UD-505-X/B [ブラック]
- D/Aコンバーター部にESS Technology「ES9038 Q2M」を左右1基ずつ搭載したUSB DAC/ヘッドホンアンプ。
- DACをモノラルモードで使用することで高S/N値を獲得し、DSD22.5MHzやPCM 768kHz/32bitのネイティブ再生を実現。
- ヘッドホン出力は2基の6.3mm標準端子に加え、4.4mm5極端子を採用し、1本のプラグでバランス接続やアクティブ・グランド接続ができる。

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- ヘッドホンアンプ・DAC 145位
- 据え置き型ヘッドホンアンプ 73位
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2026年5月24日 02:12 [2022417-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 4 |
TEACは、既にこの500シリーズも自社のディスクリートDACに舵を切っておりますが、個人的には好みに合わない事からUD-701N、UD-507を売却し、汎用ICチップを搭載するミドル最終機となるであろうUD-505Xをサブ機として購入致しました。
当然、UD-505無印の使用歴もあります。その辺の比較も含めて個人的感想を、と思います。
【デザイン】
基本的に、この取っ手の付いたTEACのデザインは好きです。格好良いですね。
【音質】
まず初めに、他の方同様に私もES9038Q2M搭載と聞いて、ポータブル機用のICチップで大丈夫?という印象を持っていましたが音を聴けばそれも杞憂に終わります。
UD-505無印も万人受けする音質を実現しておりましたが、当機は決してAKMチップ枯渇の間に合わせではなく、確実に前モデルからバージョンアップが行われていると実感できるモデルです。
一聴すると、微細信号の再現能力と解像度が増した印象です。反面、前モデルと比較して若干、倍音量が減退しややモニター系へ移行したような気がします。音の印象は、良く言えばオールマイティー、悪く言えば無個性といった感じです。
しかし、色付けせず原音を忠実に再生し、破綻せず綺麗に鳴らすのは大きな特長です。よって、音に過剰な艶や色気を求めると不満が出るかもしれません。
確かに、もう少しエネルギーを纏った力強さが欲しいと感じる場面はあります。高音域はやや丸みがあり刺さる音を出さず、低音域も非常にタイトですが不足はしていません。全音域に渡って中庸ではあるものの、隙のない完成度を感じます。
もう売却してしまいましたが、個人的にこのモニターライク領域の最高峰機種は、Mytek Brooklyn DAC+だと思いますが、価格的にも比較するのが酷にも関わらず、及ばずとも近付く音質を実現した当機は賞賛に値します。
【操作性】
メニューが多彩なのはありますが、リモコンに常用の機能は細かくボタン設定されており、慣れれば問題が無いと思います。
このシリーズを使用されてきた方は何の支障もなく使用可能です。
【機能性】
やはり、音の決め手の一つとなるのは優れたクロック精度だと思いますので、10MHzの外部クロック入力があるのは大きな強みです。
システムファームウェアをv.1.20以上にするとUSB入力に加えて全てのデジタル入力に外部クロック同期が可能となります。
【総評】
結果、偏見を捨てて当機の音を聴けばDACがどうのこうのといった話は不要だと分かります。
逆説的に、中華メーカーのES9038PROやAK4499他搭載のハイスペックを謳う機種も多く試聴してきましたが、見掛け倒しが多くDACだけでは何の意味も為さない事を思い知らされました。
冷静に、他のミドル機を見ても全てがハイスペックのDACを積んでるわけではない事も説得材料かと思います。
・KORG Nu-1 →AKM AK4490
・LUXMAN DA-250 →TI PCM1795
・RME ADI2 DAC PRO →AKM AK4493
・RME ADI2 DAC FS →ESS ES9028Q2M
一例として、上記機種だけを見ても、音質的に見劣りするような機種は存在しない印象です。
今現在、メインDACはR-2R方式のSagraDACを使用しておりますが、久しぶりに汎用ICチップ搭載機を入手して魅力を再認識する事となりました。自信を持ってお薦めできる機種です。
参考になった1人
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2024年8月16日 02:58 [1873356-3]
| 満足度 | 2 |
|---|
| デザイン | 3 |
|---|---|
| 音質 | 2 |
| 操作性 | 3 |
| 機能性 | 2 |
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|---|---|---|
取扱説明書の手抜き |
ディスプレイについて |
DACチップのデジタルフィルターによる音質変化 |
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旭化成(AKM)のDACチップについて |
DACの「OS/NOS」モードについて |
本機導入の経緯
本機の旧モデル「UD-505(無印)」は、搭載されるDACチップ(AK4497)のメーカーである旭化成エレクトロニクス(AKM)が、半導体製造工場の火災事故で主力のDACチップの供給ができなくなったため、生産に影響が出たと思われます。
さらにコロナ禍の影響で、TEACとAKM両社とも追い打ちを掛けられたような状況になってしまいました。
「UD-505(無印)」の製造販売をボチボチと継続するつもりだったTEACは、この予期せぬ出来事からAKMに見切りをつけて、ESS社のDACチップへの乗り換えを図って本機を登場させたと思われます。
だから、本機は「UD-505(無印)」からの順当なモデルチェンジではなく、マイナーチェンジでもなく、苦肉の策で「UD-505」という型番を残した代替モデルだと私はみなしています。
DACチップ以外のスペックはほとんど変わらないのに、販売価格がかなり上がっているのは、どう捉えたらよいものか?
