『見た目・安定性・機能性・コスパの全部取りしたい人に』 MSI MAG B760M MORTAR WIFI DDR4 Dailさんのレビュー・評価

[Dail]

2023年3月27日 02:39 [1696267-1]

満足度	5

安定性	5
互換性	5
拡張性	4
機能性	5
設定項目	5
付属ソフト	5

見た目・安定性・機能性・コスパの全部取りしたい人に

楽天でのポイント込み実質2万円台前半で購入。
BTOパソコンを5年ほど使用してから、初の自作PC用マザボとして選んだのがコレです。

【安定性】
基本的に仕事で使うため、初期不良や数カ月使用での故障の報告が少ない&補償対応の評判が悪くないメーカーのもの、ということで選択。組み上げて半月ほど経ちますが、初回起動確認を含めて期待通りに安定して動作しています。1日10時間以上起動しても、今のところ問題などはありません。CPU(Core i7 13700K)やメモリ(Team DDR4 PC4-25600 64GB)のOCは仕事内容的に不要なため、全て定格通りの運用ですが十分満足できるパフォーマンスです。そのぶん上位製品より半額程度にコストを抑えられると考えれば、B760チップセットを選んで良かったと思います。

【互換性】
上記パーツに加えて、MSI製4070tiグラボやASUS製850W電源などの基本部品で運用していますが、マニュアルどおりの接続で特に大きな問題は起きていません。1点だけ、スリープ後に復帰するとメモリのみARGBが認識されなくなるのか全く光らなくなりますが、再起動で直るため支障は無いです。

【拡張性】
MicroATXサイズとして標準的な接続枠を備えていると思いますが、RTX40シリーズなど大型のグラボを縦置きにするとグラボ用以外のPCI-Eスロットはおそらく大半の組み合わせで使えないため、拡張性は基本的に不要でした。Wi-Fi 6E無線LAN・前背面USB-C・光オーディオと内蔵端子面では全く抜けが無いので今後も困ることは少ないと思います。M.2スロットは2個ですが、仕事用データは基本外付けやクラウドでバックアップしつつの使用なので十分です。

【機能性】
備え付けの各ヒートシンクの詳細な効果のほどは分かりませんが、起動中に触れてみた限りではきちんと効果を発揮しているように感じます。「見た目」に関しても、流行りの白系パーツに合わせて違和感の少ないシルバー基調かつ独自ブランドロゴなどの無い実直さの出るデザインなので、飽きもしにくいと思います。
なお製品の欠点というかラインナップ上の問題ですので星は減らしませんが、2枚目のm.2スロット用ヒートシンクの付いた「MAX」モデルの流通が非常に限られているので、基本的にm.2の2枚運用の際はヒートシンクを別途調達する事になるのが面倒ではあります(セール品SSD 2TBをヒートシンク付き差額1000円程度で購入)。

【設定項目】
上記の通り、OC設定が不要なためファン回転数程度しかいじっていませんが、一般的なビジネス利用の範囲で必要十分な項目が扱いやすく揃っていると思います。

【付属ソフト】
各種ユーティリティを設定できるMSI Centerだけで、ライティングや細かいファン回転数、アプリの優先度など色々と一括で見られるのは便利だとは思います。個人的には設定ソフトなどは増やせば増やすほど問題が起きやすくなるという考えなので、必要最低限のものだけを最初に決め打ちで使うため十分だと思います。

【総評】
倍額以上する上位製品や、コストがさらに抑えられる旧世代製品や中古と比べて、突き抜けたメリットがあるわけではないけれど「見た目十分で安全に動いて最新世代の性能をコスパよく発揮できる」という印象。自作PC用途で一般的にマザボに要求される全てを満たしていると感じました。今後5年程度の使用で満足いく運用ができれば、後継の製品もぜひ使用したいと思っています。

レベル

初めて自作

重視項目

コスト重視