MACH 40 WA-M40 レビュー・評価

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タイプ:カナル型 駆動方式:バランスド・アーマチュア型 MACH 40 WA-M40のスペック・仕様

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MACH 40 WA-M40Westone

最安価格(税込):¥59,800 (前週比:±0 ) 発売日:2022年 6月10日

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満足度:
(カテゴリ平均:4.24
集計対象0件 / 総投稿数1
  1. 5 0%
  2. 4 0%
  3. 3 0%
  4. 2 0%
  5. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感 無評価 4.19 -位
高音の音質 高音部の音質の良さ 無評価 4.15 -位
低音の音質 低音部の音質の良さ 無評価 4.12 -位
フィット感 装着したときのフィット感など 無評価 4.08 -位
外音遮断性 外の音を遮断するか 無評価 3.79 -位
音漏れ防止 音漏れを防止するか 無評価 3.79 -位
携帯性 コンパクトさ 無評価 3.86 -位
  • ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
  • ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

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鴻池賢三さん

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プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。
VGP(ビジュアルグランプリ)審査副委員長。同ライフスタイル分科会座長。
THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。
日本オーディオ協会 諮問委員(2013-2020)。

専門誌、ネット、テレ…続きを読む

満足度5
デザイン4
高音の音質5
低音の音質5
フィット感5
外音遮断性4
音漏れ防止4
携帯性5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

デザインと質感のご参考に

ノズルは細長タイプ。ケーブルは着脱可能。

ケーブルはLinum SuperBaX T2が付属。プラグはL字型。

メーカー試聴機(メディア用)をお借りしてのレビューです。
MACHシリーズは全8製品とバリエーションが非常に豊富なのが特徴ですが、選ぶ楽しさがある反面、迷いがちなのも事実。そこで今回は、10/20/30/40/50/60/70/80を同じタイミングで聴き比べし、それぞれの個性を探りつつ評価しました。一連のレビューを参考に、聴く音楽のジャンルや用途、予算に合わせて、ピッタリの1台を見つけて頂ければ幸いです。
プレーヤーはA&ultima SP1000、ほか、DAC内蔵アンプなどと組み合わせて試聴しました。

本機MACH40は、バランスド・アーマチュア・ドライバーを4基(低域×2/中域×1/高域×1)搭載しています。


【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
イヤホン筐体の形状は、シリーズで共通のようです。見た目では違いが分かりません。
色は10/20/30のニュートラルなグレーとは異なり、40/50/60は共通して少し青みを帯びたグレーと、差別化が図られているようです。
ケーブルは10/20/30に付属の「Linum BaX T2」よりも太目で、耳掛け部が補強された「Linum SuperBaX T2」が付属しています。(40/50/60共通)

【高音の音質】
10/20/30と比べると、スペックのインピーダンス値はそれほど変わりませんが、同じアンプで同じボリューム位置でも、本機は音量が2〜3割小さく聞こえる印象。しかし、充分なパワーを持つアンプでしっかり駆動すると、歪感が少なくシルキーなサウンドが好印象。10/20/30とはケーブルが異なるので、その影響もあるかもしれません。
10/20/30と比べると、個性や派手さがなく、特段の「映え」を感じませんが、じっくり聞き込むと、リファレンス的に整ったバランスから、楽曲や楽器が本来備える美しさを感じることができます。「均衡の美」といったところでしょうか。

【低音の音質】
ドライバーが「低域×2」で、本来バランスド・アーマチュア・ドライバーが得意としない低域の量感が出てきます。「低域×1」のMACH30と比べると、やや柔らかく輪郭もマイルドに感じますが、このくらいの量感になると、装着が多少ラフでも低音が不足し難い印象で、モニターとしても安定した運用ができると思います。他、使い手を選ばず一定の性能が発揮でき、イヤホンマニア以外の方々に扱いやすいかもしれません。
質感と量感の両立は難しいものですが、本機くらい量感が出てくると、アコースティック楽器の音色も相応の暖かみを帯び、有機的な雰囲気が得られます。ボーカルも然りです。

【フィット感】
筐体はMACHシリーズ共通のようです。(見た目には違いが分かりません)
こなれたユニバーサルタイプのインイヤーモニターといったところで、フィット感は上々です。
40/50/60に付属する「Linum SuperBaX T2」ケーブルは、太さや柔らかさがごく一般的な範疇で、耳掛け部も補強され、しっかりした装着感を好まれる方に適すると思います。
ほか、ノズルが細く長く、イヤーチップも長めなのが特徴。イヤーチップは、独自のフォームタイプとシリコンタイプがそれぞれ5サイズ付属しているので、どなたにもフィットすると思います。

【外音遮断性】【音漏れ防止】
カナル型としては一般的な範疇ですが、フォームタイプを選ぶと、より高い遮音性が得られます。用途や好みに応じて使い分けると良いと思います。

【携帯性】
10/20/30の「Mini Monitor Vault」と呼ぶハードケースとは異なり、耐久性・防水性・防塵性を備えた“ペリカンケース”が付属しています。本機は高価ですので、“ペリカンケース”は安心できて良いと思います。

【総評】
10/20/30/40/50/60/70/80を全て聞き比べましたが、10/20/30と比べ、本機40は実力を発揮させるためにも、しっかりしたアンプパワーが欲しいところです。言い換えると、しっかりしたアンプと組み合わせる前提であれば、10/20/30ではなく、本機40またはさらに上位モデルを検討されると良いと思います。総じて本機は、バランスド・アーマチュア・ドライバーの音調を好みつつ、充実した低音でバランスの良いサウンドを目指す方にお勧めできます。

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