と思案しながら、衝動的に本機導入をしてしまいました。
しかしながら、
本機を半年以上使用してきたが、若干不満がでるようになりました。
音が全体的に弱々しく張りがないので、音量を高めにしても聴き応えがない印象。
アンプとバランス接続するわけでないので「XLRバランス出力」は未使用のまま。
ハイレゾ音源のオーディオデータをそのままダイレクトに伝送することができない「Bluetoothレシーバー」機能で、何故にハイレゾ対応製品である本機にあるのか疑問がわいてくる。
Bluetoothのオーディオ転送は、そもそも無線転送パフォーマンスを上げるためにデジタル圧縮技術でオーディオデータを圧縮して転送するしくみ。
その圧縮は非可逆(元通りに戻せない)なので基本的に音質劣化が生じるわけで、ある意味ハイレゾ(高音質指向)とは正反対なカジュアル指向のものであると私的に考えています。
それ故に、「Bluetooth」で音楽聴くならスマホとBluetooth対応のヘッドホンやスピーカーとの組み合わせの方がカジュアルに楽しめるわけで、本格的にリスニングするために本機の「Bluetoothレシーバー」機能を使う気にならず使用頻度は皆無でした。
つまり、本機は安価(低音質)なカジュアル指向の面とハイレゾ(高音質)/高級志向の面の両方を有しているわけで、昭和の時代からよくあった万能型の製品だと言えます。
昔から日本人の多くが万能指向を好む傾向が強いので、こういった万人受け狙いの製品をつくる国内メーカーが多いわけですが、その逆に欧米人は個性を重視する傾向があるので、欧米メーカー製品は機能や性能を絞ったり特化したりした製品が多くみられます。
自分は欧米人のような指向で、カジュアルなのか本格的なのか使い方に応じて製品も使い分けることを好む方なので、本機が性能/機能として中途半端であるような気がしてきました。
デジタルオーディオ信号処理の過程において発生する余計な(ノイズとなる)高周波成分を除去するために、デジタルフィルターは不可欠な存在でありますが、デジタルフィルターの特性しだいで音質が変わるので、DACチップには一般的に複数の種類のデジタルフィルターが設けられていて、それらをチップの外部から切替制御できる機能が備わっています。
デジタルフィルターで音質が変わると言っても、誰もが容易にその変化を聞き分けることができるとは言えないくらい微妙ではあります。
ところが、本機の取扱説明書にあるデジタルフィルター設定機能の説明内容はあってないようなものであり、「手抜き」しているとしか思えない有様です。
「UD-505(無印)」では本機よりも増しな説明がありますが、一般ユーザーがそれを見て理解し使いこなせるような内容にはなっていないよう気がします。
この点は、昨今の中国メーカー製品のようでもあり、国内メーカー製品らしからぬという気がして、これまた中途半端なことをしてくれているという印象が強くなります。
「XLRバランス出力」や「Bluetoothレシーバー」も購入前にわかっていたことですが、「UD-500シリーズ」の新製品というだけで手を出してしまったことに少々後悔するようになりました。
それと、DACチップのES9038Q2Mをステレオの各チャンネル(L/R)に一基ずつ(デュアル)搭載していることが本機のアピールポイントになっていますが、「Bluetoothレシーバー」機能にコストを掛けるくらいなら、いっそのことDACチップとしてESS社のフラッグシップであるES9038PROまたはES9028PROを搭載してほしかったです。
さらにもう少し付け加えると、
やはり私的にはESS社のDACチップよりも旭化成(AKM)のDACチップの音の方が好みです。
私的には、当時まだ売れ残っていた旧モデル「UD-505(無印)」を入手した方が幸せだったかもしれず、自分の信念が揺れ動いて新型に目を奪われてしまったことを悔いる羽目となりました。
以上のように本機の優等生じみた中途半端な点や総合的/結果的にコストパフォーマンスが悪くなってしまっているところが不満になってきたしだいです。
というわけで、本機は半年程度のつきあいで終わり売却してしまいました。
(それ故に所有状況は「試用」に変更)
<参考>
添付文書も参考にしてください。
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