Core i9 12900K BOX
- 16コア(8Pコア+8Eコア)24スレッドで動作する、ソケットLGA1700対応のデスクトップ向けCPU。「インテル UHD グラフィックス 770」を搭載している。
- 基本クロックは3.2GHz(Pコア)/2.4GHz(Eコア)、最大クロックは5.2GHz、PBPは125W、MTPは241W。
- 高性能な「Pコア」(Performance-cores)と電力効率にすぐれた「Eコア」(Efficient-cores)を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャーを採用。

よく投稿するカテゴリ
2022年2月27日 02:50 [1532826-5]
満足度 | 5 |
---|
処理速度 | 5 |
---|---|
安定性 | 5 |
省電力性 | 4 |
互換性 | 4 |
【概観】
待望の第12世代Intel Core プロセッサー(コードネーム:Alder lake)が発売されました
これまた待望のIntel 7プロセスルールで製造され、Zen3より一歩先を行く、Golden Coveマイクロアーキテクチャの登場によって、Zenマイクロアーキテクチャ以来、Intelが先を行く展開になりました
それは、Cypress cove、Golden coveと、年2回のマイクロアーキテクチャチェンジのおかげですが、プラットホーム全体も、今年初めまでの代わり映えしなかったComet Lakeからは、大きく様変わりしています
一応、全体的なCPUの傾向について触れておくと、ゲームや動画の編集作業、一般的な事務作業、その他。体感速度などでAlder lakeが有利、動画エンコード、写真の編集などのIntelの言うところのP-coreに依存する作業では、Ryzenが有利といった感じです
今回のレビューで性能に関しては、幾らでもネットに転がっているので、あまり触れません
定番のchinebenchと定番FFベンチ、3DMarkとPCMark程度ですかね
それよりもRyzenと比較したときの使用感みたいなものをメインでレビューしようかと思います
【処理速度】
Chnebench R23に関しては【省電力性】で触れますからここでは触れません
3DMarkのFire Strikeの物理スコアは、AMDが毎回自慢げに出してくるベンチスコアですか、今回12900KがRyzen 9 5950Xに勝利しました
負け続けだったものが勝つと、ひときわ嬉しいですね
y-cruncherでは12900Kの方が18%高速でした
PC Mark10は、今回もRyzen 9 5950Xに勝利しました
FFベンチの幾つかは、12900Kが速く、幾つかはほぼ同じでした
体感速度に関してですが、10980XEから5950Xに交換したときには、大幅に速くなったのを感じましたが、12900Kは更に一段階速くなったと感じます
起動速度は5950Xの方が数秒速かったですね
これに関しては現状使っているZ690マザーボードの起動があまり速くないせいだと思いました
【安定性】
Ryzen環境で問題になりがちなUSB回りのトラブルは今のところ皆無です、さすがIntel環境だと思います
うちのRyzen環境で発生していた、"週一ぐらいでコールドブートで起動しない”問題は、結局最後まで治りませんでしたが、当たり前ですがintel環境では起きていません
CPUの温度推移に関しても、Ryzenの時のようなシングルスレッドの軽い処理でも温度が跳ね上がりファンが唸るような事がないので温度制御によるファンコントロールが楽ですね
【省電力性】
MTPを下記の設定でChnebench R23をテストしたスコアと、その時の周波数の推移です
241W設定で27307…P-c.4.9GHz,E-c.3.7GHz
200W設定で27117…P-c.4.8-9GHz,E-c.3.7GHz
180W設定で26802…P-c.4.7-8GHz,E-c.3.7GHz
170W設定で26462…P-c.4.6-7GHz,E-c.3.7GHz
140W設定で25242…P-c.4.4-5GHz,E-c.3.5GHz
125W設定で24299…P-c.4.2-3GHz,E-c.3.4GHz
Chnebench R23での電力効率でいえば。MTP125WでRyzen9 5900の142W時のスコア21000程度を大幅に上回っていますので、電力効率は12900Kの方が上ですね
5950Xに対しても142Wで25500程度ですから、電力効率がほぼ同等となります
