『カチャカチャつきゼクシオついに登場』 ダンロップ ゼクシオ エックス ドライバー 2022年モデル [Miyazaki AX-2 フレックス：S ロフト：10.5] 今野一哉さんのレビュー・評価

[今野一哉]

2022年2月19日 15:28 [1552854-1]

満足度	4

デザイン	5
打感	5
飛距離	4
弾道	4
方向性	4
球の捕まり	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

カチャカチャつきゼクシオついに登場

【デザイン】
ゼクシオといえば、ネイビーのイメージですが「エックス」は初代からブラック。黒をベースとしたカラー。引き締まって見えて、このモデルを使いたい層に好まれるでしょう。
全体の形状も美顔ですが、フェースはスクエアに向いていながら、フェース上部のトップラインは少し逃げ顔で、アスリートゴルファーや上級者が違和感なく構えやすいデザインをしています。
個人的には、クラウンのデザインがフェース面のスイートエリアに向かって放射状にしつつ集まっている。これは「ここ（芯）に当てるぞ！」というイメージがもてていいですね。

【打感】
ゼクシオならではのこだわった心地よい打感、打音。ソフトな感触で、澄んだ音色を出すヘッドです。

【飛距離】
新たに搭載された、空力コントロールで速く振れるアクティブウイングや、フェースのたわみで高反発を生み出すリバンドフレームで飛距離性能も高まっています。

【弾道】【方向性】【球の捕まり】
ゼクシオ12よりも操作性が高まっていて、ドロー、フェード、ボールの高さまでコントロールできるタイプです。ミスヒットへの許容性の高さはスタンダードなゼクシオほどではないですが、充分なやさしさがある。ボールの捕まりもよく、基本、ドロー系が打ちやすいタイプだと思います。

【総評】
一番の進化はカチャカチャ(弾道調整機能)がついたことです。これによって、かなり対象ゴルファーの幅が広がった。ロフトなどを調節することによって、文字通り弾道の調整が可能。レベルアップとともに弾道を最適化していく機能だけに、「ゼクシオにカチャカチャがついていればなあ」という声に応える1本です。
ゼクシオユーザーよりも振れる、セミハードヒッターだけでなく、アヘレージゴルファーでも調整次第では先々を見て長く愛用できる。やさしさは十分にもたせながら、上級者テイストも入れたドライバーなので、使い勝手のよさを感じます。