FFM2 Germanium Fuzz Face Mini レビュー・評価

満足度：—

（カテゴリ平均：4.36）

満足度ランキング—位

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評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	無評価	4.33	-位
操作性 音色調節などの操作がしやすいか	無評価	4.29	-位
機能性 本体の機能、音の作りやすさ	無評価	4.30	-位
耐久性 本体の耐久性	無評価	4.40	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[K(きになるおもちゃ）]

2021年8月30日 00:58 [1487684-1]

満足度	4

デザイン	5
操作性	5
機能性	5
耐久性	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

小さくてもゲルマニウムファズフェイスサウンド

全体	サイズ比較	底面

ジムダンロップは数々のファズフェイスを発売していますが、その中でも最も基本でスタンダードな赤い筐体のゲルマニウムファズフェイスをコンパクト化したモデルです。
ファズフェイスらしいデザインはしっかり踏襲しながら、一般的なコンパクトペダルやそれ以下の小さなサイズとなっています。

また、実際に使用する上で大きなポイントとなるのがインプットとアウトプットジャックです。通常のファズフェイズは左がインプットですが、ミニは右がインプットとなっていて、こちらも現在のスタンダードなエフェクターのスタイルに合わせた形となっています。

コントロールはシンプルに、VolumeとFuzzのみ。このあたりはオリジナルFuzz Faceと同じです。ペダル中央にはLEDが付いており、ON/OFFを表示する形となっているのも使い勝手が向上しています。
さらにIN/OUTジャックの間にはアダプター端子も搭載。スタンダードなセンターマイナスの9Vアダプターで駆動します。
底面もネジ等不要の電池ボックスが付いているのが分かります。そしてそれ以上に、本体裏全体がゴムになっていて、そこに突起がないという点。つまり、ボードにマジックテープで固定するのも簡単にできる、ということです。

トランジスタはゲルマニウムのNTE158を採用。Bias調整のトリムポットもあります。フットスイッチはDPDTタイプ。バイパスは「トゥルーハードワイヤーバイパス」。

ファズフェイスらしい見た目ながら、ボードでも場所をとることなく、また底面もフラットで使いやすく、右IN、左OUTの接続ができ、センターマイナス9Vのアダプタで駆動。ON/OFFを表示するLEDも搭載し、またFuzz Faceならではの本体上部が円錐状になっているため、フットスイッチのON/OFFも非常にやりやすいです。

非常に素性が良く、使いやすいゲルマニウムファズフェイスサウンドで、ファズフェイス特有のギターヴォリュームを下げれば簡単にクリーンになりますし、ファズフェイスらしいジリジリしたサウンド、迫力のある和音と、ノブのある太いリードサウンドもあります。
音が全体的にローミッドよりとなり、ハイが少し抑えられたサウドなので人によっては物足りない部分もあるかもしれませんが、ファズっぽい、でもヴォーカルを邪魔しないバッキングなどには最適です。今普通に入手できるゲルマニウムトランジスタを用いて、Jim Dunlopという大きなメーカーが製作する、手頃な大量生産モデルであることを考えれば、ここまでのクオリティをコンパクトにまとめたのはとても良いと思います。