DGB-2KJ [ブラック]
- ミル付きの1杯取りドリップコーヒーメーカー。豆が均一に挽けるコニカル式ミルと独自の抽出方法で、挽きたて淹れたてのコーヒーを味わえる。
- コーヒーカップのSサイズなら1杯約90秒で淹れられ、忙しい朝にも手軽に美味しいコーヒー楽しめる。
- 毎回の手入れはステンレス製のフィルターとフィルターカップを洗うだけと簡単。フィルターとフィルターカップは食洗機にも対応。
DGB-2KJ [ブラック]クイジナート
最安価格(税込):¥25,779
(前週比:-1,248円↓
)
発売日:2024年10月上旬
プロフィールライター・編集者。家電評論家。ウェルビーイング研究家/プランナー/プロデューサー。
書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、…続きを読む
2024年11月30日 21:39 [1908364-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 使いやすさ | 4 |
| 機能性 | 3 |
| 保温性 | 無評価 |
| 手入れのしやすさ | 4 |
| サイズ | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
専用のフィルターとカップ。ペーパーフィルター不要で繰り返し使えるのがエコ |
本体側面にフィルターカップ用のケースを装備 |
給水タンクは背面に |
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操作部 |
セットした豆からミルで1杯分の粉が挽ける |
抽出部。フィルターをセットする |
アメリカのキッチン家電ブランド「Cuisinart(クイジナート)」のドリップ式コーヒーメーカー。メーカーより提供されたサンプル機を試用。
ミル付きのコーヒーメーカーで、ミルの下に専用のフィルターカップをセットして豆を挽き、粉の入ったフィルターカップを抽出ヘッドにセットし直す使用方法。淹れられるコーヒーは一杯ぶんずつだが、豆をセットしておくケースが小容量なので中身を入れ替えやすく、いろいろな種類のコーヒー豆を楽しむのに向いている。1杯分ずつなので、豆挽きも抽出もスピーディーだ。
豆を挽く量と抽出する量は、コーヒーカップのSサイズ(約140ml)、マグカップのMサイズ(約180ml)、アイスコーヒー・カフェオレ用(約90mlの濃いコーヒー)の3種類から選べる。豆も水も計量不要で、豆の量とコーヒーの量をボタンで選ぶだけで、1杯ずつ挽きたて・淹れたてのコーヒーを気軽に楽しめる。
コーヒー豆ケースは蓋つきで100グラムまで保存可能。豆がなくなったタイミングで取り外して、付属のクリーニングブラシでお手入れできる。
ミルは、円錐状の刃をもつステンレスのコニカル式を採用している。プロペラ式に比べると均一な粒度で挽けるのが特長だ。挽き目の粗さは付属のステンレスフィルターに合わせた中細挽きのみで、変更はできない。コーヒー粉をフィルターカップに入れて抽出することも可能だ。
フィルターはステンレス製で繰り返し使える。深さのある形状で、コーヒー粉の層を厚く作ることで、粉全体に湯を浸透させられる。注湯は2秒単位で繰り返し行い、注湯温度と湯量を一定にして粉の蒸らしと抽出を行う方式。Sサイズのコーヒーカップの場合、挽いてから抽出まで約90秒とスピーディーでありながら、短時間で蒸らし〜抽出を行ってくれるので、しっかりと豆の美味しさを引き出してくれる。
毎回お手入れが必要なのはフィルターカップのみ。使用後は、抽出済みのコーヒー粉を捨てて、フィルターとフィルターカップを水洗いすればよい。フィルター・フィルターカップの他、ドリッププレートとドリップトレーは食器洗浄乾燥機にも対応している。
給水用のタンクの最大使用水量約1.4L。取り外して水洗いできる。
個人的にとてもいいと思うのは、コンパクトさ。ミル付きのコーヒーメーカでありながら、幅18.5×高さ32.5××奥行28センチと、A4サイズに収まる省スペースなサイズだ。このサイズなら、例えばカプセル式やエスプレッソ式といった他のタイプの他のコーヒーメーカーとの併用もアリだ。
本体内にフィルター・フィルターカップの収納スペースが設けられているのも気が利いている。使用していると、フィルター・フィルターカップがもう1組ぐらい欲しくなるので、ストック用のスペースとして便利だ。
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プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。
主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む
2024年10月31日 05:09 [1898444-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 使いやすさ | 5 |
| 機能性 | 5 |
| 保温性 | 無評価 |
