『中途半端なスペックが実用的でないとわかった』 NEC Aterm WX3600HP PA-WX3600HP nBanjoさんのレビュー・評価

2021年 6月 3日 発売

Aterm WX3600HP PA-WX3600HP

2.5Gbps WANポートや8ストリームを採用したWi-Fi 6無線LANルーター

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無線LAN規格:Wi-Fi 6 (11ax) 接続環境:3階建て(戸建て)/4LDK(マンション)/36台/12人 周波数:2.4/5GHz IPv6:○ セキュリティ規格:WPA/WPA2/WPA3 Aterm WX3600HP PA-WX3600HPのスペック・仕様

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Aterm WX3600HP PA-WX3600HPNEC

最安価格(税込):¥12,321 (前週比:-576円↓) 発売日:2021年 6月 3日

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満足度2
デザイン3
設定の簡単さ2
受信感度無評価
機能性2
サイズ3
中途半端なスペックが実用的でないとわかった

本機について気になった点に絞ってレビューする。

●特長である2.5GbpsWAN(LAN)ポートが活かされない
いろんなルーターを試してみたところ、どれもWiFiの実効速度はスペック値の25%〜50%くらいが実力と言えそうだった。
本機の場合、WiFiスペック上は最大速度:2402Mbps(5GHz帯)となっているので、実効速度は600〜1200Mbpsといったところとなる。
端末(スマホやPCなど)との距離が1m程度の近距離でインターネット上の回線スピードテストサイトでの平均的な実測値は600Mbps前後になる。
端末との距離が離れるほどもっと遅くなるだろう。
つまり、eo光回線の10Gコース回線で、本機の2.5GbpsポートをWAN接続してもその高速ポートは活かされていないと言える。
通常の1Gbpsポートで十分というわけである。
2.5GbpsポートをLANポートに切り替えして、2.5Gbps対応のNASなどと接続し、近距離からPCでWiFi経由でNASへアクセスしてみても、データ転送速度は1200Mbps前後で頭打ちになる。
2.5Gbps以上の有線高速ポートを活かすには、そのポートが2つ以上あるか、または実効速度が2.5Gbps程度のWiFiが必要ということになり、本機はその要件を満たしていないと言える。

●WiFi経由での「上り/下り」の転送速度差(アンバランス)が大きい
この要因として、内蔵アンテナの取付配置が悪いか設計上においてアンテナの感度に偏りがあるなどが考えられる。
ユーザーによる個々のアンテナの向き/角度調整はできず是正は困難。
通常は端末から見て「下り(ダウンロード)」方向のアクセスが主となるので、「上り」速度が低いのはあまり気にしなくても良さそうだが、ゲームや外出先から自宅で録画保存した動画の視聴など、「上り」速度が重要となるケースがあるので、それらの用途が多い場合はこの速度アンバランスが使用状況に影響するかもしれない。

●スマホアプリの出来栄えが悪い
Atermが提供する「スマートリモコン」は出来栄えが悪すぎて利用価値が低い(ルーターや接続端末を管理できるというレベルに達していない)という印象だった。
ASUSのルーター管理アプリ「ASUSルーター」が総合的に一番出来栄えが良く(利用価値が高く)使いやすかった。
BUFFALOのアプリ「StationRader」は、Aterm「スマートリモコン」よりは少し増しというレベルだった。

●本体の設定画面(クイック設定Web)について
各設定項目のメニュー画面(ホーム画面)と各設定ごとの詳細設定画面が別ページで表示されるので、ホーム画面と詳細設定画面との移動操作が頻繁になり、ユーザーインターフェースとして非常に操作性/視認性が悪いという印象。
他社(ASUS、BUFFALO)モデルの本体設定におけるユーザーインターフェースは、設定項目メニュー(画面左側に配置)と詳細設定(画面右側に配置)が同時に視認できる仕様なので操作性が断然に良い。

●「メッシュWiFi」システムについて
Atermではこのシステムを「メッシュ中継」と呼称しているらしい。
因みに、ASUSでは「AiMesh」、BUFFALOでは「EasyMesh」と呼称している。
「メッシュWiFi」システムでは、ASUSが先駆者であり、私的にも以前からASUSの「AiMesh」を利用してきたので、経験上大きな不満はなくシステムの信頼性は高く評価している。

