『迫力のサウンドが楽しめてエンタメに最適』 Xiaomi Redmi Pad 3GB+64GB [グラファイトグレー] コヤマタカヒロさんのレビュー・評価

[コヤマタカヒロ]

2023年5月31日 23:44 [1720731-1]

満足度	4

デザイン	4
処理速度	4
入力機能	4
携帯性	4
バッテリ	5
画面	5
付属ソフト	無評価
コストパフォーマンス	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

迫力のサウンドが楽しめてエンタメに最適

iPadとほぼ同じサイズ感で大画面が使える	「DolbyAtmos」にも対応しサラウンド再生ができる	ホーム画面。原神などがプリインストールされていた
リフレッシュレートの設定画面。90Hzまで高められる	800万画素のリアカメラを搭載する

3万円前後で購入できる手軽な10.61インチタブレット。OSにはAndroid 12を採用する。低価格ながら品質の良い製品を数多く手掛けるシャオミ製ということもあり気になり、メーカーからお借りしてテストした。

基本スペックは2000×1200ドット表示の10.61インチ液晶を採用し、メモリは3G、ストレージは64GBを搭載する。採用するSoCは「MediaTek Helio G99」で、決して高性能ではないが、3万円前後のタブレットとしては妥当なラインだ。

実際に使ってみて驚いたのが映像の綺麗さとサウンドだ。90Hz駆動ができるディスプレイは滑らかでYouTubeなどで動きの早い映像を見ても引っかかり感はほとんど感じなかった。

また映像以上に気持ち良いのがサウンド。両サイドに4基のスピーカーを搭載しており、高音化技術「DolbyAtmos」にも対応。サラウンド再生もできる。YouTubeなどでいくつかの音楽コンテンツを再生してみたが非常に広がりがある、迫力のサウンドが楽しめた。映画や音楽を楽しむデバイスとして充分なパフォーマンスを搭載していると感じた。

ストレージは64GBとやや少なめではあるがmicroSDXCカードでの増設が可能。動画コンテンツなどをたっぷり持ち歩きたい場合はストレージを足そう。

注意点はGPSやジャイロセンサーを搭載しないこと。このためか、これらのセンサーが必要なポケモンGoはインストールできず（ストアに表示されない）、ドラゴンクエストウォークは起動できなかった（GPS設定画面で詰まる）。ゲームをプレイする場合は、必要な機能をチェックしておきたい。

タブレット端末はiPadの１強の状態が続いているが、Andoridを選びたいと考えた場合は選択肢になる。決して高性能ではなく、ペン入力にも対応しないが、コンテンツ再生をメインに考えるなら、価格以上のポテンシャルを持った製品だと言える。