競合である同じスレッド数の5900Xなら、電力効率で圧倒していますので、デフォルトの周波数が高いために消費電力が異常に上がっていますが、実は電力効率が高いCPUと言えます
このCPUのおすすめの運用は200Wでしょうか
360mm簡易水冷クーラーを用意されているなら、MTP200Wで大体コア温度が75度あたりで運用できます
【互換性】
DDR5/4メモリ両対応ですので、互換性は高いと思います
マザーボードは現在、Z690マザーボードの他、H670,B660,H610の中から選べます
ただ本CPUにおいては、Z690以外は選択肢がないといえるでしょう
Z690であれば大丈夫でしょうが、仮にZ690以外を使うなら電源部がそれなりに強力と思われるマザーボードを使う方が良いでしょう
【総評】
性能が大体同じなら、不安定になりがちなRyzenを敢えて選ぶ意味は個人的に無くなりましたね
Intel派ならこの世代でヒャッハーしておくのが正解だと思います
来年AMDはZen4で反撃してくると思いますが、Raptor lakeで対抗できることを期待しましょう
- レベル
- 自作経験豊富
- 重視項目
- その他
参考になった12人(再レビュー後:6人)
2021年12月30日 13:55 [1532826-4]
満足度 | 5 |
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処理速度 | 5 |
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安定性 | 5 |
省電力性 | 3 |
互換性 | 2 |
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3D Mark FIRE STRIKE 12900K vs 5950X |
y-cruncher 12900K vs 5950X |
PCMark 10 12900K vs 5950X |
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FF14 紅蓮の解放者12900K vs r9 5950X |
曉月のフィナーレ 12900K vs 5950X |
125-150Wに制限した場合のCinebench CB23 の結果 |
【概観】
待望の第12世代Intel Core プロセッサー(コードネーム:Alder lake)が発売されました
これまた待望のIntel 7プロセスルールで製造され、Zen3より一歩先を行く、Golden Coveマイクロアーキテクチャの登場によって、Zenマイクロアーキテクチャ以来、Intelが先を行く展開になりました
それは、Cypress cove、Golden coveと、年2回のマイクロアーキテクチャチェンジのおかげですが、プラットホーム全体も、今年初めまでの代わり映えしなかったComet Lakeからは、大きく様変わりしています
一応、全体的なCPUの傾向について触れておくと、ゲームや動画の編集作業、一般的な事務作業、その他。体感速度などでAlder lakeが有利、動画エンコード、写真の編集などのIntelの言うところのP-coreに依存する作業では、Ryzenが有利といった感じです
今回のレビューで性能に関しては、幾らでもネットに転がっているので、あまり触れません
定番のchinebenchと定番FFベンチ、3DMarkとPCMark程度ですかね
それよりもRyzenと比較したときの使用感みたいなものをメインでレビューしようかと思います
【処理速度】
Chnebench R23に関しては【省電力性】で触れますからここでは触れません
3DMarkのFire Strikeの物理スコアは、AMDが毎回自慢げに出してくるベンチスコアですか、今回12900KがRyzen 9 5950Xに勝利しました
負け続けだったものが勝つと、ひときわ嬉しいですね
y-cruncherでは12900Kの方が18%高速でした
PC Mark10は、今回もRyzen 9 5950Xに勝利しました
FFベンチの幾つかは、12900Kが速く、幾つかはほぼ同じでした
体感速度に関してですが、10980XEから5950Xに交換したときには、大幅に速くなったのを感じましたが、12900Kは更に一段階速くなったと感じます
起動速度は5950Xの方が数秒速かったですね
これに関しては現状使っているZ690マザーボードの起動があまり速くないせいだと思いました
【安定性】
Ryzen環境で問題になりがちなUSB回りのトラブルは今のところ皆無です、さすがIntel環境だと思います
