SST-PF120-ARGB-V2
- Intel/AMD対応、アドレッサブルRGB LEDファン搭載の簡易液冷CPUクーラー。
- ウォーターブロックおよびファン対象のアドレッサブルRGBライティングを内蔵。より低い振動およびノイズを実現するゴムパッドが付属。
- 10組のライティングモード、輝度およびカラー転移速度を調節可能なアドレッサブルRGBコントローラーが付属する。
SST-PF120-ARGB-V2SILVERSTONE
最安価格(税込):¥11,169
(前週比:±0
)
発売日:2023年 2月17日
プロフィールテクニカルジャーナリストの西川善司です。
パソコン、IT全般、半導体技術、グラフィックス技術、ゲーム開発技術、ゲームそのもの、映像技術、映画コンテンツ、自動車とその関連技術、家電製品など、幅広く取材して各メディアに記事を寄稿しています。…続きを読む
2024年7月1日 06:49 [1859515-1]
| 満足度 | 5 |
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| デザイン | 5 |
|---|---|
| 冷却性能 | 5 |
| 静音性 | 5 |
| 取付やすさ | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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商品パッケージ |
商品内容物 |
ラジエターと38mm厚の電動ファンの組み付けは強力両面テープで。隙間埋め効果もあり! |
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組み付け状態。M/BはAsrock X570 Taichi。ウォーターポンプと周辺との干渉は無し |
AMD系はウォーターポンプに専用ブラケットをはめ込めば純正リテンションに搭載が可能 |
CPU負荷90%で80℃前後。動作クロックはブーストクロック上限付近の4.4GHzを維持!! |
現在は、メインゲーミングPCがIntelのCore i9 13900Kとなっているので、2番手オチとなったAMD Ryzen 9 5950X(AM4)は、映像編集マシンとして運用している。
現在、簡易水冷環境はCore i9で使っている関係で、Ryzen 9は、あまっていたAM3時代のデカ目のヒートシンク付きのサイドフロー式のクーラーで運用していたのだが、CPU負荷が高くなると、3.8GHzくらいまで駆動クロックが下がっていることに気が付く。
もともとAMD Ryzen 9 5950Xはベースクロックが3.4GHzなので、それでもまあ立派なものなのだが、以前、簡易水冷で冷やしていたときには、高負荷時でも4GHzオーバーで駆動されていたので、結局、簡易水冷の導入を再検討することに。
といっても、映像編集マシンの方のPCケースはあまり大きくないため、簡易水冷といっても、ラジエターは120mmの最小サイズを選ばざるを得ないことに。
ラジエターの組み付け先は、PCケースの上部背面の120mmサイズの排気ファンの組み付け位置あたりにしか選択肢は無し。
ということで、いろいろ調べた結果、ラジエターに組み付けられたアッパータンク/ロワータンクが最も小さい本機「SST-PF120-ARGB-V2」を選択した。
SST-PF120-ARGB-V2は、AMDプラットフォームへの組み付けの場合、ウォーターポンプの組み付けを、マザーボード側に最初から実装されている純正状態のリテンション・ブラケットに組み付けられるのも、本機を選択する大きなポイントとなった(上写真)。
そう、マザーボードは既にPCケースに搭載済みだったので、社外のリテンション・ブラケットに組み替えるのは面倒な作業となるからである。
実際の取り付け前にリハーサル的に、本機の小型タンク付きラジエターが、今回のPCケースに適合するかを確認。バッチリであった(上写真)。
取り付けた後の運用面で1つ、不安に思ったのは、付属していた電動ファンの風量だ。
商品に付属してきたのは「ごく普通の25mm厚の120mmファン」だったので、Ryzen 9 5950Xを冷やすにはもう少しパワフルなものがいいだろう…と思い、よりパワフルなオウルテックの38mm厚の電動ファン「F12-N/38」を組み付けることにした。これはもともとPCケースの排気用ファンとして以前から所有していたものになる。
さて、ここで困ってしまったのは、SST-PF120-ARGB-V2には38mm厚の電動ファンを組み付けるためのネジが付属していないことだった。
当然といえば当然である。
Amazonで「38mm厚ファン ネジ ラジエーター」で検索すれば、38mm電動ファン対応のネジがいくらでも出てくるが、面倒だったので、以前から所有していた「自動車の外装パーツ組み付けにも対応した3Mの耐熱両面テープ」で、電動ファンとラジエターとを接着することに(笑)
まさに「横着者の所業」といったところだが、なかなかどうして。
というのも、ラジエターにファンを組み付けた際にどうしてもできるわずかな隙間を、この両面テープがしっかり埋めてくれるのだ(上写真)。
「簡易水冷の電動ファンの組み付けの新スタンダードを見つけてしまったのかもしれない」と興奮気味の自分をだましだまし落ち着かせて、一式をPCケースへと搭載。
実際の運用に問題はなし。
38mm厚の強力な電動ファンを搭載した恩恵なのか、高負荷時でも4GHzオーバーを安定的に持続できるようになった(上写真)。
38mm厚の電動ファンの風量が強力なことと引き換えに、少々騒音ノイズは大きいはずだが、PCケースを机の下に置いてしまっていること、そして排気方向がPCケース後面側でユーザーたる自分と相対していないためほぼ気にならない。それこそエアコンの動作音に埋もれてくれるレベルである。
なお、商品付属外の38mm厚の電動ファンを活用したことで、SST-PF120-ARGB-V2のウリである、電動ファン部のフルカラーLED発光は実現されないこととなった(笑)
ウォーターポンプ部分は、自身が正常動作していることが確認しやすいように、と、一応、虹色に発光させている(上動画)。
PCケース事情が厳しい今回の筆者のようなユーザーには、こうした「120mm簡易水冷」×「38mm厚の強力電動ファン」の組み合わせ、意外とオススメかもしれない。
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