Dyson Purifier Humidify + Cool PH2 De-NOx PH05 WG [ホワイト/ゴールド] レビュー・評価

満足度：—

（カテゴリ平均：4.24）

満足度ランキング—位

集計対象0件 / 総投稿数1件

1. 5 0%
2. 4 0%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	無評価	4.32	-位
使いやすさ ボタンの配置や、機能など	無評価	4.38	-位
清浄能力 ホコリなどを取り除く能力	無評価	4.25	-位
脱臭能力 臭いを消し去る能力	無評価	4.20	-位
静音性 運転時の騒音	無評価	3.92	-位
サイズ 省スペース性・コンパクトさ	無評価	3.88	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[多賀一晃]

2025年6月1日 10:03 [1965123-2]

満足度	3

デザイン	5
使いやすさ	5
清浄能力	5
脱臭能力	5
静音性	4
サイズ	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

加湿、空清、扇風機の３機能の内、扇風機は残念レベル。他は良い

本体。上から、扇風機、空気清浄機、加湿器が組み合わさっている	AQ（空気質）のグラフを本体のディスプレイに表示したところ	HCHO（ホルムアルデヒド）の数値を本体のディスプレイに表示したところ
円筒型のフィルターを採用。CHCOは触媒フィルターで分解する。	取手付き水タンク。すごく扱いやすい。	本体と同色。かっこいい。ダイソンらしさが滲み出る。

１台３役（空気清浄機／加湿器／扇風機）のプレミアムモデルとある。
ビル管理法によると室内空気に関しては、浮遊粉塵量（PM2.5など）、一酸化炭素、二酸化炭素、ホルムアルデヒド、気流、室温、相対湿度の項目がある。

それぞれ対応できる家電がある。浮遊粉塵、ホルムアルデヒドは空気清浄機対応（粉塵はHEPA・活性炭フィルターでトラップ、ホルムアルデヒドは触媒フィルターで分解）、一酸化炭素、二酸化炭素は換気扇で家外に、気流は扇風機もしくはサーキュレーターで空気を攪拌、室温はエアコン、相対湿度は加湿器と除湿機（除湿はエアコンで代用可）でコントロール。
単純に言うと、空調家電を数種類持たなければ、密閉度の高い室内に住む日本人はやっていけなくなっている。

私は職業柄、全部所持しているが、常に稼働できる様になっているのは、「換気扇」「エアコン」「サーキュレーター」「空気清浄機」の4種類。換気扇、エアコンは壁に備え付けなので、置いてあると言う意味では「空気清浄機」と「サーキュレーター」となる。

双方とも最終的には風を送り出すため、今回メーカーから借り、テストしたDyson Puriffier Humidify + Cool PH2 De-NOx 加湿空気清浄機の様に、集約できるととてもありがたい。

しかもダイソンはデザインがカッコいいので、仕事部屋などに置いておくと、気持ちがちょい上がりする。良いものだったら、購入したいと考えた。

結果としては、メーカーの呼称通りの機能になっていた。加湿・空気清浄機としては十分役に立つが、扇風機、サーキュレーターとして使うには役不足だ。単純にいうと風に関する自由度がないのだ。扇風機はある一点から風を出し、拡散、人に当てて体温調節するのが扇風機。壁に当てて拡散させ、部屋全体の空気を攪拌するのがサーキュレーターだ。サーキュレーターはよく天井を向けた写真を取られるが、あれはどこにでも風を送れますというアピールだ。そして拡散するのは壁などに当たって以降。それまでが拡散しない様に、前に前に進む風がよい。対して扇風機は人を包むように直接身体に当たる風を作る。このため風は拡散しながら進む。同じ部位にばかり風があたると体が干上がるので、首振りが必須。

双方とも、風はあればいいというものではなく、明確な目的・目標がある。

出た当時、ファンレスのダイソンは使っていたが、こんな感じではなかった。まず風の出口がもっと大きかった。そして少しだが上下に角度を付けることができた。このため体を包む風を出すことができ、ファンレスでもいけるなと思った。

このモデルは、加湿器・空気清浄機にかなりのスペースが割かれている。このため送風できる部分が小さい。加えて角度は横方向に少しだけしか変えられない。上下方向に動かすことはできない。発売当初のモデルの、上下はあまり動かすことはできなかったが、それを送風口の大きさでカバーしていた。

そして今の日本、ちょっといい扇風機はよい微風を作るためにDC（直流）モーターを採用する。精密制御と静音のためだ。
微風は加湿器、空気清浄機が室内に流す風と全く異なる。加湿器、空気清浄機は部屋の空気を均一にするためのものだが、微風は体に当たって、気持ち良くならなければならない。送風という言葉では語れないほど、ぎっしりノウハウが詰まっている。

逆に、特に空気清浄機、加湿器はしっかり作られている。

空気清浄機は、センサーデーターを表示してくれるのがよい。表示されるデーターはAQ（空気質）、24時間AQ、PM2.5、PM10、HCHO（ホルムアルデヒド）、VOC（揮発性有機化合物）、NOx、温度、湿度だ。良い悪いだけでなく、数値でも表示されるし、一部ではあるが履歴も分かる。履歴が分かると何がいいのかというと、室内空気を悪くした原因を探ることができる。

また加湿器で、一番面倒なのは、水の供給だ。加湿器がある部屋は水道がないことが多い。水場から運んで切ることになるは、まとまった水は存外重い。その点、ダイソンのタンクはきちんとした取手が付いている。何気にポイント高い。

空気清浄機と加湿器の組み合わせは、いろいろなメーカーが行っているが、空気データーをきちんと提示しているメーカーはそう多くない。メーカーはできる限り、データーをユーザーに提示して、ユーザーの向上に務めるべきだ。その点、データー開示もできており、その意味でも使い勝手は悪くない。

ただ扇風機に関しては、ただ扇風機としても使えますではなく、できること、できないことを明記して欲しい。
扇風機と言っても、普通の扇風機と、かなり違うからだ。