『Youtube非対応テレビを対応に変身させる定番のアダプタ』 Google Chromecast with Google TV (HD) GA03131-JP [Snow] 鈴木啓一さんのレビュー・評価

[鈴木啓一]

2023年5月4日 14:20 [1711078-1]

満足度	4

デザイン	4
機能性	4
使いやすさ	4
設定の簡単さ	5
受信感度	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

Youtube非対応テレビを対応に変身させる定番のアダプタ

手持ちのパソコン用に使っているディスプレイでYoutubeやTVerを使いたいと思い購入。
4Kタイプと迷ったが、たまたま納期がこちらの方が速かったのでこちらにした。

【デザイン】
以前のモデルとほぼ同じ、ディスプレイのHDMI端子に接続するアダプタとリモコンユニットの構成である。アダプタ部は付属のUSBタイプのACアダプタから電源を供給する。

色は白。シンプルなデザインで好感が持てる。

評価は「４」とした。

【機能性】
Chromecastは、Youtubeなどのストリーミングサイトからコンテンツを受信し、テレビの画面に表示するアダプタである。たとえばスマホで見ているストリーミング動画を大画面で見たいときに転送先として使える。

操作画面にはAndroid OSが組み込まれており、Google Play Storeからスマホと同じようにアプリをダウンロードして追加インストールすることができる。

本機の機能は２０２０年にカカクコム経由でお借りしてレビューした前モデルとほぼ同等である。

当時はAndroid TVがGoogle TVと名前を変えて、Chromecastに搭載されたばかりで、新鮮な部分が少しだけあったが、ほとんどそのときのままの印象である。もちろん、細かいところは改良が加わっているとは思うが、基本はほぼ変わらない。

リモコンもほとんど変わっていない。大変シンプルである。

評価は「４」とした。

【使いやすさ】
操作はとても簡単である。

Google TVは、リモコンのHomeボタンを押すと画面に表示される。

YouTubeやNETFLIX、Amazon prime videoなど、コンテンツを検索して視聴することができる。

また、Googleアシスタントの機能が使えるので、音声で検索することができ便利だ。

コンテンツの検索にキーボードを使いたいと思うと少し話が面倒になる。

たとえばスマホで見ているYoutube動画は、同じアカウントでログインすれば履歴などからすぐに選択・再生できるようになるし、上記のように、スマホアプリからChromecastへ転送する機能を使えば便利ではあるが、初めて見るコンテンツを本機の画面で検索しようとするとソフトウエアキーボードを使うことになり、かなり面倒だ。

そこで筆者は、Bluetooth対応のキーボードを接続して使っている。かな漢字変換・日本語の切り換えもでき、検索も便利になった。

しかし、スマホをキーボード代わりに使えるともっと良いと思うのだが、いかがだろうか。

評価は「４」とした。

【設定の簡単さ】
設定も簡単だ。

本機をディスプレイのHDMI端子に接続し、USBポートにACアダプタから電源を供給する。

ディスプレイに普通のテレビを使う場合には本機を接続したHDMI端子に入力を切り換える必要がある。

あとは画面の指示に従って手順を踏んでいけば設定が完了する。無線LANの設定もこの手順の中に含まれる。ガイダンスがとてもよくできていると思う。

評価は「５」とした。

【受信感度】
受信感度というより、無線LANの接続性という観点で評価すると、筆者の自宅の無線LANには簡単に接続でき、その後も安定して利用できた。

あたりまえと言えばあたりまえであるので、評価は「４」とした。

【総評】
Youtubeをはじめとしたストリーミングサービスのコンテンツは充実してきており、地上波やBSなどのテレビ放送よりも魅力度がどんどん増している。テレビ放送は見ない人のためにチューナーなしのテレビも発売されるようになる時代だ。

そんな時代に本機はとても手軽にインターネット上のストリーミング放送を視聴できるようにするデバイスだ。価格も手頃である。

スマホ、PC、大画面テレビを自由に行き来して、ストリーミング動画コンテンツを楽しむことができる。

今後もどんどんこの方向に行くんだろうなと思う。

総合評価は「４」とした。