PUSH & PULL DISTORTION レビュー・評価

満足度：—

（カテゴリ平均：4.36）

満足度ランキング—位

集計対象0件 / 総投稿数1件

1. 5 0%
2. 4 0%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	無評価	4.33	-位
操作性 音色調節などの操作がしやすいか	無評価	4.29	-位
機能性 本体の機能、音の作りやすさ	無評価	4.30	-位
耐久性 本体の耐久性	無評価	4.40	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[K(きになるおもちゃ）]

2022年8月27日 02:07 [1614438-1]

満足度	5

デザイン	5
操作性	5
機能性	4
耐久性	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

初期ブラウンサウンド的ディストーション

全体	デザイン	コントロール

何かでトラブって動けなくなった車を押すクマたち。ここにStand by meでも流せばあのゲームのOPになりそうな、そんなデザインが施されたペダル、Animals Pedal PUSH & PULL DISTORTION。車を押し引きしているからPush & Pullだと思いますが、実はクラスABの真空管アンプのことをPush & Pullと呼ぶこともあります。意識されているかどうかはわかりませんが…。
華やかなロックサウンドを彩る言葉として、ブラウン・サウンドという言葉があります。元々はエディ・ヴァン・ヘイレンが自身のサウンドを指して言った言葉で、エディのトーンのことを指すこともあれば、当時使用していたマーシャルアンプを元にしたサウンドを指すことも、その後に使用された5150のトーンを指すこともあります。
このPUSH & PULL DISTORTIONは、エディが初期に使用していたマーシャルアンプ、その電圧を下げて歪みやすくした際のトーンを指すブラウン・サウンドを作るディストーションペダルです。プレキシとモダンマーシャルの転換期のマーシャルアンプは、そこまで強い歪みは持ちませんでした。マーシャルがよく歪むようになったのはJCM900からですね。JCM800はあまり歪まなかったので、電圧を下げてまで歪みを作っていたのかもしれません。
PUSH & PULL DISTORTIONはそんな時代の、歪みがそこまで強くはない、でも十分にディストーションの範囲になるサウンドを作るペダルです。ブラウンサウンドらしいかどうかはともかく、明らかにマーシャルと分かるそのサウンドは、即座にロックなギターサウンドを作ることができます。シンプルでスタンダード、扱いやすいというAnimals Pedalらしい3ノブのスタイルで、それぞれのノブの操作性もわかりやすいです。クリーンアンプと合わせてマーシャルらしいトーンを楽しむのはもちろんですが、このペダルはさらにマーシャルアンプと組み合わせると本領をより強く発揮します。サステインも音の厚みも十分に高く、エディのような速いプレイにも追従する音の速さも十分にあります。