『まさに家具そのもの！新コンセプトの日立のインテリア冷蔵庫』 日立 Chiiil R-MR7S(HD) [ダークグレー] 神野恵美さんのレビュー・評価

[神野恵美]

2022年7月29日 11:07 [1604206-1]

満足度	4

デザイン	5
使いやすさ	4
静音性	無評価
サイズ	5
機能	3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

まさに家具そのもの！新コンセプトの日立のインテリア冷蔵庫

庫内の様子	天面にはちょっとした物を置くことができ、サイドテーブル的にも	扉の向きを左右変えて2台並べると観音開きの棚のように
上下2段重ねて設置も可能	上下に重ねる場合には専用の連結パートを使用する

新コンセプトの日立の冷蔵庫。4月下旬に行われたメーカー主催の発表会でチェックした。

本体サイズ幅55.9×奥行42×高さ75センチ、定格内容積73Lで1ドアの冷蔵庫。インテリア性の高いデザインとカラーを採用し、リビングや寝室などキッチン以外での設置を想定している。背面を壁にぴったりとつけて設置できる設計を採用し、奥行を42センチに設定したことで、他の家具ともレイアウトしやすい。複数台を組み合わせたり、別売の専用パーツを使用することで縦に2台積み重ねた状態での設置も可能だ。

庫内は「冷蔵」または「セラー」の2つの温度帯に設定が可能。冷蔵は約2、4、6℃、セラーは約8、12、16℃に切り替えられる。内部の棚は食品のサイズに合わせて位置を変えることができ、用途に合わせて庫内のレイアウトを変更できる。

もとはクラウドファンディングによる限定販売を行っていたが、好評につき正式に一般販売された。カラーは、ライフスタイルストアのACTUSとのコラボレーションによるインテリアとの相性を考えた、中間色であるグレーカラーをベースにした10色を選定。ドア表面の塗装はマットな質感でインテリアと調和しやすい。

昨今トレンドの”セカンド”冷蔵機にあたる製品だが、家具そのものとも言える圧倒的なデザイン性と奥行を抑えたサイズ感、レイアウトの自由度が特長。ただし、冷蔵庫専用で冷凍機能は備えていないことに留意して購入を検討したい。また、奥行きがスリムでリビングや寝室などにも設置しやすい反面、収容力や中の収納性には少し制約があることもチェックしておきたいポイントだ。