Foxrite MKII レビュー・評価

満足度：—

（カテゴリ平均：4.36）

満足度ランキング—位

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評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	無評価	4.33	-位
操作性 音色調節などの操作がしやすいか	無評価	4.29	-位
機能性 本体の機能、音の作りやすさ	無評価	4.30	-位
耐久性 本体の耐久性	無評価	4.40	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[K(きになるおもちゃ）]

2024年10月14日 18:21 [1893257-1]

満足度	4

デザイン	5
操作性	5
機能性	5
耐久性	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

最も「ファズらしい」と言われたサウンドを再現

全体	コントロール	オリジナル筐体

ロンドンで実際に音楽活動もしながら数多くのエフェクターを制作するFredric Effects。ヴィンテージエフェクターのサウンドを再現するペダルを多く制作するブランドで、定番のスタイルから、東ドイツのプリアンプといったほとんど知られていない機材を元にしたペダルなど、独自のセンスで数々のエフェクトをラインナップしています。特にファズを中心としたラインナップで知られています。Fredric Effects Foxrite MKIIは、1960年代に作られたファズペダルを元にしています。ヴェンチャーズのギターなどでも有名なモズライトが発売したFuzzriteが元になっています。Fuzzriteは発売当初はゲルマニウムトランジスタで、その後60年代後半ごろにはシリコントランジスタとなりました。Foxrite MKIIはそのシリコントランジスタの時期のサウンドを元にしています。今回はそのFoxrite MKIIを店頭試奏にてレポートします。コントロールはDepth、Volumeのシンプルな2ノブ。そして中央のボタンスイッチでRiteとRongモードを切り替えることができます。RiteモードはオリジナルヴィンテージFuzzriteのサウンドとなり、Rongモードではさらにアグレッシブなファズサウンドになります。Fuzzriteのサウンドはなんというか、60年代の「ファズらしいサウンド」の正統派みたいなペダルです。ちょっとSuper Fuzz的な雰囲気もあり、ジリジリとして分厚く、少しオクターブが混ざるような音色です。さらにRongモードにするとより轟音でぶっとい音色になります。Super Fuzzのトーンスイッチ的な使い方ができるスイッチとなっていて、ミッドがゴワゴワとしたヴィンテージファズ特有の暑苦しいサウンドになります。そのサウンドは特に単音+シングルコイルでぶりぶりとしたフレーズを弾くのに適しているように思います。Depthコントロールは単に歪みだけでなくローエンドからトップエンドまで音色のバランスを調整することができます。60年代〜70年代ごろのGSサウンドやガレージロック、さらにグランジなどのトーンにも向いています。個性は強く、味の濃いペダルですが、だからこそ使えるジャンルでは欠かせないペダルとなります。