『ムーンウォッチ プロフェッショナル マスタークロノメーター』 オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル コーアクシャル マスター クロノメーター クロノグラフ 42MM 310.30.42.50.01.002 Pon-Skaさんのレビュー・評価

[Pon-Ska]

2021年5月26日 23:25 [1457379-1]

満足度	5

デザイン	5
ブランド性	5
機能性	3
操作性	5
レア度	3
装着	5
耐久性	5
フォーマル	4
カジュアル	5

ムーンウォッチ プロフェッショナル マスタークロノメーター

【デザイン】
初見ではブレスが変わったぐらいにしか見えないでしょう。
細かく見るとベゼルのドットオーバー90、文字盤のステップダイヤル、振動数に合わせた秒目盛（1/3刻み）への変更など、玄人好みのデザインに変更されていることが見て取れます。
分針とクロノ秒針の先端が曲げられていることも高級感に一役買っています。

【ブランド性】
安定のオメガ。メーカー５年保証です。

【機能性】
新型ムーブメント3861を搭載することで、日差0〜5秒以内、15000ガウスもの耐磁性を備えたマスタークロノメーター仕様の機械式クロノグラフに変貌しました。
デイリーユースで磁力を気にすることなくストレスフリーに使えるのは大きいですね。サファイアクリスタルを選択したのもこの部分が大きいです。
ハック機能も付いて時間合わせもしやすくなりました。
携帯精度も低振動にしては信じられないぐらい良いです。

【操作性】
1861に比べ、リューズの巻き心地が滑らかになっていると感じます。カリカリと手に伝わる感触が心地良いです。
プッシュボタンは従来と同じカム式なので起動時の針飛びは見られるものの、押し心地は改善されたように思います。

【レア度】
出始めたばかりなのであまり見ませんが、今後流通が安定してくるでしょう。

【装着】
コマを抜いた状態で120g強と、他のSSブレス時計と比べ軽く感じます。
新型ブレスレットになったことで着け心地がよくなりました。緩めではなくピッタリと調整することでヘッドも動きもなくなります。
地味に Lug to Lug を短くしているのも装着感の向上に寄与していると思います。

【耐久性】
NASAにも認められた腕時計のアップデート版ですから期待したい部分です。
数か月使用していますが何の問題もなく動いています。

【フォーマル】
私は問題なく使います。

【カジュアル】
過度に主張せず馴染んでくれます。

【総評】
手巻きに抵抗がなければ、機械式クロノグラフはこれを買っておけば間違いないというぐらい完成されています。
1861プロが20万前後で購入できた時代を知っている身としては定価も随分立派になったなと思いますが、外装品質や文字盤、ムーブメントといった一連のクオリティアップに加え、他ブランドも軒並み価格が上昇している昨今を考えると、致し方ないところでしょうか。
何より、ムーンウォッチ大変革のタイミングで手に入れることが出来るのはとても幸運だと思います。
唯一の不満は、ベゼルがセラミックでないことです。今のオメガが出し惜しみするとは思えないのですが、アルミにしなければいけない理由でもあるのでしょうか？