土鍋ご泡火炊き JPL-S100-KT [スレートブラック]
- 最高温度約280度でごはんの甘みをより深く引き出す「土鍋ご泡火炊き」に、「連続ノンストップ加熱」を採用した土鍋圧力IHジャー炊飯器(5.5合)。
- 従来品に比べて約106度(約1.25気圧時)の状態を約1.5倍長く維持することに成功。甘みは従来品比約17%アップ、粘りも約3%アップしている。
- 高温を維持しながらお米を蒸らす「丹精仕上げ」と、木製のおひつを手本にした「おひつ保温」を搭載。「銘柄巧み炊きわけ」は70銘柄に対応。
土鍋ご泡火炊き JPL-S100-KT [スレートブラック]タイガー魔法瓶
最安価格(税込):¥75,800
(前週比:+1,800円↑)
発売日:2022年 7月21日
『日本のトップモデル。「盤石」という言葉が似つかわしい。』 多賀一晃さん のレビュー・評価


プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。
主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む
2022年8月29日 01:05 [1615182-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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使いやすさ | 5 |
炊き上がり | 5 |
サイズ | 4 |
手入れのしやすさ | 5 |
機能・メニュー | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
炊飯器で、常にトップ争いをしてきたタイガー魔法瓶が、総力を上げて開発したフラッグシップモデル。当然、圧力IH。タイガーの上位機種の良さは、内釜に土鍋を採用したことにある。蓄熱性がとてもよい土鍋は、炊飯にはもってこいの素材。しかし、いかに正確に作ろうとしても土鍋は焼き物。工業製品並みの正確な寸法を作ることは、なかなかできない。このため、土鍋を内釜に採用したモデルは、炊飯器の底面、内釜の底に当たる部分がスィングし、土鍋内釜の底を追従できる様になっており、寸法が標準より外れた場合も、ロスなく熱することができる様に工夫されている。当然コストはかかるが、タイガーは美味しさを取ったわけである。
また、昨年モデルは、それまでのモデルを大幅変更したため、いい方向へ進化していたものの、細部の詰めが甘く、納得できないところもあったが、今年度モデル:JPL-S100-KTは、足らなかった細部まできちんと見直されており、イイ。完全な推しモデルとなった。
土鍋ご泡火炊きという名称は変わらないが、炊飯プログラムにも手が入れられており、新機能・連続ノンストップ加熱のためか、炊き上がりは「炊飯器本体」からも熱さが感じられる。(ちなみに、定格電力は1080Wと情け容赦ない大パワー。清々しいくらい「おいしさ」第一主義。これがブレると半端なモデルになってしまう。)「熱々のご飯」という言葉があるが、それを地で行く感じだ。
標準モードである「白米」で炊くと。やや柔らかめの食感と、粒状感が感じられる。また、ご飯のほんのりとした甘さもイイ感じだ。
誰でも愛用したくなるフラッグシップと言える。
【デザイン】
とても安定感のある、どっしりデザイン。とても力強い。別の言い方をすると、今までの炊飯器とは違うデザイン。
【使いやすさ】
コンソールは、タッチパネルと押しボタンのハイブリット。一度設定をタッチパネルで行うと、設定を変えない限り、ボタンを押すだけの簡単操作。また、内釜の横に凹みを付け取りやすくするなど、工夫に満ちる。
問題視するとすれば取手がないこと。重量:7.4kgなので、そんなに動かす気にならないのだが、動かす時は両サイドにある凹み(手かけ)に、しっかり手をかける必要がある。あともう一つは、ときどきしか使わないかもしれない、一合炊き用の内ブタの置き場。簡易型でもイイので、スタンドがあると嬉しい。
【炊き上がり】
白米(標準)コーヅで炊くと、三合、五合ともに、やや柔らかめながら、粒状感のしっかりある感じに炊ける。味も白米独特の甘味が出ており、満足感が高い。一合は専用モードがある。炊いてみると、フタを開けた時、三合、五合では感じられなかった、焦げの匂いが少しした。ただ、見た目焦げはなく、味はほぼ三合、五合と同じ。
【サイズ】
外寸 幅:29×奥:35.1×高:22cm。高さの代わりに奥行きがある。安定感があるので、凝縮感があるため、小さめにみるが、近くによるとサイズ、重量感が感じられる。重さは、前述の7.4kg。中身ぎっしりという感じ。
【手入れのしやすさ】
二合以上炊いた時洗うのは、内釜、内ブタの2つ。一合の場合は、この2つに加え、専用内ブタを洗う必要がある。いずれにしても超ラク。
またニオイが強い時に使える洗浄モードもあり、いろいろな方法で手入れすることができる。
【機能・メニュー】
基本、必要な機能・メニューは付いている。
ただし、通信パーツはなく、IoTはできない。炊飯プログラムの書き換えはできないと考えた方が良い。
【総評】
持てる技術を入れ込んだフラッグシップにして傑作機。IoTはできないものの、炊飯器の場合は、現行の米が大幅に変わらない限り、問題ないと考えられる。値は張るが、お米のポテンシャルを十分引き出していること。基本食材が美味しいというのは、健康的にもよい上、お米の価格は安値安定なので、経済的にもプラス。日本の炊飯器は、高いモデルの方が売れるという家電では珍しいパターンだが、それは多くの人が、お米を美味しく食べられるのに対し、いろいろな利点を感じているからの様に思う。
JPL-S100-KTも、そんなモデルの一つ。購入検討時には、是非、購入候補に入れてほしい。
参考になった16人
「土鍋ご泡火炊き JPL-S100-KT [スレートブラック]」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2023年3月6日 17:56 |
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2023年2月10日 22:43 |
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2023年2月8日 20:57 |
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2023年2月3日 03:06 |
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2023年1月13日 16:49 |
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2023年1月4日 18:01 |
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2022年12月19日 07:52 |
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2022年12月3日 11:30 |
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2022年8月31日 12:39 |
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2022年8月29日 01:05 |
炊飯器
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