘッドホンだと思いました。何度も聞いた楽曲ほど聞き取れていなかった音や響きに驚かされます。小さな音までコントロールするミキシングやマスタリングのプロエンジニアには音がこんな感じで聞こえているのかなと想像しています。
低音域の量感はしっかりありますが、どちらかというと高音域の解像度を優先している印象です。余韻や味付けが何もないので、ハウジングのわずかな反響を聞き取り楽しめる方には物足りないかもしれません。
インピーダンスは470オームと高めで、据え置きアンプを使用するとその実力を最大限に発揮し、透き通るような音を楽しめます。スマホやUSB-DACでもボリュームを上げれば心地よく聞けますが、解像度はやや低下する印象でした。
付属ケーブルは3mあり私には長すぎるので、1.2mくらいの短いケーブルがあればうれしいです。ATH-R70x用のバランスケーブルに付け替えることができました。
遮音性は皆無なので、十分に楽しむには静かな環境が必要です。店頭で試聴して購入したのですが、自室で夜間に聞いた際の解像度の高さには驚かされました。
大した耳を持たない私ですら感動するほどの音質なので、聴覚の優れた方であればさらにその魅力を堪能できるのではないでしょうか。音に関心のある方なら、経験を問わず一度試す価値のあるヘッドホンだと思います。
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2025年2月14日 00:03 [1936164-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 3 |
| 外音遮断性 | 2 |
| 音漏れ防止 | 2 |
| 携帯性 | 3 |
|
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|---|---|---|
ATH-R70xaのパッケージ |
ATH-R70xaの構成部品 |
ATH-R70xaの着脱式プラグジャック |
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ATH-R70xaとATH-R50xの比較 |
【低音の音質】【高音の音質】
2015年に登場したATH-R70xのリファイン版であるATH-R70xaは同じオープンでも振動板を制動しながら明るめで鳴らすATH-ADX5000やATH-ADX3000の音場、音色とは異なる。そしてATH-R70xaよりエッジーな低高音の弟機 ATH-R50xの方が直接音の気付きはあると思う。
ATH-R70xaの題名に迫力や華麗さを連想させる臨場感とは違う実在感と言う言葉を使ったが、本当にその場で手の届きそうな所に演者が居るようで、前モデルと比べても薄カーテンを取っ払ったようなハッとする部分があり、自然な間接音も素晴らしい。
オープンバックのヘッドホンは背面への抜けはあるものの経験として振動版がバリアとなっているのか共鳴を伴った抜け切らないケースが往々にしてあると思う。
ATH-R70xaはドライバー径が45mmでATH-ADX5000やATH-ADX3000の58mmよりも小さく、装着感も含めてより外気の流れが多いためかこれぞオープンと言う説得力があり、それらの要素も実在感に繋がっていると思う。
【フィット感】【外音遮断性】
ATH-R70xaの頭部は一般的なヘッドバンドに変更されたもののイヤーパッドのハの字に開き気味な装着感は頭部がウイングサポートの前モデルに良く似ている。ATH-R50xの方がピタッと沿った装着感だが、よりダイレクトに音を伝えたい意思から来ているのだろうか。
装着位置の整えやすさでは前モデルの方が良かったと思うしヘッドベンドの折り返し部分が強力とは言えないマグネット固定なのも気になる所。実際、試聴中に音が変わったなあと思ったらヘッドバンドの折り返し部分が外れていたのに気付いた程である。
本体の重さは見た目通りの199gと軽量、長時間装用でも肩が凝らなそう。外音遮音性はオープンバックのそれでほぼ無いが、HiFiMANやFiiOの平面磁界のようなオープンバックに手を近付ければ音場が大きく変わるような事は無い。
【携帯性】【機能性】
携帯性について論じるヘッドホンでは無く折り畳みやスイーベルは備えていないが、この手のヘッドホンとしてはロック機構付き着脱式両出しのケーブルを抜けば持て余す大きさではないと思う。ポーチも同梱されている。
【デザイン】
ハウジングは背面のハニカムパンチングアルミからドライバーとそのクランパーの白い縁取りが透けて見える機能を謳うようなデザインとなる。ラッチ式のスライダーからアームに掛けては少しマット感のあるブラックの薄い平板なメタル。
ヘッドバンドのやや光沢感のあるブラックのメタルブリッジはやはり軽量化のためもあってか薄い平板で穴を開けたものだが剥き出し感を伴って機材の印象を醸し出す。全体として広報写真よりも実物の方がブラックの濃い印象。ビデオを撮ってあるので参照されたい。
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鴻池賢三 さん
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