Arctis Nova Pro Wireless [ホワイト]
- 没入型360度「Spatial Audio」を備えたワイヤレスゲーミングヘッドセット。デュアルUSBポートにより、PC、Mac、PlayStation、Switchなどに対応。
- 2.4GHzとBluetoothの同時使用により、ゲームとモバイルオーディオをミキシングして、通話とマルチメディア再生が同時に行える。
- AI搭載の「ClearCast Gen2ノイズキャンセリングマイクロホン」は、バックグラウンドノイズを消してキーボードのタップ音やボタンの連打音を取り除く。

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- ヘッドセット 12位
- ゲーミングヘッドセット 9位
Arctis Nova Pro Wireless [ホワイト]steelseries
最安価格(税込):¥59,970
(前週比:±0
)
発売日:2024年 5月10日
Arctis Nova Pro Wireless [ホワイト] のユーザーレビュー・評価
プロフィールテクニカルジャーナリストの西川善司です。
パソコン、IT全般、半導体技術、グラフィックス技術、ゲーム開発技術、ゲームそのもの、映像技術、映画コンテンツ、自動車とその関連技術、家電製品など、幅広く取材して各メディアに記事を寄稿しています。…続きを読む
2022年12月30日 19:49 [1663486-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| フィット感 | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| マイク性能 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
商品パッケージ |
パッケージ内容物 |
ベースステーションはUSBオーディオデバイスでもあり予備バッテリー充電機でもある |
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マイク部は本体へ収納することが可能。マイク収納時の見た目はただのヘッドフォン |
2.4GHz帯独自無線とBluetoothの同時接続すると2つのサウンドデバイスとして認識される |
Hands-Free AG Audioと書いてある方がBluetooth接続された方のマイクデバイス。 |
筆者は、Discordを使って友人達と会話しながらゲームをプレイし、それに対しておしゃべりをしながらゲーム実況配信をすることがよくある。
その際、結構面倒なのが
(1)ゲームの音声を聞くためのサウンドデバイス
(2)実況のおしゃべりを録音するためのサウンドデバイス
(3)Discordで友人達の会話を聞くためのサウンドデバイス
(4)Discordで友人達としゃべるためのサウンドデバイス
を準備して、これらを頭/耳に身に付けることだ。
Windows環境の場合、ゲーム側にサウンドデバイスを単独で割り当てないとうまく動作しないことがあったり、Discordなどの音声チャットアプリも、ちゃんとサウンドデバイスを割り当てているにもかかわらず、他のアプリがそのサウンドデバイスを使っていると、予測不可能な動作振る舞いをしたりすることがある。
「ゲームをプレイしてしゃべりを入れる」「Discordで音声チャットをする」を安定した環境で実践するためには2つのヘッドセットをそれぞれゲームとDiscordに専用割り当ててしまうのがてっとり早い解決策となる。
ということで、これまでは、インイヤータイプのヘッドセットとオーバルイヤータイプのヘッドセットをゲームとDiscordそれぞれに割り当てて、その両方をダブルで装着したりしていた。
Arctis Nova Pro Wirelessは、このことを1台で実現できてしまう素養を持っているのだ。
Arctis Nova Pro Wirelessでは、SteelSeries独自の2.4GHz帯電波を使った独自コーデックの低遅延音声チャンネルと、Bluetooth接続を使ったBluetoothオーディオチャンネルの2系統の接続を1台でこなせてしまうのだ。SteelSeriesではこの機能を「デュアルワイヤレス」機能と呼んでいる。
実際、PC本体に認識させたあと、Bluetoothのペアリングまでを行うと、1台のArctis Nova Pro Wirelessを使っているにもかかわらず、2つのマイクデバイス、2つのヘッドフォン(スピーカー)デバイスが利用できるようになる。
高音質と低遅延が重要視されるゲームサウンドは、2.4GHz帯で伝送されるSteelSeries独自コーデックの低遅延サウンドを割り当て、音質と遅延をあまり気にしないDiscord向けのサウンドはBluetoothでペアリングしたBluetoothオーディオの方に割り当てて使うのが、お手本的な使い方になるだろうか。
実際、先日(2022年12月)に開催された「ストリートファイターV」の大会においては、Arctis Nova Pro Wirelessをこのスタイルで使って参加、実際に、チームメイトとDiscordでボイスチャットを行いつつ、ゲーム実況配信を行ったのが下の動画である。
https://youtu.be/Uhas9p1mMVc
Bluetoothオーディオの方はマイク音質はそれなりとなるが、会話が出来れば十分なのでこれで不満なし。
一方、SteelSeries独自コーデックの方のマイク音質は良好で、ゲーム実況音声の品質としては十分に実用レベル。なお、普段から使っていた、Razerの「Ifrit」と比較しても遜色なし。いちおう、Ifritと本機の2機種で録音した筆者の声を動画の形で上にサンプルとして示しておくので参考にして欲しい。
動作安定性にも大きな問題はなし。デュアルワイヤレス接続による「音声チャットとゲーム実況による、2つのマイクチャンネルの同時音声入力」は普通に使えてしまった。
それと、ゲームプレイにおける低遅延性能にも不満もなし。
「ストリートファイターV」をプレイしていても、「効果音の鳴り遅れ」は感じず。
遅延はPCスピーカーからの直音を聞いているのと変わりなし。
「鳴っている音」の方の「音質面」に関してはPC版の「バイオハザード・ヴィレッジ」のゲーム実況配信の際にさらに深く検証した。
下がその時の動画になる。
https://youtu.be/c3Ap8YLeB-E