うちのRyzen環境で発生していた、"週一ぐらいでコールドブートで起動しない”問題は、結局最後まで治りませんでしたが、当たり前ですがintel環境では起きていません
CPUの温度推移に関しても、Ryzenの時のようなシングルスレッドの軽い処理でも温度が跳ね上がりファンが唸るような事がないので温度制御によるファンコントロールが楽ですね
【省電力性】
MTPを下記の設定でChnebench R23をテストしたスコアと、その時の周波数の推移です
241W設定で27319…P-c.4.9GHz,E-c.3.7GHz
180W設定で26207…P-c.4.6-7GHz,E-c.3.7GHz
170W設定で25799…P-c.4.5-6GHz,E-c.3.6GHz
140W設定で24329…P-c.4.3-4GHz,E-c.3.4GHz
125W設定で23193…P-c.4.1GHz,E-c.3.4GHz
Chnebench R23での電力効率でいえば。125WでRyzen9 5900の142W時のスコア21000程度を大幅に上回っていますので、電力効率は12900Kの方が上となります
一方5950Xは142Wで25500程度ですから、電力効率はそれより悪いということになります
5950Xと大体同じスコアになるのは160W設定です
大原氏のマイナビ記事によるとPコアが4.5GHzを超えると急速に電力が増えるそうで、私の実験では170Wが大体それに当たります
高負荷の続く作業の運用では170W辺りで使うか、4.6GHz位までは比較的発熱がマイルドですから180W辺りでの運用が無難な感じですね
170Wですと最高性能から5.5%以上の低下ですが、180Wですと4%程度の低下に留まりますからね
ですが、実アプリケーション上で、例えばエンコードなんかでも、ここまで綺麗に負荷が掛かるものは殆ど無いので、360mm簡易水冷クーラーとかであれば、241Wから弄る必要はないと思いますね
ゲームとかの運用であれば弄る必要は全くないと思います
禁断の方法として CPUのLoad-Line Calibrationを下げるというのがあります
私の環境では当初のLEVEL3からLEVEL1に下げると高クロック時には2割近く消費電力が下がりました
ただ、Prime95のsmall fftで即落ちる事がわかりLEVEL3に戻しました
当初は、レビューで大きく取り上げるつもりでしたが、軽く触れる程度に留めておきます
一つ実験をしてみた
TDP=125W、PL2=150WというIntelの今まで一般的なTDP設定で、Chinebench R23のスコアが幾つ位なのか?
結果は、25282でした
ほぼ5950Xと同じでしたね
この程度で製品化すれば爆熱なんて言われないで済んだのにね
Chinebench R23で5950Xに並ぶ程度じゃダメだったのかもしれませんね
【互換性】
DDR5/4メモリ両対応ですので、互換性は高いと思います
マザーボードは現状においてはZ690マザーボードしか選べないので絶対数は少ないですね
ただ本CPUにおいては、Z690以外ありえないと思うので大差ないでしょう
【総評】
性能が大体同じなら、不安定になりがちなRyzenを敢えて選ぶ意味は個人的に無くなりましたね
Intel派ならこの世代でヒャッハーしておくのが正解だと思います
来年AMDはZen4で反撃してくると思いますが、Raptor lakeで対抗できることを期待しましょう
Load-Line Calibrationに関しては、上手くいけば大幅な消費電力低下を齎すので、高クロックになり過ぎない運用をすれば、程良い所が見つかるかもしれません
- レベル
- 自作経験豊富
- 重視項目
- その他
参考になった5人
2021年12月29日 15:54 [1532826-3]
満足度 | 5 |
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処理速度 | 5 |
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安定性 | 5 |
省電力性 | 3 |
互換性 | 2 |
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---|---|---|
TDP=125W、PL2=150WでのCinebench R23の結果 25282 |
【概観】
待望の第12世代Intel Core プロセッサー(コードネーム:Alder lake)が発売されました
これまた待望のIntel 7プロセスルールで製造され、Zen3より一歩先を行く、Golden Coveマイクロアーキテクチャの登場によって、Zenマイクロアーキテクチャ以来、Intelが先を行く展開になりました