| 手入れのしやすさ | 5 |
| サイズ | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
本体。整然と各パーツが配置されている。 |
中に「円筒フィルター」がある「フィルターカップ」 |
まずコーヒー豆を挽き、フィルターに詰める。 |
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フィルターカップを装着。以降、上から湯を注ぎ抽出する。 |
コントロールパネル |
本体サイドに、フィルターカップを収納するギミックがある |
クイジナートは1971年創立のアメリカの調理用品ブランド。中でもフードプロフェッサーは有名で、英語圏では、クージナートと言えばフードプロフェッサーを思い浮かべるそうだ。
そんな調理家電に強いクイジナートだが、今ではオーブントースター、コーヒーメーカーもラインナップしている。
「ファウンテン コーヒーメーカー」と呼ばれるドリップ式のコーヒーメーカー(FCC-1KJ)は、なんと下から上へ噴水の様に水を噴き上げる他に類を見ない独創的なモデル。ドリップ式の大きなポイントは、フィルター内のコーヒー粉に満遍なく、お湯を注ぐこと。ただし湯量は自在に調整できることが必要。このためドリップ式のコーヒーメーカーは、シャワーノズルを使い、湯を注ぐモデルが多い。噴水は、逆さシャワーとも呼ぶべき手法と言える。トリッキーな見た目とは違い、理にかなった淹れ方と言える。2〜5人用として設計されている。また、14カップ ドリップ式コーヒーメーカー(DCC3200SJ)もラインナップされている。
そのモデルに今年(2024年)加わったのが、「ドリップワン ミル付コーヒーメーカー DGB-2KJ」だ。
昨今のニーズに合わせ、一杯ずつでも美味しく淹れることを目的に作られている。家での一杯ずつでも美味しいコーヒーというと、カプセル型のコーヒーメーカーを思い浮かべる人も多いと思う。確かに、便利で美味しい。カプセル間で味の差がほとんどないため、一流レストランが採用するほどだ。
一番の欠点は、飲めるコーヒー種がカプセルメーカーにより左右されることだ。自分の好きな豆がラインナップされていない場合もある。
当モデルは、焙煎された豆さえあれば、内蔵ミルで挽き、コーヒーを淹れることができる。しかも飲む量により、挽く豆量も変更できる。徹底して、1カップを上手く入れることにこだわった仕様になっている。
これを実現するため、カプセルホルダーに入ったフィルターカップを使い抽出する。
日本なら、コーヒーメーカー内で見えないうちに済ませるのに、一つ一つ自分が何をしているのかを考えながらコーヒーを淹れる様に設計されている。
かなりユニークなコーヒーメーカーだ。
今回、メーカーよりモデルを借り、テストさせてもらった。
【デザイン】
フロントハンドリングを強く意識したデザインになっている。ただし、思いが先走っているところがある。
一番大きいのは、コーヒー豆のホッパーの隣に、コーヒーの注ぎ口があること。このため、コーヒーを淹れる度にホッパーに蒸気が当たってしまう。焙煎したコーヒー豆は湿気、高温を嫌う。幸いホッパーに入れられる量は少ないので、影響はほぼないと思うが、余りいい気持ちにはならない。
こう言うところは、実用的なアメリカ設計らしい。
ただ1カップに対しできることは、ほとんど入れてある。これは余り例がない。
【使いやすさ】
使っていて一番難儀だったのは、水タンクのはめ込み。薄く、高さがある上、水がかなり入るので、設定位置にドンズバではめ込むのが難しい。
あと、コーヒー豆のホッパーにコーヒー豆を入れる時、中央に大きな軸があるため、油断すると溢れてしまう。
またコーヒーミルを使うと、周辺に粉が飛ぶことがある。
それ以外で難しいところはない。ただ、セットする時に、フタを開ける場合は、センサーが認識できる様に、完全に開け切ること。そうでないと、上手く前へ進めないことがある。
【機能性】
使用するフィルターが決まっているためか、粉の粒径サイズを変えることはできない。
それでも、フィルターからの粉漏れはやや多め。フィルターで濾しきれず、コーヒーに入った粉は雑味をもたらす。
一方、面白機能は、サイドにあるカプセルホルダーの収納スペース。小物パーツがある家電は多いが、この様なスペースがないため、紛失することも多い。
【手入れのしやすさ】
洗うべきところは決まっている。特に洗い難いところはなかった。
【サイズ】
安定したサイズ。ローサイズなので、テーブルの上にあってもおかしくない。
【総評】
ここをもう少しと指摘するところは多いが、かなり美味しく淹れられる。やはり、その場で豆を挽き、コーヒーを抽出するというのは、かなり強い。
湯気の出入りなど工夫して、更なるステップアップも可能だと思う。
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4
神野恵美 さん
(コーヒーメーカー)
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