『当時プレイした人は、思い出補正と実際のリメイクを比較するべき』 任天堂 ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 [ダウンロード版] [Nintendo Switch] 酒缶さんのレビュー・評価

[酒缶]

2022年2月13日 01:41 [1550712-1]

満足度	4

操作性	5
グラフィック	5
サウンド	4
熱中度	4
継続性	4
ゲームバランス	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

当時プレイした人は、思い出補正と実際のリメイクを比較するべき

タイトル画面

【概要】
・記憶を失った主人公が、失われた記憶を取り戻し、探偵の助手として関わっていた事件の真相をつきとめるため、恐るべき伝説の残る村「明神村」で調査するアドベンチャーゲーム。

・操作方法
　Ｌスティック・方向ボタン　カーソルの移動・選択肢の選択
　Ａボタン　決定・メッセージ送り・選択肢の決定
　Ｂボタン　キャンセル・メッセージウインドウ消去
　Ｘボタン　読み返しの呼び出し
　Ｙボタン　オートモードの開始／停止
　Ｌボタン　強制スキップ
　Ｒボタン　スキップモードの開始／停止
　＋ボタン　ゲームメニューの呼び出し

・タイトルメニューから選べる項目は３種類。
「調査再開」セーブデータからの再開
「調査開始」ゲームを最初から始める
「音楽鑑賞」ゲームに登場するＢＧＭの鑑賞
※「調査再開」と「音楽鑑賞」はゲームの進行に合わせて選べるようになる。


【評価】
・ファミコンのディスクシステムで発売され、後にゲームボーイアドバンスのファミコンミニで復活し、3DSやWii Uのバーチャルコンソールでも遊べる「ファミコン探偵倶楽部」の移植作品。コマンド選択タイプのアドベンチャーゲームというシステムはそのままに、キャラクターのアニメーションやオートプレイなど、グラフィックや機能面は完全に今風になって、遊びやすくなっている。

・ファミコンの頃は、文字は基本的には平仮名とカタカナだったが、漢字が無理なく使用されていて、ルビも入っているため、文字が読みやすいのは本当に助かる。さらに、ボイスも入っているので、コマンドを選んだあとは、文字をあまり読まなくてもゲームを進められる。

・セーブデータから復帰する際には、その時の進行状況に合わせてあらすじが表示できるようになっていて、そのあらすじの文章にもボイスがしっかりと入っているため、状況を把握してゲームに復帰できるのが良い。

・見た目は完全に今風のゲームだが、シナリオの進行も当時相当なので、自分自身で推理している感覚があまりなく、シナリオが進行するために必要なコマンドを探すことが結構多いのが気になった。

・ビジュアルが良くなっていることもあり、死者の表現がグロく感じた。


【まとめ】
・コマンドアドベンチャーを新規にプレイする人よりは、昔『ファミコン探偵倶楽部』をプレイした経験があり、現代風にするとどうなるか、思い出補正の記憶と実際のゲームを比較しながら楽しみたい人向けのゲームに感じました。