それは、Cypress cove、Golden coveと、年2回のマイクロアーキテクチャチェンジのおかげですが、プラットホーム全体も、今年初めまでの代わり映えしなかったComet Lakeからは、大きく様変わりしています
一応、全体的なCPUの傾向について触れておくと、ゲームや動画の編集作業、一般的な事務作業、その他。体感速度などでAlder lakeが有利、動画エンコード、写真の編集などのIntelの言うところのP-coreに依存する作業では、Ryzenが有利といった感じです
今回のレビューで性能に関しては、幾らでもネットに転がっているので、あまり触れません
定番のchinebenchと定番FFベンチ、3DMarkとPCMark程度ですかね
それよりもRyzenと比較したときの使用感みたいなものをメインでレビューしようかと思います
【処理速度】
Chnebench R23に関しては【省電力性】で触れますからここでは触れません
3DMarkのFire Strikeの物理スコアは、AMDが毎回自慢げに出してくるベンチスコアですか、今回12900KがRyzen 9 5950Xに勝利しました
負け続けだったものが勝つと、ひときわ嬉しいですね
y-cruncherでは12900Kの方が18%高速でした
PC Mark10は、今回もRyzen 9 5950Xに勝利しました
FFベンチの幾つかは、12900Kが速く、幾つかはほぼ同じでした
体感速度に関してですが、10980XEから5950Xに交換したときには、大幅に速くなったのを感じましたが、12900Kは更に一段階速くなったと感じます
起動速度は5950Xの方が数秒速かったですね
これに関しては現状使っているZ690マザーボードの起動があまり速くないせいだと思いました
【安定性】
Ryzen環境で問題になりがちなUSB回りのトラブルは今のところ皆無です、さすがIntel環境だと思います
うちのRyzen環境で発生していた、"週一ぐらいでコールドブートで起動しない”問題は、結局最後まで治りませんでしたが、当たり前ですがintel環境では起きていません
CPUの温度推移に関しても、Ryzenの時のようなシングルスレッドの軽い処理でも温度が跳ね上がりファンが唸るような事がないので温度制御によるファンコントロールが楽ですね
【省電力性】
MTPを下記の設定でChnebench R23をテストしたスコアと、その時の周波数の推移です
241W設定で27319…P-c.4.9GHz,E-c.3.7GHz
180W設定で26207…P-c.4.6-7GHz,E-c.3.7GHz
170W設定で25799…P-c.4.5-6GHz,E-c.3.6GHz
140W設定で24329…P-c.4.3-4GHz,E-c.3.4GHz
125W設定で23193…P-c.4.1GHz,E-c.3.4GHz
Chnebench R23での電力効率でいえば。125WでRyzen9 5900の142W時のスコア21000程度を大幅に上回っていますので、電力効率は12900Kの方が上となります
一方5950Xは142Wで25500程度ですから、電力効率はそれより悪いということになります
5950Xと大体同じスコアになるのは160W設定です
大原氏のマイナビ記事によるとPコアが4.5GHzを超えると急速に電力が増えるそうで、私の実験では170Wが大体それに当たります
高負荷の続く作業の運用では170W辺りで使うか、4.6GHz位までは比較的発熱がマイルドですから180W辺りでの運用が無難な感じですね
170Wですと最高性能から5.5%以上の低下ですが、180Wですと4%程度の低下に留まりますからね
ですが、実アプリケーション上で、例えばエンコードなんかでも、ここまで綺麗に負荷が掛かるものは殆ど無いので、360mm簡易水冷クーラーとかであれば、241Wから弄る必要はないと思いますね
ゲームとかの運用であれば弄る必要は全くないと思います
禁断の方法として CPUのLoad-Line Calibrationを下げるというのがあります
私の環境では当初のLEVEL3からLEVEL1に下げると高クロック時には2割近く消費電力が下がりました
ただ、Prime95のsmall fftで即落ちる事がわかりLEVEL3に戻しました
当初は、レビューで大きく取り上げるつもりでしたが、軽く触れる程度に留めておきます
一つ実験をしてみた
TDP=125W、PL2=150WというIntelの今まで一般的なTDP設定で、Chinebench R23のスコアが幾つ位なのか?