この作品では、独自のバーチャルサラウンドを実装して立体音響を実践しているようだが、本機との相性は良好。音像の立体的な定位感も優秀で必要十分なり有り体が得られていた。
また、音楽などを聴いても不満のない音質だ。
ノイズキャンセリング性能は、その部屋のエアコンの送風音やPCの冷却ファンの騒音などは、かなりのレベルでカットオフしてくれる。
その部屋にラジオがテレビなどが付けっぱなしの状態だった場合、そうした音声は、本機のノイズキャンセリング機能をもってしても完全無音化はできない。低減はされるが「あ、鳴ってる」と気が付くことはできる。
USBオーディオデバイスにも相当し、無線接続モジュールを兼ねているボックスモジュールの「ワイヤレスベースステーション」は見た目のデザインがかっこいいだけでなく、機能性も高い。
ワイヤレスベースステーションと2本のUSBケーブルで2台のPCやゲーム機に接続した際には、どちらの接続系等(USB1かUSB2か)に繋ぐかの切り替え機能ができたり、マイクレベル調整、イコライジング調整などもここから行える。また、ワイヤレスベースステーションに予備のバッテリーの充電機能が搭載されているのもユニーク。ここで予備バッテリーを仕込んでおけば、ヘッドセット側のバッテリー切れ時も速やかに交換ができて継続使用ができるのだ。
この他、ワイヤレスベースステーションにはアナログの音声入出力端子も備わっている。ヘッドセットの親機を超えた、単体としてもかなり便利なUSBオーディオデバイスに仕上がっていると思う。
使っていて気になった点は1つ。
それはミュートスイッチの位置。
筆者の、上記テストゲーム実況配信にてくしゃみが出かかったときに、ミュートスイッチを押すのが間に合わなかったことがあったのだ。
間に合わなかったのは、ミュートスイッチを押し間違えてしまうことがあったから。ミュートスイッチは、電源スイッチは音量つまみの間にあるので、とっさに指を伸ばしたときにミュートスイッチではない、関係ないスイッチを押してしまいがちとなるのだ。
パニックボタンともいえるミュートボタンは、他のスイッチと押し間違えては意味がない。なので他のスイッチとは離れた場所に単独で存在してもらえると助かる。
- 比較製品
- Razer > Ifrit and USB Audio Enhancer Bundle
参考になった9人
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よく投稿するカテゴリ
2022年11月30日 16:14 [1651651-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| フィット感 | 4 |
|---|---|
| 音質 | 3 |
| マイク性能 | 4 |
【フィット感】
イヤーパッドは非常に柔らかいです。もちモフです。
頭の大きい方は側圧がキツく感じられるかもしれません。
耳の大きい方はイヤーパッド内部に当たるかも、僕もちょっと当たってますが気にはなりません。
メガネ掛けてても痛くないです。
【音質】
思ってたより派手な感じがなく割とフラット目、ただ買ったばかりだからか1k辺りの中域がちょいと目立つ印象。
fpsはやらないですが渇いた銃声とか強調されそう。
ゲーミングヘッドセットなだけあって音楽的では無いです。音の雰囲気はロジクールのgPROの方が好きでした。
7.1サラウンドはイマイチな印象。
ちゃんとハマるゲームやコンテンツを聴いたらまた違うかもです。
ノイズキャンセリングもツーンと感もなくスッとPCファンなどの雑音を消してくれます。
キーボードのカチャカチャとかは遠くで鳴ってる感じに聞こえます。
そこまで強力って訳ではない印象です。
【マイク性能】
マイク性能というか、
Sonarのノイズキャンセリングがめちゃくちゃ優秀で雑音が消えただけで音質が良くなった気さえします。キーボードの音とか聞こえないです。
DiscordのノイズキャンセリングやNVIDIAのノイズキャンセリングより優秀な印象。コレいいです。
慣れないとヘッドホンでのマイクオンオフが難しいです。間違えてしまいます。
【総評】
お値段相応です。
作りはしっかりしてますので高級感もあります。
Sonarが使いやすく、結構痒い所に手が届きます。
充電忘れる僕にはバッテリー交換で即使えるのは地味にありがたいです。
光らないですが、正にゲーミングなヘッドセットです。
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よく投稿するカテゴリ
2022年10月2日 16:44 [1628801-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| フィット感 | 3 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| マイク性能 | 無評価 |
【フィット感】
個人的にはココが不満点。ドライバーと同軸でANCマイクが付いているのだが、その部分が突起場になっており、更に少しカップが浅いのでANCマイクが耳に当たる。短時間なら気にならないが長時間は痛い。イヤーパッドをもっと厚みの有るモノにして空間的な余裕を取って欲しかった。
Geekria等サードパーティから集めのパッドが出て欲しいところ。
【音質】
文句無く良い。本気はPC+専用ソフト「Sonar」で本来の性能が出るが、SONYのH9とは違い、PS5でもベースステーションでイコライジングが出来るのでゲームジャンルや映画等ジャンルを問わず素晴らしい音を聴かせてくれる。
【マイク性能】
当方VCや実況はしないので使用していないが、先代ARCTISシリーズもマイクに定評は有ったのでNovaも良いと思われる。
【総評】
だいぶ古くなったARCTIS pro wirelessから乗換。オプティカル端子が無くなった事で分離器を利用したPS5での7.1chが使えなくなったが、Tempest3Dは対応ゲームなら3Dサラウンド、非対応でも7.1chになる為取り敢えずよしとしている。
だがsteelseriesの7.1chは疑似とは言えとても定位が良かっただけにsteelseries独自のサラウンド機能がPS5で使えないのは残念。
他社のH社ならオプティカル無しでもワイヤード、ワイヤレス共に7.1chサラウンド機能を実装(しかも安い)ので、steelseriesさんも実装して欲しい。出来ないはずは無い。
- 使用目的
- ゲーム
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