『パナソニックポータブルTV2023年最上位モデル』 パナソニック プライベート・ビエラ UN-15LD12H 神野恵美さんのレビュー・評価

[神野恵美]

2023年5月31日 16:12 [1720004-1]

満足度	4

デザイン	4
操作性	4
画質	4
音質	無評価
携帯性	4
受信感度	無評価
バッテリー	3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

パナソニックポータブルTV2023年最上位モデル

「UN-15L12H」（右）との比較。	モニター背面にHDMI入力端子を搭載する	2021年11月発売の「UN-15LD11」（右）との比較。ベゼルのデザインが若干変わっている
「UN-15LD11」（右）との背面の比較。HDMI入力端子の位置が変更になった

パナソニックの「プライベート・ビエラ」の2023年新製品。4月下旬に開催されたメーカー主催の発表会でチェックした。

「プライベート・ビエラ」は、バッテリー内蔵のモニター部とチューナー部をセットにしたポータブルテレビ。アンテナ線を接続したチューナー部から映像をモニター部にワイヤレス転送することで、アンテナ線の接続が難しい場所でも映像の視聴ができるのが特徴だ。Bluetoothにも対応しており、ワイヤレスイヤホンなどを接続できる。

15V型で、BDプレーヤー＆HDDレコーダー内蔵チューナー付きモデル。HDDは500GB、地デジ・BS・110度CSチューナー×2基を内蔵し、2番組同時録画に対応する。

もう1つのラインナップの「UN-15L12H」は、地デジ・BS・110度CSチューナー×1基を内蔵するモデル。USB HDDを別途用意すれば番組の録画が可能になる。

モニター背面にHDMI入力端子を搭載。Fire TVシリーズやChromecast with Google TVなどのストリーミングデバイスとも接続が可能だ。

本体サイズ（スタンド・突起部含まず）は幅38.2×高さ25.3×奥行39センチ、重量約1.4kキロ。モニターの解像度は1354×760ドットで、防水仕様のため、浴室やキッチンなど水回りの場所でも使用でき、薄めた食器用中性洗剤で丸洗いも可能。ただし、HDMI端子を使用する際は、背面の防水カバーを開けて接続する必要があり、防水には非対応になる。

クレードル式充電台が付属。モニター部をセットしておくだけで手軽に充電でき、バッテリー駆動時間約3時間。

もはやスマホやタブレットなどでテレビを視聴するスタイルが一般的となり、据え置きの液晶テレビと同様に、ハード的な進化が苦しくなってきたようにも思えるが、ソフト面を中心に、細々とながら毎年改良を重ねている。画面構成や操作性など長年培った快適なユーザーインターフェースはやはり健在だ。