結果は、25282でした
ほぼ5950Xと同じでしたね
この程度で製品化すれば爆熱なんて言われないで済んだのにね
Chinebench R23で5950Xに並ぶ程度じゃダメだったのかもしれませんね
【互換性】
DDR5/4メモリ両対応ですので、互換性は高いと思います
マザーボードは現状においてはZ690マザーボードしか選べないので絶対数は少ないですね
ただ本CPUにおいては、Z690以外ありえないと思うので大差ないでしょう
【総評】
性能が大体同じなら、不安定になりがちなRyzenを敢えて選ぶ意味は個人的に無くなりましたね
Intel派ならこの世代でヒャッハーしておくのが正解だと思います
来年AMDはZen4で反撃してくると思いますが、Raptor lakeで対抗できることを期待しましょう
Load-Line Calibrationに関しては、上手くいけば大幅な消費電力低下を齎すので、高クロックになり過ぎない運用をすれば、程良い所が見つかるかもしれません
- レベル
- 自作経験豊富
- 重視項目
- その他
参考になった1人
2021年12月28日 13:07 [1532826-2]
満足度 | 5 |
---|
処理速度 | 5 |
---|---|
安定性 | 5 |
省電力性 | 3 |
互換性 | 2 |
【概観】
待望の第12世代Intel Core プロセッサー(コードネーム:Alder lake)が発売されました
これまた待望のIntel 7プロセスルールで製造され、Zen3より一歩先を行く、Golden Coveマイクロアーキテクチャの登場によって、Zenマイクロアーキテクチャ以来、Intelが先を行く展開になりました
それは、Cypress cove、Golden coveと、年2回のマイクロアーキテクチャチェンジのおかげですが、プラットホーム全体も、今年初めまでの代わり映えしなかったComet Lakeからは、大きく様変わりしています
一応、全体的なCPUの傾向について触れておくと、ゲームや動画の編集作業、一般的な事務作業、その他。体感速度などでAlder lakeが有利、動画エンコード、写真の編集などのIntelの言うところのP-coreに依存する作業では、Ryzenが有利といった感じです
今回のレビューで性能に関しては、幾らでもネットに転がっているので、あまり触れません
定番のchinebenchと定番FFベンチ、3DMarkとPCMark程度ですかね
それよりもRyzenと比較したときの使用感みたいなものをメインでレビューしようかと思います
【処理速度】
Chnebench R23に関しては【省電力性】で触れますからここでは触れません
3DMarkのFire Strikeの物理スコアは、AMDが毎回自慢げに出してくるベンチスコアですか、今回12900KがRyzen 9 5950Xに勝利しました
負け続けだったものが勝つと、ひときわ嬉しいですね
y-cruncherでは12900Kの方が18%高速でした
PC Mark10は、今回もRyzen 9 5950Xに勝利しました
FFベンチの幾つかは、12900Kが速く、幾つかはほぼ同じでした
体感速度に関してですが、10980XEから5950Xに交換したときには、大幅に速くなったのを感じましたが、12900Kは更に一段階速くなったと感じます
起動速度は5950Xの方が数秒速かったですね
これに関しては現状使っているZ690マザーボードの起動があまり速くないせいだと思いました
【安定性】
Ryzen環境で問題になりがちなUSB回りのトラブルは今のところ皆無です、さすがIntel環境だと思います
うちのRyzen環境で発生していた、"週一ぐらいでコールドブートで起動しない”問題は、結局最後まで治りませんでしたが、当たり前ですがintel環境では起きていません
CPUの温度推移に関しても、Ryzenの時のようなシングルスレッドの軽い処理でも温度が跳ね上がりファンが唸るような事がないので温度制御によるファンコントロールが楽ですね
【省電力性】
MTPを下記の設定でChnebench R23をテストしたスコアと、その時の周波数の推移です
241W設定で27319…P-c.4.9GHz,E-c.3.7GHz
180W設定で26207…P-c.4.6-7GHz,E-c.3.7GHz
170W設定で25799…P-c.4.5-6GHz,E-c.3.6GHz
140W設定で24329…P-c.4.3-4GHz,E-c.3.4GHz
125W設定で23193…P-c.4.1GHz,E-c.3.4GHz
Chnebench R23での電力効率でいえば。125WでRyzen9 5900の142W時のスコア21000程度を大幅に上回っていますので、電力効率は12900Kの方が上となります
一方5950Xは142Wで25500程度ですから、電力効率はそれより悪いということになります
