CERES NLV-CRS 4.4mmバランス(5極)⇔2ピン [1.2m] レビュー・評価

満足度：5.00

（カテゴリ平均：4.30）

満足度ランキング—位

集計対象1件 / 総投稿数1件

1. 5 100%
2. 4 0%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	3.00	4.22	-位
高音の音質 高音部の音質の良さ	5.00	4.47	-位
低音の音質 低音部の音質の良さ	5.00	4.42	-位
ノイズの低減 ノイズが少ないか	無評価	4.29	-位
ケーブルの強度 ケーブルの強度・耐久性	無評価	4.19	-位
プラグの品質 プラグの品質・作りの良さ	4.00	4.33	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[チャイルドタイガー]

2023年7月11日 23:33 [1736031-1]

満足度	5

デザイン	3
高音の音質	5
低音の音質	5
ノイズの低減	無評価
ケーブルの強度	無評価
プラグの品質	4

メリハリ効かせハデ目にドーピング

4N純銀+パラジウムメッキ+バランス接続効果
これだけ盛りだくさんの要素があるので当然音も変化が大きい。
イヤホン付属品ケーブルの3.5mmアンバランス接続から変更した場合は
(特に安いものから)かなり大きな変化幅を感じるだろう。
相性の良いイヤホンは基本性能がしっかりしたやや地味目の上質系サウンドを
奏でる逆ドンシャリ(かまぼこ型)〜フラット系になるだろう。
私の場合はfinal A5000を合わせ10〜20万までの機種に肉薄した好みの音を
手に入れた。
価格的には10万以上の機種に合わせて十分なリケーブルで、実際
イベントで合わせて確認したが
Monarch MKII は元々リッチな低域にキレとコクを与え、上質なハデ音に
Unique Melody MEST MKII は解像度、分離感が冴えてフルオケの再現性がup
70万近い超ハイエンドの
Noble Audio VIKING RAGNAR Damascus には逆にキレキレのざわめき感を
若干抑え、音場を狭める側面も見えたが、バランスよく鳴ってくれた。
これは元々のケーブルが相当ピーキーであったのか、私の好みに収まる結果に。
1.7万ほどの中華イヤホン RINKO では膨らみ過ぎる低音にキレ、アタックを与えて
広い音場、中域の輪郭を描き十分なクラスアップが実現した。
線材が純銀という割には私的にはそれを感じられず、ゴリゴリのロジウムメッキを
思い起こすような音に感じた。
長く付き合えそうな製品と言いたいところだが、見た目の劣化は避けられない。
この手の色のケーブルはすぐにくすんだグレーに変化していく。
見た目を気にするならこの点は覚悟した方が良いだろう。
音質的には同社の「蓼科」と比べると長く飽きの来ないキャラ強めな音かもしれない。
というのも、蓼科は最初は中高域のキラキラ感に感動なのだがすぐに飽きてしまったのである。
その点、CERESはコッテリと味わい深いケーブルで私のお気に入りのひとつになっている。
1.5万ぐらいのリケーブルでいまいち実感がわかないと言う方はこの金額のリケには手を出さない方が無難だが、どうしても変化を実感したいならこのCERESは「わかりやすい」という点においておすすめできるが、この世界はほどほどのお付き合いで余裕のある買い方をしないととんでもない恐ろしい「高額なツボ」を買ってお布施する人生に落ちる可能性がある。
そういう意味においてもこのぐらいが常識の範囲の価格と言えるかもしれない。