
プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。
VGP(ビジュアルグランプリ)審査副委員長。同ライフスタイル分科会座長。
THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。
日本オーディオ協会 諮問委員(2013-2020)。
専門誌、ネット、テレ…続きを読む
2024年6月29日 14:44 [1857859-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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外観のご参考に。 |
入力/モード選択画面からダイレクトに選択可能 |
背面。端子とその配置のご確認に。 |
メーカーからサンプル機(メディア用)をお借りしてのレビューです。
機能が非常に盛りだくさんで、全てを確認できていませんが、ご参考になれば幸いです。
【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
画面側(左側)の天面と側面は少し暗めの鏡面仕上げ。右側と側面はアルミの素材感が上質な雰囲気。この左右の境界は前面から天面までイルミネーションがアクセントに。オーディオとしては派手めの印象ですが、本機の先進的なコンセプトを体現できているように感じます。
【音質】
入出力が非常に豊富で全てを確認できていませんが、ユーザーの利用が多いと思われるヘッドホンのバランス出力を確認したところ、なかなかの高音質。コンパクトな筐体に、ディスプレイほか、ノイズ元となり得るIC類もたくさん詰め込まれているはずですが、雑味を感じずクリーンで落ち着きのあるトーンが好印象。微小音がきちんと再現できているのか、低域は低く深みが感じられ、解像度が高く質感表現も立派。総じて土台がしっかりした安定感のあるサウンドは、HiFiライクで価格に照らしても不満の無い水準と言えます。
【操作性】
本体はDAPと同水準の高解像度ディスプレイを備え、タッチ操作も可能です。高い頻度で使うであろう音量調整や出力の設定は、ツマミでダイレクトに操作でき、ユーザーへの配慮を感じます。
ほか、「FIIO Cast」という機能があり、実際に同じネットワークに接続したiPhone(FIIO Control)から操作ができました。本機の画面をiPhoneにミラーリングして操作することも可能で、据え置き機器としての使い勝手も考えられているのは良いと思います。
【機能性】
非常に多機能ですので、詳細はメーカーの公式ページでご確認頂ければと思います。
特徴はHDMI端子の搭載でしょう。IN/OUT/ARCに対応しています。一般的なオーディオ機器に搭載されているHDMI端子はeARC/ARC対応のみが多く、本機のHDMIは機能面で本格派と言えます。
【総評】
室温によりますが、天面は40度を超えるくらい発熱します。オーディオ機器としては驚くほどではありませんが、設置の際は放熱にご留意を。
価格はお安くありませんが、機能の充実ぶりは最高峰と言えます。省スペース性を価値と考える方にとっては検討に値する良い製品だと思います。一方、大は小を兼ねるという発想だと、宝の持ち腐れになってしまいますので、充分に吟味を。HDMI機能が不要なら、R7という選択肢もありますので。
これほど機能を詰め込むと、何に使うべきか分からなくなってしまうほどですが、メーカーとしても実験的な意味合いがあるのだと思います。価格相応の価値を感じるか否かは、ユーザーの想像力次第かもしれません。
余談ですが、どれくらい売れるか分からないユニークな製品を形にするメーカーのチャレンジングな姿勢に拍手!
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よく投稿するカテゴリ
2024年6月1日 14:21 [1849043-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 5 |
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手に入れました |
買ったCDや借りたCDをPCで取り込んでいた頃、タイトルや曲名を自動で取り込み。
前作R7が紹介された頃、本気で欲しくなりました。
【デザイン】
コンパクトでデスクトップでも置きやすいです。
【音質】
USBメモリー、Bluetooth、光デジタルなど入力は複数ありますが、好みはUSBメモリー。
【操作性】
タッチパネル、Bluetoothリモコン、連携したスマホからと、複数の方法で操作はできます。
【機能性】
コンパクトだけど据え置き型です。
【総評】
OPPO UDP-205をプレーヤーでゼンハイザーのヘッドホンアンプHDVD800に繋げ、ゼンハイザーHD800やベイヤーT1 2ndを主に使っていましたが、OPPO UDP-205のアップデートが終わり、使っていたスマホアプリも使い辛くなったので、何か便利な音楽再生を考えていました。
前作R7が発売の時は非常に迷いましたが、HDVD800を中心とした再生環境を超えられないと判断し見送りましたが、HDMI入力が装備されたR9が発表となり、同時期にゼンハイザーHDV820がセールで安くなり、迷いましたがR9を選択しました。
実際に使ってみると、気に入った点や不満な点がありました。
気に入った点
前面パネルでの操作の他に、手持ちのスマホに画面をリンクするモードも。
スマホで動画サイトにアクセスして、Bluetoothで飛ばしてR9で再生。
USBメモリーやSDカードを差して利用。
HDMI入力を使いUDP-205でSACDを再生。
再生する音源の種類を色で表現。
不満な点
ミュージックサーバーの様にLANで繋いだPCの音源を、まとめて表示は良いのだが、文字化けが酷いファイルも多数出た。
これはファイルの文字コードを変換する事で対応できるカキコミを見ましたが、試してみましたが上手くいきませんでした。
リモコン付きで便利そうでしたが、前面パネルにポインターが現れるタイプで、これなら直接タップした方が良さそうです。
一番の不満であった文字化けは、LANを使った取り込みでなく、USBメモリーやSDカードへ移した後に、フォルダー再生で一応解決。アップデートで解決を望みたいですが。
テレビのHDMI ARCとの接続を目論んでいますが、4KモニターがARC非対応なので、将来の楽しみとして。
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