5950Xと大体同じスコアになるのは160W設定です
大原氏のマイナビ記事によるとPコアが4.5GHzを超えると急速に電力が増えるそうで、私の実験では170Wが大体それに当たります
高負荷の続く作業の運用では170W辺りで使うか、4.6GHz位までは比較的発熱がマイルドですから180W辺りでの運用が無難な感じですね
170Wですと最高性能から5.5%以上の低下ですが、180Wですと4%程度の低下に留まりますからね
ですが、実アプリケーション上で、例えばエンコードなんかでも、ここまで綺麗に負荷が掛かるものは殆ど無いので、360mm簡易水冷クーラーとかであれば、241Wから弄る必要はないと思いますね
ゲームとかの運用であれば弄る必要は全くないと思います
禁断の方法として CPUのLoad-Line Calibrationを下げるというのがあります
私の環境では当初のLEVEL3からLEVEL1に下げると高クロック時には2割近く消費電力が下がりました
ただ、Prime95のsmall fftで即落ちる事がわかりLEVEL3に戻しました
当初は、レビューで大きく取り上げるつもりでしたが、軽く触れる程度に留めておきます
【互換性】
DDR5/4メモリ両対応ですので、互換性は高いと思います
マザーボードは現状においてはZ690マザーボードしか選べないので絶対数は少ないですね
ただ本CPUにおいては、Z690以外ありえないと思うので大差ないでしょう
【総評】
性能が大体同じなら、不安定になりがちなRyzenを敢えて選ぶ意味は個人的に無くなりましたね
Intel派ならこの世代でヒャッハーしておくのが正解だと思います
来年AMDはZen4で反撃してくると思いますが、Raptor lakeで対抗できることを期待しましょう
Load-Line Calibrationに関しては、上手くいけば大幅な消費電力低下を齎すので、高クロックになり過ぎない運用をすれば、程良い所が見つかるかもしれません
- レベル
- 自作経験豊富
- 重視項目
- その他
参考になった0人
2021年12月27日 18:54 [1532826-1]
満足度 | 5 |
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処理速度 | 5 |
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安定性 | 5 |
省電力性 | 3 |
互換性 | 2 |
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PCMark 10 |
3DMark Fire Strike 比較 |
y-cruncher 12900K vs 5950X |
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12900K vs 5950X 曉月のフィナーレ |
12900K vs r9 5950X FF14紅蓮の解放者 |
今回のレビューで性能に関しては、幾らでもネットに転がっているので、あまり触れません
定番のchinebenchと定番FFベンチ、3DMarkとPCMark程度ですかね
それよりもRyzenと比較したときの使用感みたいなものをメインでレビューしようかと思います
【処理速度】
Chnebench R23に関しては【省電力性】で触れますからここでは触れません
3DMarkのFire Strikeの物理スコアは、AMDが毎回自慢げに出してくるベンチスコアですか、今回12900KがRyzen 9 5950Xに勝ちました
負け続けだったものが勝つと、ひときわ嬉しいですね→スクショを上げておきます
y-cruncherでは12900Kの方が18%高速でした→スクショを上げておきます
PC Mark10は、今回もRyzen 9 5950Xに勝利しました→スクショを上げておきます、特にスコアの違いが顕著だったアプリスタートアップと写真編集については詳細スコアを表示しました
FFベンチの幾つかは、12900Kが速く、幾つかはほぼ同じでした→速かったベンチのスクショを上げます
体感速度に関してですが、10980XEから5950Xに交換したときには、大幅に速くなったのを感じましたが、12900Kは更に一段階速くなったと感じます
起動速度は5950Xの方が数秒速かったですね
これに関しては現状使っているZ690マザーボードの起動があまり速くないせいだと思いました
【安定性】
Ryzen環境で問題になりがちなUSB回りのトラブルは今のところ皆無です、さすがIntel環境だと思います
あと、うちのRyzen環境で起きていた週一ぐらいでコールドブートで起動しない問題は、結局最後まで治りませんでしたが、当たり前ですがintel環境では起きていません
CPUの温度推移に関しても、Ryzenの時のようなシングルスレッドの軽い処理でも温度が跳ね上がりファンが唸るような事がないので温度制御によるファンコントロールが楽ですね
