FISHING IS AS FUN AS FUZZ レビュー・評価

満足度：—

（カテゴリ平均：4.36）

満足度ランキング—位

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評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	無評価	4.33	-位
操作性 音色調節などの操作がしやすいか	無評価	4.29	-位
機能性 本体の機能、音の作りやすさ	無評価	4.30	-位
耐久性 本体の耐久性	無評価	4.40	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[K(きになるおもちゃ）]

2022年8月27日 02:05 [1614437-1]

満足度	5

デザイン	5
操作性	5
機能性	4
耐久性	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

気軽に使えるロシアンマフ

全体	コントロール	デザイン

ファズペダルはこれまで数え切れない数のペダルが作られてきていますが、その中でも最も多くのバリエーションが作られたものといえば、ビッグマフ系のペダルは間違いなくトップクラスの中に入ってきます。
かわいらしい動物をデザインしたAnimals Pedalが古くから制作するこのペダル、FISHING IS AS FUN AS FUZZもその一つです。くまの親子が釣りに出かけている、ほのぼのとしたデザインのペダルですが、このペダルのサウンドはほのぼのとはしていません。このペダルが基本としているのはビッグマフの中でも89〜90年頃に作られたモデル、Civil Warと呼ばれる時代のビッグマフです。ニューヨークのエレハモが一度倒産し、主宰のマイク・マシューズがロシアに拠点を移して生産を再開したビッグマフです。（系譜としてはその前にRed Army Overdriveというペダルがあります）。
ロシアンマフの一番初めとなるCivil War期のマフは、それまでのアメリカ製のマフよりもディストーションに寄ったトーンが特徴。本機も同様に、ファズとしてはディストーションに寄っていて、かといってディストーションとは違ったマフらしいトーンが特徴です。ただ、このペダルはCivil War期の再現ではなく、あくまでベースとして制作されています。Animals Pedalらしく扱いやすさを重視した作りです。Civil War期のマフはディストーション的と言いながらトップエンドが足りず、ローが太すぎると感じる場合があります。もちろんそれも味として良いのですが、そのバランスをより扱いやすい方向に変更し、明瞭なトップエンドをもたせ、ローエンドをタイトな方向に修正されています。といってもベースでも十分に使えるローの強さはあります。ロシアン系ビッグマフの特性を持ちながら、それを使いやすくバランスしたことで今の楽曲と合わせても違和感なく、また気軽に使うことができるサウンドとなっているのが特徴。DriveやToneノブも標準的な効きで、気軽に使えるマフペダルです。