■まとめ
今回各ルーターを試した結果から私的に気づいたことをまとめると、
高速のネット回線(eo光の10Gコースなど)利用し、且つ家庭内LANでの通信速度と安定性を求めるなら、
・ルーターのWiFiのスペック(理論/規格速度)はなるべく高い方が良い(実効速度と安定性を考慮するとそうなる)
・ルーターの1Gbps以上の高速ポートは、「1つしか無い」「WiFiのスペックが2400Mbps程度」の場合は利用価値がない
・WiFi用アンテナが外付けタイプの方がベター(アンテナの向き/角度が通信速度と安定性に大きく影響する)
・WiFi(無線)は「ストリーム数」が速度と安定性に影響する
 →自動車と道路の車線数の関係(車線数が多いほど高速/安全走行、渋滞緩和につながる)と同じようなイメージだと私的に考える。
・「メッシュWiFi」システムを構築するとき、親機に対してスペックの低いルーターを中継機(親機の分身)に使用すると、却って安定性や通信効率が悪くなり、トラブルが発生しやすくなる(システム上のスペックのアンバンスはトラブルを招く)
 →メーカーも「メッシュWiFi」システムのメインルーター(親機)はハイパフォーマンスモデルを推奨している
 →一人暮らしの比較的狭い居住空間なら、各社の最上位モデルのルーター1台だけ、即ち1点豪華主義でいく方がコストを含めたベストなパフォーマンスが得られる
・「メッシュWiFi」システムは親機のCPUにかなり負担がかかるので、なるべくCPU性能の高いもの(クワッドコア)を選ぶのがベター

以上をおさらいすると、
他社モデルに比べて、本機はスペック的に中途半端だという印象が強かった。
また、他のAtermモデルのラインナップは、下位モデルに有って上位モデルには無いというチグハグなところも多く、モデル選びで戸惑いや将来的に一抹の不安を与える。
私的にはAtermへ乗り換えする要素は見出せなかったという結論に至った。

★追記★
本サイトのクチコミ情報「WX3600HPを中継機にした場合、WPA3で接続できません」と同じ症状が当方でも再現した。
潜在的な問題のようだが、ファームウェア更新で改善の見込みはありそう。

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満足度2
デザイン3
設定の簡単さ2
受信感度無評価
機能性2
サイズ3
中途半端なスペックが実用的でないとわかった

eo光回線の10Gコースを契約しているので、それを活かせる家庭内のLAN環境を再構築すべく、いろんなルーターを試してみることにした。
いくつか物色しているうちに以下のモデルが手元に集まってしまった。
・BUFFALO/WXR-6000AX12S
・BUFFALO/WSR-5400AX6S
・Aterm/WX6000HP
・Aterm/WX3600HP
・ASUS/RT-AX89X
・ASUS/RT-AX86U
・ASUS/TUF-AX5400

以前から使用中だったもの
・ASUS/ZenWiFi-AX(XT8):2台ペア
・ASUS/TUF-AX3000
・ASUS/RT-AX56U

これらの使用感をもとに、本機について気になった点に絞ってレビューする。

●特長である2.5GbpsWAN(LAN)ポートが活かされない
いろんなルーターを試してみたところ、どれもWiFiの実効速度はスペック値の25%〜50%くらいが実力と言えそうだった。
本機の場合、WiFiスペック上は最大速度:2402Mbps(5GHz帯)となっているので、実効速度は600〜1200Mbpsといったところとなる。
端末(スマホやPCなど)との距離が1m程度の近距離でインターネット上の回線スピードテストサイトでの平均的な実測値は600Mbps前後になる。
端末との距離が離れるほどもっと遅くなるだろう。
つまり、eo光回線の10Gコース回線で、本機の2.5GbpsポートをWAN接続してもその高速ポートは活かされていないと言える。
通常の1Gbpsポートで十分というわけである。
2.5GbpsポートをLANポートに切り替えして、2.5Gbps対応のNASなどと接続し、近距離からPCでWiFi経由でNASへアクセスしてみても、データ転送速度は1200Mbps前後で頭打ちになる。
2.5Gbps以上の有線高速ポートを活かすには、そのポートが2つ以上あるか、または実効速度が2.5Gbps程度のWiFiが必要ということになり、本機はその要件を満たしていないと言える。

●WiFi経由での「上り/下り」の転送速度差(アンバランス)が大きい
この要因として、内蔵アンテナの取付配置が悪いか設計上においてアンテナの感度に偏りがあるなどが考えられる。
ユーザーによる個々のアンテナの向き/角度調整はできず是正は困難。
通常は端末から見て「下り(ダウンロード)」方向のアクセスが主となるので、「上り」速度が低いのはあまり気にしなくても良さそうだが、ゲームや外出先から自宅で録画保存した動画の視聴など、「上り」速度が重要となるケースがあるので、それらの用途が多い場合はこの速度アンバランスが使用状況に影響するかもしれない。

●スマホアプリの出来栄えが悪い
Atermが提供する「スマートリモコン」は出来栄えが悪すぎて利用価値が低い(ルーターや接続端末を管理できるというレベルに達していない)という印象だった。
ASUSのルーター管理アプリ「ASUSルーター」が総合的に一番出来栄えが良く(利用価値が高く)使いやすかった。
BUFFALOのアプリ「StationRader」は、Aterm「スマートリモコン」よりは少し増しというレベルだった。

