H310A-BAC04BE [ベージュ]
- ミニマルでスリムなエントリーモデルのパーソナルジューサー。野菜・果物、凍った食材の区別なくジュースやフローズンの抽出ができるオールインワン仕様。
- 従来品「H-300E」に比べ、サイズは約20%コンパクトに、重さは約半分の3.4kgになり、わずかなスペースでも配置できる。
- 食材貯蔵ドラム(メガホッパーS)は10.4cmのワイド投入口でグラス1杯分の野菜と果物を手軽にセットできる。食材を事前に細かくカットする必要もない。
H310A-BAC04BE [ベージュ]ヒューロム
最安価格(税込):¥27,800
(前週比:+2,800円↑
)
登録日:2023年12月27日
プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。
主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む
2025年4月29日 23:42 [1956992-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 使いやすさ | 4 |
| パワー | 5 |
| 手入れのしやすさ | 4 |
| 静音性 | 3 |
| サイズ | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
本体はかなりスリムに仕上げてあるが、使用時は幅:30cm欲しい |
メガホッパー内部。プラスチック製の刃で砕き送る。材料カットの面倒がない。 |
キーパーツのマルチスクリュー。2つのパーツを合わせ組み立てる。バラすと洗い易い。 |
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マルチスクリューが入るドラム。ここでジュースと搾りカスの出し口もある。 |
モーター。一番重いパーツ。 |
いろいろなジュースにアレンジできる、リンゴ、ニンジンジュース。色はニンジン由来 |
「健康のために、フレッシュ・ジュース(以下 生ジュース)を飲もう。」よく聞く言葉だ。しかし、生ジュースには、なかなか遭遇する機会がない。1つは、スーパーなどで手に入るジュースのほとんどは、加工されており、生ジュースでないからだ。生ジュースは、余程丁寧に扱わないと、味が落ちたり、傷んだりするため、多くの人に分からないように、化学物質を入れているのが現状だ。
私は大学で化学を専攻、学んだが、生き物由来の化学物質はともかく、人が合成したりしてきた化学物質はほとんどの場合、害を及ぼす。条件付きでも人体に影響がないレベル。条件付きの多くは量。よく言われる、適量は薬、それをオーバーすると毒。というやつだ。
このため、生ジュースなどはフルーツ、野菜からきちんと作ることをお勧めしたい。やり方は2通りある。1つはミキサーを使ってスムージーを作る方法。もう1つはスロージューサーを使って、コールド・プレス・ジュースを作る方法だ。
スムージーとコールド・プレス・ジュースには明確な違いがある。スムージーはカット(切断)により作られる。果実からでも取れる果汁は少ない。このため、「水」もしくは「牛乳」などが加えられる。それら液体の中に微細にカットされたフルーツが浮いていると考えてもらえばよい。が、水も牛乳も天然素材であり、生ジュースだ。捨てることはしないので、成分が丸ごと入っていると言ってもよい。ただし高速で回るミキサーの刃が、素材に当たる時、摩擦熱を生じる。その熱で一部の栄養素は壊れる。
コールド・プレス・ジューサーとも呼ばれるスロージューサーは、名前が示す通り、素材に圧力をかけ、食材が持つ果汁、水分を搾り取る。昔、プロレスのつかみ技「アイアンクロー(鉄の爪)」の使い手、フリッツ・フォン・エリックは、その握力の凄まじさを示すため、りんごを握りコップを果汁で満たすデモをしたという伝説がある。(漫画にも掲載されていますが、多分誤り)それと同じことをする家電だ。
コールドと言うのは、圧力をかける時、ゆっくりかけるため、発熱による栄養成分は損なわれないことから来ている。
またスムージーと違い、水などの継ぎ足しはしない。素材が含有する水分だけでジュースを作るのだ。このためコールド・プレス・ジュースは、大量の栄養を、損なうことなく持つ。
加えて、不溶性の食物繊維などはジュースに含まれない。搾りかすとして分離されるからだ。不溶成分が入っていないため消化負担がすごく少ないジュースであり、体が弱っている人にもやさしい。
最初、コールド・プレス・ジュースを作った時は、衝撃的だった。ジュースの糖度が普段の飲み物と全然違う。使用したりんごの美味しさを凝縮した感じ。甘いのだが、砂糖を多量に使った甘さではない。こんなジュースがあるのかと、目から鱗がボロボロ落ちた。
このすごいジュースの欠点は何かというと、2つある。1つは、素材は生鮮食料品なので、それなりに材料費がかかること。私は、リンゴとニンジンの組み合わせをベースにアレンジすることが多いが、りんごは、農薬などが使われていないB級品を大量買いし、冷凍ストックして使う。また、本体価格も高い。こちらはお金の問題だが、もう1つは手間の問題。
パーツが多いので、洗うのが大変なのだ。それ以外にもドライスペースの確保、収納スペースの確保などが必要。
ヒューロム社は、世界でも唯一のスロージューサー専業メーカー。健康のために必要と、40年間スロージューサーを作り続けている。
スロージューサーだけで、食べていくというのは正直、すごいとしか言いようがない。
モデル:H310Aは、令和の時代のベーシックモデル。だが、ベーシックモデルながら、40年間の成果はしっかりフィードバックされている。私の持っている10年前のモデルとは、全く別物といえるが、確実にプレスするための「ホッパー」「ドラム(この中にマルチスクリューがある)」「モーター」の構成は変わらない。
今回、メーカーよりH310Aを借り出し、ベーシックモデルとしての性能を確認した。
【デザイン】
