TONEX PEDAL レビュー・評価

満足度：—

（カテゴリ平均：4.36）

満足度ランキング—位

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評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	無評価	4.33	-位
操作性 音色調節などの操作がしやすいか	無評価	4.29	-位
機能性 本体の機能、音の作りやすさ	無評価	4.30	-位
耐久性 本体の耐久性	無評価	4.40	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[高村尚平]

2025年1月30日 00:18 [1930591-1]

満足度	5

デザイン	3
操作性	4
機能性	5
耐久性	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

かなりリアルなアンプサウンドが手に入ります！

シンプルかつ堅牢な筐体	サイドから見える真空管を模した光が気分を高めてくれます！	ヘッドフォン端子もついているので夜間の音出しも問題ありません。

【サウンド】

まさに「リアルなアンプ」

TONEXの最大の魅力は、アンプサウンドのリアルさです。発売と同時に手に入れ、ずっと使っていますが、「これは本物のアンプだ」と思えるほどのクオリティで、リアルの真空管アンプを使う機会が減りました。もちろん比較すれば違いは分かりますが、十分満足できるクオリティです。

特に、ネット上にアップされた他のユーザーのアンププロファイルをダウンロードして使えるのは最高で、今も誰かがアップしてくれたアンプのサウンドをいくつか使っていますが、どれも素晴らしい出来栄えで、まるで本物のアンプを手に入れたような感覚になります。

尚、いろいろなアンプシュミレーターを使ってきましたが、TONEXは、一歩抜きん出たリアルさを持っていると感じています。プロファイリング技術によって、単なるモデリングではなく実際のアンプの音のクセやフィールまでしっかり再現されているのが素晴らしいです。

【機能】

アンプ特化型、エフェクトは最小限なのが私的には好印象です。

TONEXは、アンプのプロファイリングと再生に特化した設計のため、基本的にアンプ＆キャビネットのサウンドを作るための機材です。

他社のマルチエフェクターやアンプシミュレーターのように、空間系やモジュレーション系エフェクトは搭載されていません。しかし、リバーブ・コンプレッサー・ノイズゲートは内蔵されているので、シンプルなセッティングであればTONEX単体でも十分使えます。

もし細かいサウンドメイクをしたい場合は、外部エフェクターやDAWのプラグインと組み合わせるのが前提になります。

逆に、TONEXのアンプサウンドが圧倒的にリアルなので、他の部分が圧倒的に素晴らしい機材と組み合わせることで、最強のシステムを構築できると思います。

【操作性】

正直、液晶画面の視認性はあまり良くありません。「いつの時代のデザイン？」と思ってしまうほど古いUIで、情報量も少ないため、本体のみで細かいエディットをするのは少し厳しいです。

でも、専用のPCエディターを使えば、かなりサウンドメイクは快適になります。専用エディターの使い勝手は比較的良好で、視覚的にパラメーターを調整できるので、基本的にはPCを使うことが前提の機材だと割り切れば、大きな問題にはならないと思います。

私は長さのあるUSBケーブルを購入して、常時PCと接続状態で使用しています。

【総評】

アンプサウンドは圧倒的で、本当にオススメできます。ただし、アンプに特化した製品なので、サウンドを作り込みたい人は他製品との組み合わせが必須となります。ただMIDI搭載なので、他製品導入時の連携は心配ありません。

アンプサウンドを極めたい人には最高の選択肢だと思います。

＜メリット＞

・圧倒的にリアルなアンプサウンド
・世界中のユーザーが作成したアンププロファイルをダウンロード可能
・シンプルなセットアップなら、リバーブ・コンプ・ノイズゲートも搭載で即戦力
・PCエディターを使えば操作性は快適

＜デメリット＞

・液晶画面が小さく、視認性が悪い
・エフェクト類が少なく、単体では多彩な音作りには向かない
・本体のみでの操作はしづらい


TONEXは、「アンプの音が最優先」という人には圧倒的におすすめです。ただし、多彩なエフェクトを求める場合は、外部機材との組み合わせを検討するか、他社の製品を選択した方が良いかと思います。