WHITE TIGER II QDC-TIGER-S-WH-V2 レビュー・評価

満足度：—

（カテゴリ平均：4.24）

満足度ランキング—位

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評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	無評価	4.19	-位
高音の音質 高音部の音質の良さ	無評価	4.15	-位
低音の音質 低音部の音質の良さ	無評価	4.12	-位
フィット感 装着したときのフィット感など	無評価	4.08	-位
外音遮断性 外の音を遮断するか	無評価	3.79	-位
音漏れ防止 音漏れを防止するか	無評価	3.79	-位
携帯性 コンパクトさ	無評価	3.86	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[鴻池賢三]

2025年6月28日 12:55 [1971606-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	4
フィット感	5
外音遮断性	4
音漏れ防止	4
携帯性	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

ドライバーの魅力をストレートに楽しめるIEM

デザインと質感のご参考に。（柄は個体により異なる）	形状と質感のご参考に。	プラグ先端は交換可能

メーカーからサンプル機（メディア用）をお借りしてのレビューです。ポータブルプレーヤー（A&ultima SP3000T）と組み合わせてバランス接続し、主にハイレゾ音源で試聴しました。

【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
フェイスプレートの模様は製法上1台1台異なるとの事でご参考までに。
質感は樹脂そのものの印象ですが、カスタムIEMの存在をご存知の方なら、ノーマルに感じると思います。

【高音の音質】
高域はエネルギッシュで明瞭さと伸びやかさが爽快。ボーカルは背景に埋もれず、また、ダイレクト感が高く、ディテールの粒立ちも繊細。総じて生々しさが印象的です。これほどの高域再現力を持ちつつ、低歪で聴き易いのも大きな魅力。EST(静電型)トライバーを2基搭載しているとの事で納得です。

【低音の音質】
空間をスッキリと再現し、質感表現に長けています。低域もBAドライバーが担当しているようで、その特性が表れていると思います。一方、BAでも多ドライバーのお蔭か、量感もしっかり出ます。流石にパワフルなダイナミックドライバーのように、地響きを感じるような空気感や、鼓膜を叩くようなパンチ力は得られませんが、並みのダイナミックドライバー搭載モデルと比べると同等以上の再生能力。何より、感度が高く低域も良く鳴る印象。
ジャンルを選ばずにモニターライクな高音質で楽しめますが、特にアコースティック系低域楽器の音色を楽しみたい方に喜ばれそうです。

【フィット感】
多ドライバーモデルですが、筐体サイズも重量感も違和感なし。カスタムIEM風の形状で、どなたも高いフィット感が得られると思います。

【外音遮断性】【音漏れ防止】
カナル型としては一般的な範疇です。缶タイプのハードケースが付属していますので、携行時も安心でしょう。

【携帯性】
持ち物として小型軽量。携帯性は良好です。

【総評】
この価格帯になると一概にコストパフォーマンの算定ができませんが、ESTドライバーならではのエネルギッシュな高域再現と、BAドライバーのみで奏でる精密な中低域は魅力的です。高価ですので万人にお勧めしませんが、ご興味のある方は試聴される価値のある製品だと思います。