かなりスリム化してある。が、使用時は、これに搾りカス用のタンク、ジュースを受けとめるカップが必要であり、使用時の幅はそれなりに必要。重さも軽い(3.4kg)モデルなので、使う時は、テーブルの上で、という風に決めて使った方が良いかも知れない。
元々、工業製品を感じさせるデザインだったのが、これほどまでになったのは素晴らしいが、風味を維持するためにすべきことはしている。
【使いやすさ】
リンゴなどを切らずに使用できるメガホッパーは便利。しかし、プラ刃を外すことができないため、洗うのが難しい。
スクリューとフィルターが一体化したマルチスクリューは軽く、洗いがってもよい。ジュースの果肉量の調整など、小技を利かすことはできないなど、三歩進んで半歩退がる感じの使いやすさを有する。
また安全性を確保するため、パーツだけの時は、動かないシステムになっている。
【パワー】
十分。
【手入れのしやすさ】
本当なら、食洗機でと言いたいところだが、複雑な形をしているところもあり、今のところは手洗い。基本付属のブラシできれいに取れる。使用したら、飲む前に水洗いだけでも済ませておくと、滅法楽。
あとパーツ数は以前に比べると少ないとは言え、パーツ数的にはそれなりに多い。乾かすところも考える必要がある。
【静音性】
それなりに静か。ただし、あくまでも其れなり。
【サイズ】
棚に置く時のサイズは、幅:17.2cm、奥:16cm、高:39.5cm。重さ:3.4kg。しかし、実際に使う時は、ジュースを入れるコップ、搾りかす入れ(付属)も必要で30cm欲しい。
【総評】
今まで開発してきた技術を入れ込んだベーシックモデル。コールド・プレス・ジュースの魅力は十分楽しめる。その上、価格も5万円を切る。スムージーの購入を考えている人は是非、こちらも試して欲しい。ちょっと不便なところもあるが、それ以上のモノを手に入れることができる。
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よく投稿するカテゴリ
2024年12月27日 15:39 [1917307-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 使いやすさ | 4 |
| パワー | 4 |
| 手入れのしやすさ | 4 |
| 静音性 | 5 |
| サイズ | 5 |
果肉を搾ることで、カラカラの果肉と果汁とに分ける仕組みです.刃で切ることで粉砕するタイプではないので熱があまり出ません.
いいと感じたところは、新鮮、コンパクト、静かである点です.搾るときに熱はあまり加わらないので、新鮮なままいただけるところも気に入っています.
搾るタイプのこちらのジューサーを買ってみてよかったです.
【使いやすさ】 ☆4
使いやすくて、特に不便と感じたところはありません.
【お手入れのしやすさ】 ☆4
部品はよくできていてお手入れしやすいと感じました.
【静穏性】 ☆5
それから、切るタイプのミキサーと仕組みが違うせいか、音も静かだと感じました.
【搾る時間】
少し時間はかかると感じました.そんなときは、心を落ち着かせて搾りたてのジュースを飲むことで、身体だけではなく心もリフレッシュした気分になれます.
【サイズ】 ☆5
また、コンパクトさについては、キッチンに置いておいても邪魔にならないサイズ感だと感じました.
【総評】☆4
果物や野菜をそのまま食べるより、搾ってジュースにする方が栄養が濃縮されるみたいです.また、フレッシュなジュースを作ることができるので、味にこだわりのある方や、健康にこだわりのある方、量はあまり食べられないけど栄養は摂りたい方などに特にお勧めです.
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プロフィールライター・編集者。家電評論家。ウェルビーイング研究家/プランナー/プロデューサー。
書籍編集者、雑誌記者・編集者を経て、2004年にセミリタイアと称して渡仏。以降、現地にて言語を学ぶ傍ら、フリーランスで日本のメディア向けの取材活動、…続きを読む
2024年4月30日 21:56 [1839475-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 使いやすさ | 4 |
| パワー | 無評価 |
| 手入れのしやすさ | 4 |
| 静音性 | 4 |
| サイズ | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
フィルター一体型のマルチスクリューを採用 |
「H400」(右)との比較 |
マルチスクリューもミニサイズ |
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背面 |
H400(左)との奥行感の比較 |
HUROMのスロージューサー。メーカーのオフィスを訪問して実機をチェックした。
幅17.2×高さ39.5×奥行16センチ、重量3.4キロの本体サイズ。小型かつ軽量のモデルで収納・設置がしやすい。低ノイズモーターの搭載により、平均45dBの静音仕様も特長だ。
スクリューとフィルターが一体化した“マルチスクリュー”を採用。1つのフィルターで、ジュースからスムージー、フローズンまでさまざまな搾汁に対応する。組み立てや片付けが簡単なのも利点あ。
食材投入容器には、グラス1杯分の材料が投入できる内径10.4センチの「メガホッパーS」を採用。小さなリンゴなら丸ごと投入できるサイズ感だ。
食材を粉砕するミキサータイプのジューサーとは異なり、スロージューサーは低速圧搾により、サラサラとしたのど越しの栄養素の破壊も少ないジュースを楽しめるのが魅力。ただし、機構設計上、本体がどうしても大きくなりがちで、サイズ感が理由で購入を躊躇していた人にうってつけなモデル。必然的に1回で搾り取れる量もコップ1杯程度になってしまうが、小型で扱いやすいので毎日気軽に利用したい人にも向いている。
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