【省電力性】
MTPを下記の設定でChnebench R23をテストしたスコアと、その時の周波数の推移です
241W設定で27319…P-c.4.9GHz,E-c.3.7GHz
180W設定で26207…P-c.4.6-7GHz,E-c.3.7GHz
170W設定で25799…P-c.4.5-6GHz,E-c.3.6GHz
140W設定で24329…P-c.4.3-4GHz,E-c.3.4GHz
125W設定で23193…P-c.4.1GHz,E-c.3.4GHz
Chnebench R23での電力効率でいえば。125WでRyzen9 5900の142W時のスコア21000程度を大幅に上回っていますので、電力効率は12900Kの方が上となります
一方5950Xは142Wで25500程度ですから、電力効率はそれより悪いということになります
5950Xと大体同じスコアになるのは160W設定です
大原氏のマイナビ記事によるとPコアが4.5GHzを超えると急速に電力が増えるそうで、私の実験では170Wが大体それに当たります
高負荷の続く作業の運用では170W辺りで使うか、4.6GHz位までは比較的発熱がマイルドですから180W辺りでの運用が無難な感じですね
170Wですと最高性能から5.5%以上の低下ですが、180Wですと4%程度の低下に留まりますからね
ですが、実アプリケーション上で、例えばエンコードなんかでも、ここまで綺麗に負荷が掛かるものは殆ど無いので、360mm簡易水冷クーラーとかであれば、241Wから弄る必要はないと思いますね
ゲームとかの運用であれば弄る必要は全くないと思います
禁断の方法として CPUのLoad-Line Calibrationを下げるというのがあります
私の環境では当初のLEVEL3からLEVEL1に下げると高クロック時には2割近く消費電力が下がりました
ただ、Prime95のsmall fftで即落ちる事がわかりLEVEL3に戻しました
当初は、レビューで大きく取り上げるつもりでしたが、軽く触れる程度に留めておきます
【互換性】
DDR5/4メモリ両対応ですので、互換性は高いと思います
マザーボードは現状においてはZ690マザーボードしか選べないので絶対数は少ないですね
ただ本CPUにおいては、Z690以外ありえないと思うので大差ないでしょう
【総評】
性能が大体同じなら、不安定になりがちなRyzenを敢えて選ぶ意味は個人的に無くなりましたね
Intel派ならこの世代でヒャッハーしておくのが正解だと思います
Load-Line Calibrationに関しては、上手くいけば大幅な消費電力低下を齎すので、高クロックになり過ぎない運用をすれば、程良い所が見つかるかもしれません
- レベル
- 自作経験豊富
- 重視項目
- その他
参考になった0人
「Core i9 12900K BOX」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
---|---|---|
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2022年5月27日 21:37 |
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2022年4月22日 19:10 |
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2022年4月8日 01:54 |
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2022年3月12日 15:56 |
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2022年3月5日 16:48 |
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2022年3月1日 22:29 |
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2022年3月1日 07:35 |
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2022年2月27日 02:50 |
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2022年2月15日 22:45 |
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2022年1月12日 18:42 |
CPU
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