プリウスの新車
新車価格: 275〜460 万円 2023年1月10日発売
中古車価格: 275〜560 万円 (252物件) プリウス 2023年モデルの中古車を見る

2023年2月27日 23:28 [1686938-1]
満足度 | 3 |
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エクステリア | 5 |
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インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 3 |
元々プリウスには興味がなかったのですが、今度の新型は随分と方向転換してきて、流石に興味が湧きました。ただ、乗る機会なんてあるのかいなと思っていましたが、意外にも早くやってきたようでした。
レンタカー屋で仕事しているのですが、導入されたばかりの新車に乗れました。走行距離1000kmにも満たない、マジの新車です。レンタカーというと廉価グレードのイメージですが、今回導入された個体は真ん中のGグレードのようです。
【エクステリア】
これがプリウスかという見た目だが、不思議とクラウンクロスオーバーと違って、一度見たら目に馴染む感覚を覚えた。量産車としてはなかなかイケイケなデザインだと思うし、今までのトヨタではちょっと考えられなかったことだと思う。
僕個人的には、フロントもいいがショートオーバーハングにおさめたリヤがいいと思う。マスクはどことなく旧型をブラッシュアップしたように見えるが、断然こっちがいい。また、そのショートオーバーハングも旧型のハッチバックかセダンか分からない中途半端な見た目とは決別したかのようなメッセージすら感じる。
【インテリア】
ドアを開けた瞬間に感じたのは、旧型より低くなったなということ。乗り込んで座ってみると、着座位置はさほど変わらない気がするが、天井は明らかに近く感じられた。この辺りは賛否がかなり分かれそうだ。
後席はきちんと座ってみた訳ではないが、見た目に旧型より明らかに狭くなっていると思う。デザイン優先で後席の居住性を犠牲にしたのはヤリスの二の舞なのでは…?
運転席まわりだが、半端じゃなくコックピット感に満ちている。メーターも旧型のセンターメーターではなく、ドライバーの真正面にきてくれた。全てがドライバー中心の設計になったと見える。
一つ一つ見てみよう。ボタンいっぱいのステアリングはパッと使いやすいようにということだろうが、ボタンが多過ぎてかえって分かりにくい。また、電動パワステが強過ぎる。まっすぐ走ってる時と曲がる時のアシスト力の変化が煩わしい。
シフトレバーは、この車種ならではの「社会問題」もあってか、他メーカーにも採用のあるシフトパターンに変えて、シフトはショートストロークながらかなり節度を持たせて、スパンと入らないように配慮されているようだ。
ペダルにもやや手が入った。アクセルが今までの吊り下げ式からオルガンペダルに変わり、ペダルに「重み」が出たことで簡単に強く踏み込めないようになった。
ディスプレイオーディオは最新だろうか、クラウンなどで見た横長のものになった。機能性としては大きく変わりないのだろうが、画質は良くなった。エアコンはダイヤルから物理スイッチに変わり、これまた程良く節度感を持ったものになった。
【エンジン性能】
今回乗ったクルマは、新しいユニットを積んだモデル。まず、エンジンは2Lのダイナミックフォースエンジンというもので、特に回すことなどしなかったが、旧型の1.8Lエンジンより音や振動がかなり少なくなった。
モーターはトルクが上がったようでスッと滑らかに加速する。その加速のしかたも今までの急加速まがいのようなものでなく、一段上質にぬったように感じた。きっとこの新しいユニットは燃費などにかなり効いてくるのだろう。
【走行性能】
一言で言うと鋭い。旧型はどっちかと言えば「ダルい」感じだった。特に曲がる時にはそうだった。
ただ、今度は全然違う。ドライバーがスッと舵を与えてやるとノーズがスッと入り、まるでFRのようなフロントの軽快さを感じる。すると、リヤがほんのり巻き込むようなイメージで着いてきてくれるので、ここでFFだったことを思い出させる。これは、街中の交差点一つ取っても旧型との違いは歴然とする。
中身をもう少し見てみよう。まず、ボディ剛性は旧型でも充分だったものが更に強化された感じ。ただ、このカタさは「ガチガチ」という言葉が近く、しなやかさはあまり感じられない。
サスペンションもガチガチ。交差点などでもほとんどロールせず、サスのストロークも相当短くなっているようで、ちょっとした凹凸でも思ったより跳ねる。言い過ぎかもしれないが、このカタさはスポーツカー以上だ。
今回、特に気になったのはブレーキ。どうもコンピューターが協調制御に対して細かくコントロールをしているようで、一回一回ブレーキをかける度に踏力とそれに対する減速のしかたがドライバーの予想と外れる。これがとてもムカつくのだ。こんなドライバーの生理に合わない制御はすぐにやめて欲しい。
【乗り心地】
やはり19インチともなるとカタさが目につく。普通に街中の整った路面を走っていてもコツコツと伝わるものがあり、はっきり言って乗り心地は良くない。
サスペンションなどが良くなり、横方向のロールや上下方向のピッチングはかなり抑えられているので車酔いの心配は少ないが、長時間乗ると疲れは確実にクルと思う。
【燃費】
今回は仕事の中で短距離だったこともあったので燃費は測れなかった。とは言ってもプリウスはココが肝心なんだけどネ…。
【価格】
今回乗ったGグレード(2WD)は320万円ということだが、正直高いと思う。せめてベースグレードで旧型と変わらず250万ぐらいからで売って欲しかった。
【総評】
新型プリウスは1台のクルマとして見たらば高い完成度だと思う。デザインといい、性能といい、時代の先をいくような雰囲気すら感じられる。ただ、これは今までこれがプリウスだと思ってきたものとは少しかけ離れてしまった感じが否めない。プリウスとはあくまでファミリーカーだったはず。スポーツカーじゃない。
今回、トヨタはプリウスで大きな勝負に出たようだが、おおかたの性能やデザインでは成功していると思う。しかし、このクルマの本来求められるユーザー層から見た時、トヨタは時点で大きな踏み間違え…いや、履き違えをしてしまったようだ。
全く関係ないが、この新型は踏み間違えが減りそうなペダルレイアウトにしてくれただけでも良かったような気がする。これ以上「ミサイル」はイヤだもんね。
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参考になった41人
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