Lenovo Yoga Slim 9i Gen 10 Core Ultra 7 258V・32GBメモリー・1TB SSD・14型WQUXGA・OLED搭載 マルチタッチ対応 83CXCTO1WW [タイダルティール] レビュー・評価

満足度：—

（カテゴリ平均：4.29）

満足度ランキング—位

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評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	無評価	4.30	-位
処理速度 ストレスなく快適な処理が行えるか	無評価	4.28	-位
グラフィック性能 必要十分な描画性能を備えているか	無評価	3.98	-位
拡張性 拡張スロットやポートの数は十分か	無評価	3.70	-位
使いやすさ 機能性、キーボードやパッドの使いやすさ	無評価	4.04	-位
持ち運びやすさ 軽さ・コンパクトさ	無評価	3.79	-位
バッテリ バッテリの持ちはよいか	無評価	3.76	-位
画面 発色のよさ・画面の明るさなど	無評価	4.11	-位
コストパフォーマンス 価格に対する性能の高さ	無評価	4.33	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[ジャイアン鈴木]

2025年7月31日 12:25 [1977713-1]

満足度	4

デザイン	4
処理速度	4
グラフィック性能	4
拡張性	3
使いやすさ	2
持ち運びやすさ	4
バッテリ	無評価
画面	5
コストパフォーマンス	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

アンダーディスプレーカメラがノートPCに広く普及することに期待

アンダーディスプレーカメラで画面だけが浮いているかのような深い没入感を得られます	Enterキー右側に機能キーが配置。日本語入力ユーザーは誤タッチする可能性が高いです	端子はThunderbolt 4×2のみ。Type-A時代の周辺機器を接続するにはUSBハブなどが必須
「CINEBENCH R23」のCPU（Multi Core）は10848pts、CPU（Single Core）は1785pts	ファイナルファンタシーXIV（1920×1080ドット、標準品質、ノートPC）のスコアは12538	CDMのシーケンシャルリードは6169.16MB/s、シーケンシャルライトは4967.90MB/sを記録

メーカーから借用した製品でレビューします。

【デザイン】
全体的に丸みを帯びたボディー、高い質感が実現されていますが、本製品最大の特徴はアンダーディスプレーカメラ。ウェブカメラが画面下に詰め込まれており、ノートPCとしては世界で初めて画面占有率98％を達成しています。ディスプレーベゼルも狭いので、まるで画面だけが浮いているかのような深い没入感は必見です。

【処理速度】【グラフィック性能】
プロセッサーは「Core Ultra 7 258V」を搭載。CPUベンチマーク「CINEBENCH R23」のCPU（Multi Core）は10848pts、CPU（Single Core）は1785pts、「ファイナルファンタシーXIV：暁月のフィナーレベンチマーク」（1920×1080ドット、標準品質、ノートPC）のスコアは12538（とても快適）、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark」のシーケンシャルリード（SEQ1M Q8T1）は6169.16MB/s、シーケンシャルライト（SEQ1M Q8T1）は4967.90MB/sを記録。
CINEBENCH R23のマルチコア性能は1万を越え、NPU「Intel AI Boost」は47TOPS。現時点でバランスのいいプロセッサーと言えます。

【拡張性】
インターフェースはThunderbolt 4×2のみ。3.5mmコンボジャックやmicroSDメモリーカードスロットは搭載されていません。Type-A時代の周辺機器を有線接続するには、USBハブや変換アダプターが必須です。

【使いやすさ】
英語キーボードのパネルを流用した日本語キーボードを搭載。一部キーが密着していますが、キー間隔には余裕があります。ただEnterキー右側に機能キーが配置されており、Enterキーを多用する日本語入力ユーザーは誤タッチしてしまう可能性が高いです。この点は個人的は本製品で一番残念な点です。

【持ち運びやすさ】
本体サイズは約312.93×203.5×mm、重量は約1.25kg。昨今の14型ノートPCのなかでは軽いとは言えませんが、個人的にはこのぐらいであれば許容範囲です。

【バッテリ】
バッテリーベンチマークを実施していないので無評価とします。

【画面】
アンダーディスプレーカメラを採用した14型WQUXGA OLEDディスプレー（3840×2400ドット、HDR500 True Black、100% DCI-P3、400ニト、120Hz、光沢、マルチタッチ）は解像度、輝度、発色とも申しぶんありません。画面占有率98％の没入感の高いディスプレーは、近未来感が強いです。本製品最大のアドバンテージと言えます。

【コストパフォーマンス】【総評】
本製品最大の魅力はやはりウェブカメラをアンダーディスプレイカメラ化として、画面占有率98％を実現したこと。スマホでは先行して採用されていましたが、昨今では搭載が見送られていることが多いです。その理由は光学的に画質へ不利に働くから。
とは言えノートPCであれば、基本的にビデオ会議用途に使うことが多いので、スマホのインカメラほどの画質を求められることはありません。本製品は直販サイトで30万8880円からとかなり高めですが、ノートPCの新たな付加価値として、広く普及することに期待したいです。