『エントリーモデルながら十分な機能』 Zepp Health Amazfit GTS 4 Mini [ミッドナイトブラック] 小寺信良さんのレビュー・評価

[小寺信良]

2023年3月2日 22:01 [1688773-1]

満足度	4

デザイン	3
操作性	3
機能性	3
サイズ・装着感	5
バッテリー	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

エントリーモデルながら十分な機能

薄型・軽量のAmazfit GTS 4 Mini ミッドナイトブラック	リューズには回転機構がない	ベルトは余った部分を内側に巻き込むスタイル
「ショートカットカード」は登録できる枚数が少ない	睡眠ログなどの機能は上位モデルと同じ

薄型・低価格の「Amazfit GTS 4 Mini」 、広報代理店様からの提供品でレビューします。

公式ショップで16,800円という低価格が注目されているところですが、薄型軽量で装着にストレスがないのが魅力のモデルです。

公式サイトには厚み9.1mm、重量19gとありますが、厚みは心拍センサーのスペースを除外した数値なので、実際には11mmあります。重量はベルトなしの数値で、ベルトも合わせると31gになります。ただそれでも十分に薄型で軽量だと感じます。

現在フル充電から10日ほど使用していますが、バッテリー残量は39%となっています。公式スペックは最大15日となっていますが、実際の利用でもほぼスペックどおりでしょう。

とはいえ、上位モデルのGTRシリーズに比べれば、いくつか機能制限があります。まず本体ボタンが1つだけなので、1度押しと長押しで機能を使い分けます。ボタンはリューズ型ですが、回転する機構はなく、機能のスクロールは画面上のスワイプでしか行なえません。機能に素早くアクセスできる「ショートカットカード」は、登録枚数に制限があり、普段使う機能が多い方にはちょっと不便を感じるかもしれません。

とはいえ、センサー機能はほぼ同じなので、スマホ側のアプリ「ZEPP」と連携して、かなりのログデータが取れます。ランニングやウォーキング開始のセンシングは自動ですし、スポーツモードは120種類以上あります。

最大50mの防水機能があり、海やプールでもそのまま装着できます。また水泳のデータも記録できるので、スポーツジムなどで使うにはちょうどいいでしょう。

フィットネスで利用しない方も、睡眠ログや分析などはアプリ側で行ないますので、機能的には上位モデルと同じです。

デフォルトの文字盤はちょっとフィットネスへ振りすぎている感じですが、アプリで好みの文字盤に変えられます。

ベルトは余った部分を内側に巻き込むスタイルなので、手作業が多い方でもベルトの端が何かに引っかかったりすることはありません。

マイクも内蔵されており、Amazonアカウントを設定する事で「Alexa」が使用できます。ただしスピーカーが内蔵されていないので、返答は文字で返ってきます。

通話の着信にも反応しますが、マイクがあるだけでスピーカーがないので、GTS 4 Mini側で通話できるわけではありません。そこはやはり上位のGTRシリーズが強いところです。

デザインテイストはApple Watchに近いので、装着しているとよく間違えられます。