『ガジェット的な面白さを感じる調理家電』 エレコム Cook Mug plus HAC-LEP01GR [ミント] 鴻池賢三さんのレビュー・評価

[鴻池賢三]

2025年4月9日 10:45 [1952094-1]

満足度	4

デザイン	4
使いやすさ	4
静寂性	4
湯沸し力	4
手入れのしやすさ	5
サイズ	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

ガジェット的な面白さを感じる調理家電

デザインと質感のご参考に。	温度表示の例	電源ケーブルは太めの硬め。パソコン的な雰囲気。

メーカーからサンプル機（メディア用）をお借りしてのレビューです。

【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
質感ですが、表示とボタン周りは完全にフラットではなく少しデコボコしてます。内側の機構の影響を受けているようです。価格を考えると許容範囲ですが、写真では分かり辛い部分なのでご留意を。ほか、通電時は電源ケーブルの接続が必要ですが、太く硬めで見映えとしてもゴチャゴチャしがちです。完全な家電ではなく、ガジェット的な要素があると覚悟をされていれば、購入後に後悔は無いでしょう。

【使いやすさ】
モードが6つあります。電気ケトルはオン・自動オフが一般的なので、多機能なぶん操作も必要な製品という前提でご検討を。因みにお湯を沸かすだけなら、コンセント接続後に「Mode」ボタンを1回押すだけで、沸騰すると加熱が自動的に終了し、また「ピッピッピッ」と音が鳴って知らせてくれるので分かり易いです。ほか、加熱中は温度の表示（デジタル数字2桁）もあるのは、一般的な電気ケトルよりも高機能と言えます。

【静寂性】
沸騰に近くなると、気泡の音が少し聞こえますが静かです。一般的な電気ケトル（1000W級）と比べると、パワーが400Wと控えめで音も小さいようです。

【湯沸し力】
300mlの水（室温・水温約18℃）を沸騰させるのに約5分かかりました。定格消費電力（400W）を考えると妥当に思います。お湯を沸かすだけなら一般的な電気ケトル（1000W級）の方が早いです。

【手入れのしやすさ】
シンプルな構造で広口。手入れは簡単です。

【サイズ】
幅100mm×奥行133mm×高さ165mm　です。

【総評】
本製品は単なる湯沸かし器ではなく、温度や時間設定が可能で、調理を目的とした製品です。いろいろな料理に応用でき、数例ですがレシピ集も容易されています。簡単には、レトルトの温め、肉の低温調理、温泉卵などが得意で、大袈裟になり過ぎずレパートリーを増やせるでしょう。1〜2人暮らしの方の便利な調理器具として注目されると良いと思います。