iBasso Audio DC04PRO [ブルー]
- DACチップ「CS43131」をデュアル構成で搭載し、3.5mm/4.4mmコネクタ対応のUSB-DACアンプ。
- Ricore製アンプチップ「RT6863」をデュアル構成で採用し、4ウェイフルバランスアンプ回路を構築することでひずみを抑制。
- 専用アプリケーション「iBasso UAC」をインストールすることでカスマイズが可能。ケーブル交換に対応したType-Cコネクタを採用している。
iBasso Audio DC04PRO [ブルー]iBasso Audio
最安価格(税込):¥15,840
(前週比:±0 )
発売日:2023年 4月 7日

プロフィールヘッドホンからホームシアター、音楽、クルマ関連などの記事を手がけるライター。専門誌やWEBサイトに寄稿するほか、TBSテレビ開運音楽堂やレインボータウンFMなどにもレギュラー出演させていただいてます。音元出版VGP、CDジャーナル・ヘッド…続きを読む
2023年5月31日 23:59 [1720826-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
メーカーからサンプル機をお借りする機会がありましたので、試聴させていただきました。プレーヤーはiPhone SE第2世代(別売のLightningケーブルを利用)やAndroidスマートフォン(Xiaomi Mi 11 Lite 5G)などのスマートフォンを活用しました。イヤホンは水月雨「KATO」や「Aria Snow Edition」、ビクター「HA-FW10000」、final「A8000」などでチェック。ヘッドホンはオーディオテクニカ「ATH-ADX5000」を使って試聴しています。
【デザイン】
凝ったデザインでありながら、他社の上級モデルに比べると軽量小型で、扱い易い印象です。過去のiBasso製スティック型DACとはデザインが随分と異なっていて、複雑な造形のためか、ちょっとした高級感があります。また、「DC03PRO」と基本デザインは同じですが、大きさが随分と異なっているうえ、ボタンの大きさやカタチが異なっています。
【音質】
パワフルな低域と伸びやかな高域が合わさった、潤沢な駆動力を活かしたノリの良いサウンドです。低域のボリューム感もしっかり確保されているため、落ち着きのあるヴォーカルも楽しめました。定位感もよく、音場的な広がりを
ヘッドホンも不足なくしっかりと駆動してくれますが、基本的にはイヤホン向けといっていいでしょう。それぞれの個性をしっかり引き出してくれるのも嬉しいポイントです。「A8000」は質感の高さとともにスタジオモニターにも通ずる正確な描写を、「HA-FW10000」や「KATO」は奔放で活き活きとしたサウンドを楽しませてくれました。特に相性のよかったのが「Aria Snow Edition」で、正確な表現でありながらも聴きやすい、良質なサウンドを楽しませてくれました。「DC03PRO」に対して5000円以上アップしていますが、それでもまだコストパフォーマンスの高いサウンドと言い切れます。
【操作性】
操作系は音量調整のみ。「DC03PRO」に対してボタンが大きくなっている為、まったく不満なく扱い易かったです。スティック型DACアンプでは、ハードキーがなくてもよいとは思っているのですが、やはり、音量ボタンがあると便利だと思いました。
【機能性】
必要最低限の機能性にプラスして音量調整機能があります。どちらかといえばシンプルな内容ですが、使い勝手に不足感はありません。なお、ケーブルが着脱式となっているため、別売(もしくは市販)のLightningケーブルを使うことでiPhoneでも楽しめます。ただ、試聴時に利用できなかったLightningケーブルもありましたので、購入の際にはご注意ください。
もうひとつ、iBasso DCシリーズ専用アプリケーション「iBasso UAC」がいつのまにか進化していました。いままでは音量調整だけだったのですが、「デジタルフィルター」や「Gain設定」「出力モード」「LRバランス」「ECOモード」などが設定できるようになっていました。全部は使わないですが、なかなか便利になった印象です。
【総評】
音質重視のスティック型DACアンプを世に広めたブランド、iBasso Audioの最新モデルは音質、サイズ、価格と、全ての面で大満足の製品に仕上がっていました。また、「DC03PRO」以降の新デザインも上品で上質、好感が持てます。
さて、「DC03PRO」と「DC03PRO」どちらを選んぶのがベストか、という話ですが、正直このグレードアップ感は「DC04PRO」をオススメする理由になります。単にパワフルなだけでなく、音の広がりや描写の正確性など、クオリティ面でも向上していますので。これを機に、4.4mmバランス接続のイヤホン、またはケーブルを導入してみるのはいかがでしょうか。
いっぽうで、「DC03PRO」もハイコスパかつ超小型で扱い易いとてもよい製品ですので、いま気に入っている人にあえて買い換えはオススメしたくない気持ちもあります。あくまでも、環境のグレードアップを求める人に。この製品で、愛用のイヤホンが活気に満ちたサウンドに生まれ変わるのを楽しんで貰えたらと思います。
- 比較製品
- iBasso Audio > iBasso Audio DC03PRO [グレー]
参考になった2人
「iBasso Audio DC04PRO [ブルー]」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
---|---|---|
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2023年5月31日 23:59 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2023年5月22日 13:33 |
ヘッドホンアンプ・DAC
(最近3年以内の発売・登録)






新着ピックアップリスト
-
【欲しいものリスト】123
-
【欲しいものリスト】20230920_2代目自作PC計画
-
【Myコレクション】ほしいものリスト
-
【欲しいものリスト】5700x
-
【欲しいものリスト】自作PC
(ヘッドホンアンプ・DAC)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス
