『最高峰のパフォーマンスで苦手なアイロンがけが楽しく！』 ティファール アルティメット FV6828J0 神野恵美さんのレビュー・評価

[神野恵美]

2022年10月31日 14:21 [1639010-1]

満足度	5

デザイン	5
使いやすさ	5
予熱時間	5
サイズ	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

最高峰のパフォーマンスで苦手なアイロンがけが楽しく！

横から。そのまま自立するのが地味に快適	ティファ―ル史上最高の圧巻の96個のスチーム孔！	給水口。265mLのたっぷりの注水量
操作ダイヤル。クラシカルな仕様だがとてもわかりやすい	力を入れなくてもキレイにプレス。スムーズな滑り心地も最高！

ティファ―ルのスチームアイロンの新モデル。メーカーより実機をお借りして試用。

同社のスチームアイロンの中では現時点では最上位にあたるモデル。2018年に発売された「アルティメット FV9751J0」がリニューアル。

本体サイズは(W×D×H):幅14.5×奥行31×高さ15.5センチ、重量約1375グラム。注水量265mL。

定格消費電力1,400W。通常スチームは最大20g/分。瞬間的に大量のスチームが出る「ジェットスチーム」のスチーム量は最大140g/分。新たに搭載された「ターボスチーム」では、最大30g/分のスチームが最長5秒間噴射される。

スチームの出る孔がティファールのスチームアイロンの中では最大となる96個に増加。スチームの孔がかけ面全体に多く配置されていることで、衣類にまんべんなくスチームをあてることができる。

かけ面は、ティファールのスチームアイロンの中で最高グレードの"エアーグライドかけ面"を採用。熱伝導に優れ、熱が逃げにくいエナメル素材を2重にコーティングすることで、キズに強く、耐久性も高い。軽く押すだけで、衣類の上をすべるように動かせるなめらかなかけ心地で、適度な重さがあるため、プレスするときに余分な力を入れずにシワ伸ばしができる。スリムなヘッドで襟元やボタン周りなどの細かい部分もかけやすい。

アイロンを立てた状態でもパワフルスチームを噴射でき、衣類をハンガーに掛けたままでもスチームをかけられる設計。ワンタッチスプレーノズルから霧状に水が出る"ワンタッチスプレー”機能も搭載している。

触媒作用を利用し、アイロン使用中に発生するかけ面上の不純物を取り除く働きをする"オートクリーン機能"や、かけ面の温度が設定温度に達していないとき、かけ面からの水漏れを自動的に防止機能、アイロンを立てた状態で約8分間、使わずに放置すると、自動的に給電が止まる"自動停止安全装置"も備えている。

ティファ―ルのアイロンは定評があるが、最上位モデルとあって、さすがに使いやすい。今までいろいろなアイロンを試してきたが、アイロンがけを楽しいと感じたのは初めてだ。それくらいアイロンとしては一級品。

個人的には本体をそのまま縦置きできるというだけでこれほどまでにストレスがないのかと実感した。台の上でプレスアイロンとして使うには申し分がない。衣類スチーマーのように縦にしてもスチームが出る仕様だが、さすがに重量があり、長時間は厳しい。本製品はとにかくプレスアイロンに特化して最高のパフォーマンスを追求したモデルと思う。

同時に発売された 「ターボプロ」(FV5604J0)は、本体サイズや重量はほぼ同じだが、異なるのはジェットスチームのスチーム量。本製品のほうが20グラム多い。ただし個人的にはジェットスチーム機能はほとんど使用することがなく、使用しなくても通常のスチーム機能だけでも十分と感じたので、現時点で約6000円程度お手ごろ価格な「ターボプロ」も選択肢だ。