EXCERIA G2 KSDU-B032G [32GB] レビュー・評価

満足度：4.00

（カテゴリ平均：4.28）

満足度ランキング—位

集計対象1件 / 総投稿数1件

1. 5 0%
2. 4 100%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
読込速度 読込速度の速さ	4.00	4.27	-位
書込速度 書込速度の速さ	4.00	4.05	-位
信頼性 エラーの起こりにくさ	4.00	4.23	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[とっちい21]

2025年4月26日 00:15 [1955596-1]

満足度	4

読込速度	4
書込速度	4
信頼性	4

廉価なSDカードの信頼性を上げるには

23年に購入しました。モデルチェンジ後の型番のようです。
用途はデジカメの撮影用です。

【読込速度】
JPGとRAWを保存する運用です。20GBくらい撮影した時点でPCにデータを移動しますが、他のSDカードと変わらない程度で転送できています。正確にはSanDiskなどと比べると転送が遅いはずですが、この容量ですから、体感的な差はあまり感じません。

【書込速度】
価格なりです。コンデジではストレスを感じたことはありません。コンデジは連写速度がそれなりなので、この性能でも十分なのだと思います。動画撮影も問題ないです。
ただ、一眼レフで何も考えずに連写をすると詰まります。例えば、高画素機のD810、RAW保存では、３枚ブラケットで２回撮影した後、続けて3回めのブラケット撮影を開始すると書き込みが追い付かずに詰まってしまいます。でも、風景やスナップでは高速撮影の必要はありませんし、連写が必要な時は高価なSanDiskなどに差し替えれば良いわけで、運用で工夫すれば済む話と思っています。

【信頼性】
廉価帯のEXCERIA青ラベルですが、今のところエラーには遭遇していません。
私の運用ですが、撮影後はＰＣへデータをコピーするだけで、画像ファイルはそのままSDカードに残しています。一杯になったら初期化して、再び空の状態からフルになるまで使います。このSDカードもそうですが、一般的なTLC方式のメモリの書き換え可能回数は1,000回が目安で、デジカメの場合は撮影の書き込みで1回、ファイルのムーブで1回、おそらく初期化でも１回の書き換えが発生しているので、書き換え可能回数は理屈上、300回程度になります。数100枚撮ってPCへデータ移動をして初期化を繰り返すような使い方では、１万ショット程度、早ければ数年でエラーが出始める計算ですが、この運用で撮影枚数が飛躍的に増やせています。
理屈は簡単で、例えば数枚撮ってファイルをPCへ移動すると、常に同じ領域で読み書きが発生するので、その領域だけだけが劣化していくことになります。従って、寿命を迎える（頻繁に使う領域でエラーが起き始める）までの撮像枚数は少なくなります。その逆に、ファイルを残せばその領域には書き換えがされませんので、全体が同じように劣化していきます。以前にそのような解説を読んで、なるほど、と思い、実践していますが、実際にエラーが起き始めるまでの撮像枚数が伸びて、ＳＤカードが長持ちしています。また、撮像枚数が増えることで、ブラケットだったり、角度を変えて複数のショットの撮像が気兼ねなくできるようになり、万一エラーが起きても致命的になることはほぼ無いです（接触不良や温度異常は論外ですが、メモリの寿命によるエラーはファイル１つの欠損から始まりますから、リカバリーできます）。
この運用は、ダブルスロットのカメラで特にお勧めです。興味のある方はお試しください。

【総評】
私の場合は信頼性の項目に書いた運用をしていますので、ある程度以上の信頼性が確保されたメーカー品のものを選び、枚数をそれなりに揃えています。その意味で、EXCERIAの青ラベルは価格が手頃で貴重な存在です。この価格帯のSDカードを有名メーカーが販売してくれていることは、とても有り難いと思います。
あと、余談ですが、管理のため、SDカードには使用開始日をマジックで書き込んでいます。EXCERIAは白色なので、文字を書きやすいです。その点も気に入っています。
私的には、枚数を揃える意味で、お勧めのSDカードと思います。