『三菱「中だけひろびろ大容量」に幅・奥行65センチモデルが登場！』 三菱電機 中だけひろびろ大容量 MZシリーズ MR-MZ49J-XT [フロストグレインブラウン] 神野恵美さんのレビュー・評価

[神野恵美]

2023年2月27日 16:39 [1686735-1]

満足度	4

デザイン	4
使いやすさ	4
静音性	無評価
サイズ	4
機能	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

三菱「中だけひろびろ大容量」に幅・奥行65センチモデルが登場！

冷蔵室	上段の製氷室と冷凍室	自動製氷機能の給水タンクは冷蔵室のチルド室手前に装備
野菜室	冷凍室	「切れちゃう瞬冷凍A.I.」で保存した挽き肉。解凍せずにサクッと切れてドリップが少量

三菱電機の冷凍冷蔵庫のフラッグシップモデルにあたる「中だけひろびろ大容量」シリーズの2023年新製品。2月下旬に行われた報道関係者向けの体験会でチェックした。

2022年から展開しているシリーズで、野菜室と冷凍室の間にある仕切りの断熱材を厚さ42ミリから26ミリまで薄型化させた「SMART CUBE」と呼ばれる構造を採用することで、本体の幅と奥行きは従来のまま、庫内容量を増量しているのが特長。同シリーズには、野菜室を真ん中に搭載した「MZシリーズ」と、冷凍室が真ん中の「WZシリーズ」の2タイプが用意されており、本製品は野菜室が真ん中のタイプ。2023年モデルとして、新しい容量帯として485Lのモデルが加わったかたちだ。

そのため、基本性能や機能は2022年のモデルを継承。従来からのシリーズ共通の大きな特徴としては、製氷室用の水タンクが上段冷蔵室のチルド室の手前に配置されている点が挙げられる。これにより、庫内の幅いっぱいのワイド設計のチルド室を実現した。

2023年モデルの新機能としては、「A.I.予報」を搭載。冷蔵室、野菜室、冷凍室の扉の開閉時間から庫内が散らかっている度合いを予測。庫内の食材を整理するタイミングをスマホアプリに通知してくれる機能を持つ。その他、冷蔵庫の故障をアプリにエラーコードを送信し、遠隔地からでも故障箇所を特定しやすくする遠隔保守機能が追加になった。

三菱の高価格帯の冷蔵庫で長年採用されている人気機能の1つに「瞬冷凍」が挙げられる。本製品においては、冷凍庫の温度より高い約-7℃で食材を凍らせることで食材を完全には凍らせずに包丁でサクッと切れる柔らかさで冷凍できる「切れちゃう瞬冷凍A.I.」機能を搭載している。”過冷却”という現象を利用して食材を冷凍するため、通常の冷凍方法に比べて食材の細胞破壊が少なく、肉や魚の解凍時にはドリップを抑えられるのも特長だ。

2022年モデルの「中だけひろびろ大容量」シリーズのMZシリーズ（野菜室真ん中タイプ）は、68.5センチ幅・奥行73.8センチの602Lタイプ、65センチ幅・奥行69.9センチの540Lタイプの展開だったが、本製品は65センチ幅で奥行も65センチに抑えたモデル。ドアを開けた際も見渡しやすく、手が奥まで届きやすく、使いやすそうという印象。それでいて、本体サイズが同じで前機種にあたるMX46Hに比べると、内容積が30Lもアップしているのはありがたい。