●本体の設定画面(クイック設定Web)について
各設定項目のメニュー画面(ホーム画面)と各設定ごとの詳細設定画面が別ページで表示されるので、ホーム画面と詳細設定画面との移動操作が頻繁になり、ユーザーインターフェースとして非常に操作性/視認性が悪いという印象。
他社(ASUS、BUFFALO)モデルの本体設定におけるユーザーインターフェースは、設定項目メニュー(画面左側に配置)と詳細設定(画面右側に配置)が同時に視認できる仕様なので操作性が断然に良い。

●「メッシュWiFi」システムについて
Atermではこのシステムを「メッシュ中継」と呼称しているらしい。
因みに、ASUSでは「AiMesh」、BUFFALOでは「EasyMesh」と呼称している。
「メッシュWiFi」システムでは、ASUSが先駆者であり、私的にも以前からASUSの「AiMesh」を利用してきたので、経験上大きな不満はなくシステムの信頼性は高く評価している。
今回、本機とWX6000HPとの「メッシュ中継」を試すまでに至らなかった。。

■まとめ
今回各ルーターを試した結果から私的に気づいたことをまとめると、
高速のネット回線(eo光の10Gコースなど)利用し、且つ家庭内LANでの通信速度と安定性を求めるなら、
・ルーターのWiFiのスペック(理論/規格速度)はなるべく高い方が良い(実効速度と安定性を考慮するとそうなる)
・ルーターの1Gbps以上の高速ポートは、「1つしか無い」「WiFiのスペックが2400Mbps程度」の場合は利用価値がない
・WiFi用アンテナが外付けタイプの方がベター(アンテナの向き/角度が通信速度と安定性に大きく影響する)
・WiFi(無線)は「ストリーム数」が速度と安定性に影響する
 →自動車と道路の車線数の関係(車線数が多いほど高速/安全走行、渋滞緩和につながる)と同じようなイメージだと私的に考える。
・「メッシュWiFi」システムを構築するとき、親機に対してスペックの低いルーターを中継機(親機の分身)に使用すると、却って安定性や通信効率が悪くなり、トラブルが発生しやすくなる(システム上のスペックのアンバンスはトラブルを招く)
 →メーカーも「メッシュWiFi」システムのメインルーター(親機)はハイパフォーマンスモデルを推奨している
 →一人暮らしの比較的狭い居住空間なら、各社の最上位モデルのルーター1台だけ、即ち1点豪華主義でいく方がコストを含めたベストなパフォーマンスが得られる
・「メッシュWiFi」システムは親機のCPUにかなり負担がかかるので、なるべくCPU性能の高いもの(クワッドコア)を選ぶのがベター

以上をおさらいすると、
他社モデルに比べて、本機はスペック的に中途半端だという印象が強かった。
また、他のAtermモデルのラインナップは、下位モデルに有って上位モデルには無いというチグハグなところも多く、モデル選びで戸惑いや将来的に一抹の不安を与える。
私的にはAtermへ乗り換えする要素は見出せなかったという結論に至った。

★追記★
本サイトのクチコミ情報「WX3600HPを中継機にした場合、WPA3で接続できません」と同じ症状が当方でも再現した。
潜在的な問題がありそうな気がする。

参考になった6

満足度2
デザイン3
設定の簡単さ2
受信感度無評価
機能性2
サイズ3
中途半端なスペックが実用的でないとわかった

eo光回線の10Gコースを契約しているので、それを活かせる家庭内のLAN環境を再構築すべく、いろんなルーターを試してみることにした。
いくつか物色しているうちに以下のモデルが手元に集まってしまった。
・BUFFALO/WXR-6000AX12S
・BUFFALO/WSR-5400AX6S
・Aterm/WX6000HP
・Aterm/WX3600HP
・ASUS/RT-AX89X
・ASUS/RT-AX86U
・ASUS/TUF-AX5400

以前から使用中だったもの
・ASUS/ZenWiFi-AX(XT8):2台ペア
・ASUS/TUF-AX3000
・ASUS/RT-AX56U

これらの使用感をもとに、本機について気になった点に絞ってレビューする。

●特長である2.5GbpsWAN(LAN)ポートが活かされない
いろんなルーターを試してみたところ、どれもWiFiの実効速度はスペック値の25%〜50%くらいが実力と言えそうだった。
本機の場合、WiFiスペック上は最大速度:2402Mbps(5GHz帯)となっているので、実効速度は600〜1200Mbpsといったところとなる。
端末(スマホやPCなど)との距離が1m程度の近距離でインターネット上の回線スピードテストサイトでの平均的な実測値は600Mbps前後になる。
端末との距離が離れるほどもっと遅くなるだろう。
つまり、eo光回線の10Gコース回線で、本機の2.5GbpsポートをWAN接続してもその高速ポートは活かされていないと言える。
通常の1Gbpsポートで十分というわけである。
2.5GbpsポートをLANポートに切り替えして、2.5Gbps対応のNASなどと接続し、近距離からPCでWiFi経由でNASへアクセスしてみても、データ転送速度は1200Mbps前後で頭打ちになる。
2.5Gbps以上の有線高速ポートを活かすには、そのポートが2つ以上あるか、または実効速度が2.5Gbps程度のWiFiが必要ということになり、本機はその要件を満たしていないと言える。

