『水拭きと自動ゴミ吸引ができる高コスパモデル』 ANKER Eufy RoboVac L35 Hybrid+ T2182511 コヤマタカヒロさんのレビュー・評価

[コヤマタカヒロ]

2022年11月30日 22:34 [1651905-1]

満足度	4

デザイン	3
使いやすさ	3
吸引力・パワー	4
静音性	4
サイズ	4
手入れのしやすさ	5
取り回し	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

水拭きと自動ゴミ吸引ができる高コスパモデル

自動ゴミ収集ステーションは円筒状のフォルムを採用	本体は上面にレーザーセンサーを搭載するシンプルなデザイン	ロボット掃除機の側面。左右にブラシを配置。ダストボックスからゴミが吸引できる。
水拭きモップを取り付けたところ	3Lの大容量ダストバッグ

Ankerの家電ブランド、Eufy初の自動ごみ収集ステーション付きモデル。ゴミの自動収集に加えて、本体底面に取り付けたモップによる水拭き掃除にも対応する。 本体上部から レーザーを室内に照射して、位置の特定や 部屋の形の認識、 障害物の回避を行う「iPath レーザーナビゲーションシステム」を搭載。7万円を割る価格で、これら多機能を搭載しているのが特徴だ。

【デザイン】 【サイズ】
ロボット掃除機本体は光沢のあるブラック。それに対して自動ゴミ収集ステーションはマット調となっている。 やや、ガジェットよりのデザインなので設置場所は選ぶ印象。自動ゴミ収集ステーションの背も高く、存在感はある。本体サイズは幅約35×奥行き35×高さ10cmで、重さは約3.3kg。自動ゴミ収集ステーションは幅約22×奥行き24.5×高さ39.4cmで、重さは約3.6kg。

【使いやすさ】
一般的なロボット掃除機と同じくWi-Fi機能を搭載しており、操作は専用アプリから行う。部屋を認識したら自動的に走行。吸引と拭き掃除を行う仕組みだ。掃除が終了すると自動的に ゴミ捨てができる。ただし注意が必要なのが、ゴミの吸引口がモップの下にあるため、水拭き掃除はできない。 この点が気になった。

【吸引力・パワー】
吸引モードは4段階から設定が可能。最大吸引力は3200Pa。一度の掃除で完璧にとはいかないものの、他のロボット掃除機と比べて吸引力を大幅に劣るということもなく、しっかりと掃除できた。

【静音性】
通常モードの動作音は60dB台。約52dB(公式)の静音モードも搭載しており、シーンによって使い分けることができる。ブラシのバタバタ音はあるが特別うるさくはなかった。

【手入れのしやすさ】
自動ゴミ収集ステーションの ダストボックス容量は約3Lと大容量で、約2ヶ月間ゴミ捨てが不要。ただし、水拭きとゴミ吸引で動作が変わるため、高級機のように一度にすべてを同時に行うことはできない。

【取り回し】
レーザーセンサーで室内を認識して巡回するタイプなので比較的効率よく動く。また、複数回の掃除もできるため清掃性は高い。慎重に走るタイプで、障害物や壁などにはあまりぶつからない印象だ。

【総評】
非常にコストパフォーマンスに優れたロボット掃除機だと言える。吸引力や水拭きともに、十分な 性能を搭載しており、満足できる。 ただし一点だけ気になったのが水拭きモップを取り付けているとゴミの吸引ができないこと。モップをつけっぱなしにしないメリットはあるが、 せっかくの自動吸引がイカされない点は注意が必要だ。