『フィッティングよく、落ちない。音は推進力を持ったパワフル型。』 Xiaomi Redmi Buds 3 Lite BHR5489GL 多賀一晃さんのレビュー・評価

[多賀一晃]

2022年3月30日 10:28 [1565640-1]

満足度	5

デザイン	4
高音の音質	4
低音の音質	4
フィット感	5
外音遮断性	4
音漏れ防止	5
携帯性	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

フィッティングよく、落ちない。音は推進力を持ったパワフル型。

ずんぐりとした形状。	イヤホン　アタッチメント名称。	ケース。すごく小さい。充電口はUSB-C。
予備パーツ。フィッティングに力を入れていることがわかる。

コードレスイヤホンには、ノイズキャンセリングシステムが付いているものと、そうでない2つのタイプがある。後者は地下鉄などで聞きにくいモデルだが、余分な回路を持たないため、サイズを小さくでき、近年問題視されているフィッティングが良くないことによる、耳からの落下問題に対応し易い。

スマホ、IT企業として、登り調子のシャオミは、世界初こそ少ないものの、その品質は年々磨かれていく傾向にある。特に、スマートホン、および周辺機器は、その傾向にある。

フィッティングの第一ポイントは軽さとサイズ。Redmi Buds 3 Liteは片耳：4.２ｇ。これはかなり軽い。そして、トノー（樽）形状の本体。そして、この２つにより、フィッティングはかなりよくなる。軽いということは、体が動いても、その影響が出にくいということであり、トノー型は重心をコントロールし易い。

その上、本体中央にはイヤーフックと呼ばれる出っ張りが付いたゴムパーツが付けられている。

これらが相まって、ずれない。とても快適。かなり使い込んだが、一度もポロリはなかった。イヤーピースはMサイズ、イヤーフックはLサイズが標準仕様としてはめられている。私はこれでドンピシャだったが、イヤーピースは別にS /Lが、イヤーフックはS竿ずが同梱されており、合わない人は取り替えることができる。

音の方はというと、メリハリが強く、前へ前へ出ていく感じの音だ。ロック。ポップスの音作りを意識して設計されている感じがする。ちょっと弱いと思うのは、漂う感じの音。このため、音楽を聞くことは問題ないが、聴くのには、不十分という感じなのだ。

ただし一年前のモデルを考えると進化しているなぁという感じが強い。少なくとも、5000円を切る市場売価を考慮すると大変なお買い得モデルと断言できる。

日本メーカーでにはない、独特のパワフルさを持ったモデルと言える。