●WiFi経由での「上り/下り」の転送速度差(アンバランス)が大きい
この要因として、内蔵アンテナの取付配置が悪いか設計上においてアンテナの感度に偏りがあるなどが考えられる。
ユーザーによる個々のアンテナの向き/角度調整はできず是正は困難。
通常は端末から見て「下り(ダウンロード)」方向のアクセスが主となるので、「上り」速度が低いのはあまり気にしなくても良さそうだが、ゲームや外出先から自宅で録画保存した動画の視聴など、「上り」速度が重要となるケースがあるので、それらの用途が多い場合はこの速度アンバランスが使用状況に影響するかもしれない。

●スマホアプリの出来栄えが悪い
Atermが提供する「スマートリモコン」は出来栄えが悪すぎて利用価値が低い(ルーターや接続端末を管理できるというレベルに達していない)という印象だった。
ASUSのルーター管理アプリ「ASUSルーター」が総合的に一番出来栄えが良く(利用価値が高く)使いやすかった。
BUFFALOのアプリ「StationRader」は、Aterm「スマートリモコン」よりは少し増しというレベルだった。

●本体の設定画面(クイック設定Web)について
各設定項目のメニュー画面(ホーム画面)と各設定ごとの詳細設定画面が別ページで表示されるので、ホーム画面と詳細設定画面との移動操作が頻繁になり、ユーザーインターフェースとして非常に操作性/視認性が悪いという印象。
他社(ASUS、BUFFALO)モデルの本体設定におけるユーザーインターフェースは、設定項目メニュー(画面左側に配置)と詳細設定(画面右側に配置)が同時に視認できる仕様なので操作性が断然に良い。

●「メッシュWiFi」システムについて
Atermではこのシステムを「メッシュ中継」と呼称しているらしい。
因みに、ASUSでは「AiMesh」、BUFFALOでは「EasyMesh」と呼称している。
「メッシュWiFi」システムでは、ASUSが先駆者であり、私的にも以前からASUSの「AiMesh」を利用してきたので、経験上大きな不満はなくシステムの信頼性は高く評価している。
今回、本機とWX6000HPとの「メッシュ中継」も当初試そうと思っていたが、他社モデルに比べてルーター単品での評価が低かったので「メッシュ中継」を試すまで至らなかった。

■まとめ
今回各ルーターを試した結果から私的に気づいたことをまとめると、
高速のネット回線(eo光の10Gコースなど)利用し、且つ家庭内LANでの通信速度と安定性を求めるなら、
・ルーターのWiFiのスペック(理論/規格速度)はなるべく高い方が良い(実効速度と安定性を考慮するとそうなる)
・ルーターの1Gbps以上の高速ポートは、「1つしか無い」「WiFiのスペックが2400Mbps程度」の場合は利用価値がない
・WiFi用アンテナが外付けタイプの方がベター(アンテナの向き/角度が通信速度と安定性に大きく影響する)
・WiFi(無線)は「ストリーム数」が速度と安定性に影響する
 →自動車と道路の車線数の関係(車線数が多いほど高速/安全走行、渋滞緩和につながる)と同じようなイメージだと私的に考える。
・「メッシュWiFi」システムを構築するとき、親機に対してスペックの低いルーターを中継機(親機の分身)に使用すると、却って安定性や通信効率が悪くなり、トラブルが発生しやすくなる(システム上のスペックのアンバンスはトラブルを招く)
 →メーカーも「メッシュWiFi」システムのメインルーター(親機)はハイパフォーマンスモデルを推奨している
 →一人暮らしの比較的狭い居住空間なら、各社の最上位モデルのルーター1台だけ、即ち1点豪華主義でいく方がコストを含めたベストなパフォーマンスが得られる
・「メッシュWiFi」システムは親機のCPUにかなり負担がかかるので、なるべくCPU性能の高いもの(クワッドコア)を選ぶのがベター

以上をおさらいすると、
他社モデルに比べて、本機はスペック的に中途半端だという印象が強かった。
また、他のAtermモデルのスペックを見直してみると、下位モデルに有って上位モデルには無いというチグハグなところも多く、メーカーとしてのポリシーの無さがモデル選びで戸惑いや将来的に一抹の不安を与えるようなところでもある。
私的にはAtermへ乗り換えする要素は見出せなかったという結論に至った。

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