『睡眠中に熱くなりすぎないよう温度を制御！”快眠”電気敷毛布』 パナソニック DB-BM1L 神野恵美さんのレビュー・評価

[神野恵美]

2022年10月19日 16:48 [1634676-1]

満足度	5

デザイン	5
パワー	5
収納性	5
設定機能	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

睡眠中に熱くなりすぎないよう温度を制御！”快眠”電気敷毛布

そのままでも温かさがアップして心地よいマイクロファイバーの敷毛布	コントローラー	コントローラーは外すことができ、敷毛布だけを丸洗いできる
裏側にはズレを防止するバンドも装備	畳んだ状態でも薄くかさばらず、オフシーズンも邪魔にならない

パナソニックの電気敷毛布。9月下旬に行われたメーカー主催の製品説明会でチェックした。

電気掛け毛布では長年の実績を持つパナソニックだが、敷毛布は初めての発売とのこと。広げた大きさは約200×100センチのシングルサイズで、重さは本体約1.9キロ、コントローラーが約400グラム。

素材は、表裏ポリエステル100％のマイクロファイバーを採用し、毛玉ができにくく、ふんわりと滑らかな肌触り。コントローラー部分を外せば、洗濯機でも手洗いでも丸洗いができ、清潔さを保てる。ダニの繁殖を抑えるダニ対策機能も。2センチの厚さで扱いやすく、四隅にズレ防止用の固定バンドも備えられている。

ニッケルサーミスタ一線式ヒーターを採用。室温20℃時の標準表面温度は「強」（50℃）、「3」（34℃）で、9段階で温度調整できる。

「快温モード」を搭載。運転開始後、設定した温度まではすばやく上昇し、「おやすみスタート」を押した後から徐々に温度が下がり、睡眠中は温め過ぎず、心地よい温度を維持してくれる。また、設定した起床時間に合わせて再び緩やかに温度を上げて目覚めやすい環境に自動で運転を制御してくれる。ボタンを押すとすぐに温まる「速熱」機能も。

定格消費電力は75W。気になる電気代は、1時間あたり「連続」コースで約1.4円とリーズナブル。「快温モード」コース設定時は電力を約30％カットできる。センサーが室温を検知して自動で温度を調整するため、室温が約5℃下がると温度設定を自動で約1℃上げて運転を行ってくれる機能も便利だ。

「切タイマー」も1時間から12時間まで、1時間単位で設定可能。ヒーター線や制御、コントローラー部の異常を感知した場合は自動で運転を停止してくれる安全設計で、バックライト液晶画面を搭載したコントローラーは、燃えにくい構造を採用している。

マイクロファイバー素材の敷毛布は通電しなくても既に温かく、心地いい。個人的に嬉しいのは、電気毛布にもかかわらず丸洗いが可能なことに加えて、薄くてあまりかさばらない点。安全性や機能も充実しており、電気代も思ったほどには高くなく自動制御で無駄な電力消費を省いてくれるのもありがたい。

本体の価格自体も思ったほどには高くなく、手が届きやすい妥当な価格で、冬の快眠グッズとして取り入れたい。