『新しくてボリューム満点だが、懐かしいマリオパーティを楽しめる』 任天堂 マリオパーティ スーパースターズ [Nintendo Switch] 酒缶さんのレビュー・評価

[酒缶]

2025年1月6日 14:30 [1922832-1]

満足度	5

操作性	5
グラフィック	5
サウンド	5
熱中度	5
継続性	5
ゲームバランス	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

新しくてボリューム満点だが、懐かしいマリオパーティを楽しめる

パッケージ表面	パッケージ中身

・自らが購入した商品になります。

【概要】
・スゴロクとミニゲームがギュッとつまったパーティゲーム。

・メインメニューから選べる項目は６種類。
「マリオパーティ」スターをたくさん集めた人が勝つボードゲーム
「ミニゲームマウンテン」100種類のミニゲームをプレイ
「キノピオショップ」ゲームで集めたコインを使ったお買い物
「フレンドハウス」※NINTENDO SWITCH ONLINE加入必須
「オプションハウス」各種設定
「データハウス」記録の閲覧など

・購入品。


【評価】
・『スーパーマリオパーティ』が、3DSで発売されたマリオパーティシリーズタイトルの流れをくむボードゲームだったのに対して、今作はNINTENDO64時代、初期のマリオパーティシリーズの、適度に流れの決まったボードマップ内を指定されたターン数だけぐるぐると回りながら、スターを獲得していくスタイルになっている。実際、NINTENDO64時代のマリオパーティのどのタイトルのどのボードをモチーフにしているかは、ボードマップに挑戦する際に提示されるため、昔実際にプレイしていた人は懐かしさを感じながらプレイができる。

・ボードマップは5種類あり、ミニゲームは100種類収録。ミニゲームについては、ボードマップを一通りプレイしても全てのミニゲームが登場しないこともあり、とにかくボリュームがある。また、昔のマリオパーティと異なり、ボードマップに登場していないミニゲームも最初から「ミニゲームマウンテン」で制限なくプレイができるのが良い。

・「ミニゲームマウンテン」では、単発でミニゲームをプレイするだけでなく、いろいろなバリエーションでミニゲームに挑戦できるようになっている。

・「マリオパーティ」では、4人までのプレイが可能。人間がプレイしない分はCOMが担当し、COMについてはそれぞれ難易度を「やさしい」「ふつう」「つよい」「たつじん」の4段階から設定することができる。また、ターン数、ボーナススター（最後に何らかの条件によってボーナスが入る）、ミニゲームの説明、ハンデを設定することができ、ガチなプレイから、かなり緩い楽しみ方まで、自分の好みに応じたプレイができる。

・ミニゲームについては、説明と同時に、実際に操作して試したうえで本番に挑めるため、初見プレイの人でも問題なく楽しめる。

・ボードマップについては、それなりに複雑さはあるが、基本的なゲームのルールが共通なので、繰り返しプレイすることで、同じような内容だと把握した上でプレイができる。ボードマップにはそれぞれ難易度が設定されているので、やさしいマップから順番にプレイしていると、自然とルールを把握できる。

・ゲーム中には、自分の順番ではない時などに、スタンプを押すことで、ゲームを賑やかすことができる。本体を持ち寄ってのローカルプレイやインターネットプレイの際には、特に活用しやすい仕様だと思う。

・「マリオパーティ」や「ミニゲームマウンテン」をプレイすると、結果に応じてコインが溜まり、ゲージも溜まっていく。「キノピオショップ」では、ゲームで稼いだコインを使って、スタンプやミュージックなどを飼うことができる。ゲージがいっぱいになるとマリパレベルが上がり、特定のレベルになると「キノピオショップ」で購入できるアイテムが増えるため、かなり長い時間、目的を持ってプレイができる。


【まとめ】
・マリオパーティシリーズは、時代によっていろいろと変化してきているが、今作に関しては、初期の頃の流れを汲んだうえで、今風に遊びやすくなっている印象がありました。「スーパーマリオパーティ」よりも、懐かしさを感じるつくりになっているので、たとえ「スーパーマリオパーティ」を持っていても、これはこれで楽しめるので、パーティゲームをたくさん楽しみたい人はぜひ押さえておきましょう。